指先にアートを纏う。KAMU kanazawaでネイルワークショップが開催。

纏うようにアートをもっと身近にする。そんなワークショップが金沢市にある私設の現代アート美術館カム カナザワにて開催される。

陶芸の伝統技法をパンクにデフォルメすることで知られるアーティスト、桑田卓郎の作品をネイルアートで再現。爪を作品に、LEDライトを窯に見立て、制作過程を擬似体験しながら桑田作品への理解を深めることができる。

本ワークショップでフォーカスを当てるのは桑田の代表的な表現技法「点滴」だ。参加者はまず、この「点滴」が使用される5つの作品の中から気に入った2つをピックアップ。これをもとにビーボーンのオーナー浅野由記子が、左右1本ずつの指にネイルアートを施していく。

ここで改めて注目したいのがネイルアートの再現度の高さだろう。制作年代によって異なる“作品の肌質の再現”、土、釉薬などの素材の違い、工程に至るまで、再現度を高めるために費やした期間はなんと1年以上。普段ネイルでは使用しない制作方法も用いるなど、ここでしか体験できないスペシャルな企画となっている。

桑田卓郎が織り成す独創的で刺激的な世界観を指先に纏い、芸術への理解を深めるワークショップは5月28日（土）と29日（日）両日での開催だ。

カム カナザワ ワークショップ「Learn Takuro Kuwata's 点滴 style in gel nails」

会期／5月28日（土）、29日（日）

・事前予約制

会場／カム 金沢（KAMU kanazawa(KAMU center)）石川県金沢市広坂 1-1-52

開館時間／11:00〜18:00

定員／1日4名、合計8名

料金／15,000円 （税抜き）

予約受付開始日／5月6日（金）

https://kamu.base.shop

https://www.ka-mu.com/

Text: Mei Fujita