1. トップ
  2. グルメ
  3. 愛媛発・最推し!「河内晩柑」とおうちで世界を旅したくなった話

愛媛発・最推し!「河内晩柑」とおうちで世界を旅したくなった話

  • 2022.5.27
  • 860 views

こんにちは。はる子です。 最近早朝からよくホトトギスが鳴いています。いいよ!頑張れ!強く生きて!私の睡眠時間なんてくれてやるさ!睡眠不足だって大丈夫。なぜならば、私の大好きなふれあい産直市福音寺に素敵な推しがお目見えしていますもの。

出典:リビングえひめWeb

私の最推しの柑橘…『河内晩柑』の季節がやってきました! 言うまでもなく、そのままで最高に美味しいんです。プリっとした果実とじゅわっとでてくる果汁。今の季節にどんぴしゃりの爽やかさ。「和製グレープフルーツ」と言われることもあるそうですが、私はグレープフルーツよりジューシーさを感じる河内晩柑のほうが好みです。 以前暮らしていた愛南町でたくさん栽培されていて、時期になるとみかんの花の香りが風にのって漂ってきていました。ちなみに河内晩柑、木まで良い香りなんです。

『河内晩柑』という名前ですが、さまざまな呼び名があります。 愛南ゴールド、美生柑、宇和ゴールド、ジューシーオレンジなどなど…愛されていますねぇ。原産地は熊本県。今は愛媛が誇る柑橘のひとつでございます。

出典:リビングえひめWeb

そのままでこんなに美味しい河内晩柑。 私は思います。きっと、河内晩柑も新しい体験をしたいんじゃないのって。 よし!河内晩柑!ともに世界を旅しようでないか! いろいろな世界の料理に変身させてあげようかと思います。

〇グレープフルーツや文旦類はお薬との飲み合わせが良くない場合がありますので、ご注意ください。

世界の料理と河内晩柑 サルサ・セビーチェ・ヤムソムオー・アチャール・塩葱醤
出典:リビングえひめWeb
メキシコ サルサ(右上)

セロリと河内晩柑がとても合う大人のサルサ。爽やかな苦味。なんと赤ワインにも合います。ハラペーニョの酢漬けを入れすぎて、ヒリヒリ辛いところを河内晩柑が消火しにいってくれました。トルティーヤチップス、やっぱり用意しとくべきだった!ずっと食べられます。 メキシコでは果物を食べるときはチリソースをかけて食べるんだそうな。テキーラ片手にいつか試してみたいです。


ペルー セビーチェ(右下)

切って和えるだけと簡単なのに、本当に美味しい。お魚はイサキを使いました。柑橘や果物をお料理に使えると、なんだか大人な気分になりますね。 お刺身の柵を果汁に浸して漬けを作ったらどんな風になるんだろう…!そのくらい河内晩柑の果汁も果肉も相性ぴったりでした。


タイ ヤムソムオー風

ヤム=混ぜる・ソムオー(ポメロ)=ザボンのような柑橘。 にんにくを入れて炒めたひき肉とエビ、干しエビや砕いたピーナッツと刻んだパクチーを、ナンプラー・唐辛子・塩と砂糖などの調味料で皮をむいたソムオーと和え、フライドオニオンやココナッツを散らす、というのがよくあるレシピ。このソムオーを河内晩柑に変更しました。 今回の記事を書くにあたって初めて知ったお料理ですが、本当に美味しかったです。 パクチー苦手だったのに、河内晩柑の香りで中和してくれるのかばくばく食べられる。(生のパクチーは手に入らなかったので、刻んであるものを使用しました)

出典:リビングえひめWeb

和えてから時間を置くと、河内晩柑とピーナッツが全部の旨味を吸って全てをまるーんとしてくれるので、ちょっと置いてから食べた方が私は好きです。あと河内晩柑の薄皮、揚げてみたらなかなかいけました。薄皮も栄養たくさんなので、こうやってチップスにするのは大有りだなぁと一人で納得。楽しい味と食感。ヤム河内晩柑!これはみなさん試していただきたい…!

タイでは、果物に「プリック・グルア」という塩と砂糖と唐辛子を混ぜたものをつけて食べるんですって。スイカに塩、のようなことなのか?酸味のある果物にもよく合うそうです。


インド アチャール
出典:リビングえひめWeb

インドのお漬物のような立ち位置・アチャール。多様なスパイスを使って作るそうなんですが、残念。うちにはコリアンダーとかフェネグリークはない。いい感じにスパイスが入っていたカレーパウダーとガラムマサラで作ってみました。 スパイスの風味もすんごいのに河内晩柑全然負けてない。後味はもはや新しいカレー。これ絶対カレーに合う(そりゃそう)。なのにちゃんと河内晩柑。甘みが増している。不思議だ… カツ丼にも合いそうです。一緒に食べたら一瞬、カツカレー感がくるんでないか、これ…


フランス バケット×河内晩柑バター(左)

口に含んだ瞬間から河内晩柑の香り。バターがすごく軽やかではちみつをかけると、もう高級ホテルのモーニングです。多分高原とかにある。 後味までこんなにさっぱり。このバターでソースを作っても美味しいんだろうな。いろいろ試してみたくなる味です。


地中海(イタリア・スペイン・ギリシャ) 軽く一品×河内晩柑フレーバーオイル

・カポナータ ・ピンチョス(トルティージャ・オリーブと生ハム) ・ヨーグルト ・飲む河内晩柑ビネガーソーダ

出典:リビングえひめWeb

作ったオイルをカポナータとヨーグルトにひとまわしかけてみました。いい香りがちゃんとオイルに移っていて嬉しい限り。このオイルと塩だけで立派なサラダができそうです。ピンチョスには、ソースのようにつけると、口の中がさっぱりして、とても良い感じです。モッツァレラがなくて作れなかったのですが、カプレーゼにもとっても合うと思います。

以前オレンジのフレーバーオイルを使ってとてもおいしかったのが冷やしトマトラーメン。仕上げにかけると、インスタントの味噌ラーメンをトマトジュースで作っただけなのにレストランかな?となりました。こちらでも試してみたいですね。この香りなら塩ラーメンのほうがいいかしら…


中国 塩葱醤
出典:リビングえひめWeb

業務スーパーの◯◯醤シリーズ人気ですよね。 最近とんと行けていないので、作ればいいじゃないの!ということで作ってみたらあら美味しい。後味がキング・オブ・爽やかになります。 ピンチョスにつけてみたり、そのまま食べちゃったり。お湯で溶いて少し醤油と胡椒をしたら、軽めのスープにもなりました。

材料は・塩河内晩柑・ネギ・ごま油。刻んだものをごま油で和えます。 本家がわからないので比較はできないのですが、お肉にはもちろんお刺身にも合いそうですね。冷奴、納豆、じゃこ天にのっけても良さそう…おつまみの幅が広がります。 ちょっと物足りない時のラーメンや締めのお茶漬けにもよいかも。時間をおいて、味が馴染むようにするととても美味しいと思います。

レシピに使った調味料たち 塩河内晩柑・河内晩柑ビネガー・フレーバーオイル・河内晩柑バター

〇皮ごと使用するため、調理前に塩と熱湯で果実をしっかり洗っています。 〇保存容器は煮沸消毒とアルコール消毒をしています。 〇今回はすべて種を抜いて作っています。種は醤油やポン酢など液体の調味料にいれてしばらくおくと、とろみがでます。

◯塩河内晩柑
出典:リビングえひめWeb

・河内晩柑…1個 ・塩…入るだけ

塩レモンの応用です。 河内晩柑はとってもジューシーですから、薄く切ろうとすると果汁が溢れ出してしまってなんだか勿体無いので厚めに切りました。腐敗防止のために、最後に蓋をするように塩を加えています。

◯飲む河内晩柑ビネガー
出典:リビングえひめWeb

・河内晩柑…1個 ・お酢…はいるだけ ・氷砂糖…お好きなように

料理に使うビネガーは、以前作った柑橘ピクルス液がいい感じにその役目を果たしてくれるので、今回は丸ごと漬け込む「飲むビネガー」を作りました。発酵させてお酢を作るか!と意気込んだのですが、果てしなく続くイノセントワールドになってしまいそうなので今回はこちらで。 炭酸で割って飲むとこれ、夏のためにドリンクです。さっぱり!美味しいです。アイスクリームを乗っけたら、色合いがきれいなクリームソーダになりそう。牛乳で割ると、ゆる〜いヨーグルトのようになります。

◯河内晩柑フレーバーオイル
出典:リビングえひめWeb

・河内晩柑の皮…1個分 ・オリーブオイル…入るだけ ・お好みでハーブ

今回2種類作ってみました。

①シンプルに皮のみ ②ハーブ(ローズマリー、タイム)と皮

出典:リビングえひめWeb

皮とオイルだけの味も知りたかったので、シンプルな一瓶を作りました。 オリーブオイルって梅肉和えにもとても合うので、今度このオイルを使って試してみます。 ハーブ入りのオイルはパンにつけるのもよいですし、卵料理、冷製パスタにもちょいとかけるだけでまた雰囲気が変わります。

◯河内晩柑バター
出典:リビングえひめWeb

・河内晩柑の皮…1個 ・バター…あるだけ

これは作っておいたなら、もう朝ごはんずっとオシャレなのでは?!というくらい見た目も味も最高でした。大変美味しかったです。香りを存分に感じられます。作り方は皮を全てすりおろして、室温に戻したバターと混ぜるだけ。これでソースなんて作ったらどうなっちゃうの…?! あと皮をすりおろした後、もけもけになった果実がすごく可愛いです。

出典:リビングえひめWeb
仕込み中のチェッロ
◯リモンチェッロ風河内晩柑チェッロ
出典:リビングえひめWeb

・河内晩柑の皮 ・ウォッカなど強いお酒(本場はスピリタス) ・砂糖 ・水

まずなるべく白い部分を削いだ(できてないけど)皮だけをお酒に漬けます。←今ココ そこから皮の色と香りを移すために、10日くらい漬け込むそうです。 そしてその漬け込まれたお酒を濾して皮を取り出し、砂糖と水を煮詰めて作ったシロップと合わせるんですって。楽しみ…

リモンチェッロ。イタリア料理のお店では見かけることがありますよね。 アルコール度数は高いのですが、甘くて飲みやすい。河内晩柑の柔らかく爽やかな香りでリモンチェッロ風がおうちで出来たならば、もう最高ですね… 初めて作るので成功するか分かりませんが、成功した暁にはこれまた河内晩柑パーティーをしなければならないなぁと考えているところです。

出典:リビングえひめWeb

いかがでしたでしょうか。 いろんな料理になってみた河内晩柑ですが、そのまんまでも美味しいのにどうなっちゃうのあなた…?!というポテンシャルを見せつけてくれました。 きっと世界にはまだまだ柑橘を使ったお料理もあるのでしょうね。 なにか面白いものを見つけたら、また河内晩柑さんと旅に出てみたいとおもいます。

これから雨が続くかもしれませんが、じめじめせずしっとり過ごしたいものです。「どうも沈みがちだな」なんて時には。「いや元気いっぱいだ」という方もぜひ河内晩柑の香りと味に癒されてみてください。 それではみなさま、ご自愛くださいませ。

元記事で読む
の記事をもっとみる