Disney+新作『キスシックスセンス』制作発表会の様子。主演キャストが語った見どころは？

5月25日、Disney+のオリジナルシリーズ『キスシックスセンス（Kiss Sixth Sense）』のオンライン制作発表会が行われ、主演俳優ユン・ゲサン、ソ・ジヘ、キム・ジソクと、ナム・キフン監督が出席した。

同日から配信される『キスシックスセンス』は、唇が触れるとその人の未来が見える能力を持つホン・イェスル（演者ソ・ジヘ）と、五感が過剰に発達したチャ・ミンフ（演者ユン・ゲサン）のロマンスを描いた作品。同名のウェブ小説が原作となっている。

チャ・ミンフ役のユン・ゲサンはドラマの魅力ポイントとして「ソ・ジヘさんの女神のような美貌」「ジソクさんのうるうる瞳」「王道ファンタジーロマンスの演出」を挙げた。それを聞いていたキム・ジソクは「ユン・ゲサンの神がかった演技力」を付け加え、場を和ませた。

ユン・ゲサンは「広告会社の社員たちの姿が見られる。ファンタジー要素がたくさんあるが、深みがあって面白く作った自信がある」としながら「どのように広告を企画し、作るのかが詳しく描かれている。描かれるエピソードは実際の出来事をもとに作った」と強調した。

「ファンタジーロマンスは初めて」というユン・ゲサンは、「未来が見える女と、優れた感覚を持つ男が愛し合うようになるのが面白い。台本を呼んでこれ位だと説得力があると思った」と出演のきっかけを明かした。

これまで『スピリットウォーカー』『犯罪都市』など、男臭い作品の出演が多かった彼は「自分なりにイメチェンを狙った。ジャンル映画の現場には血が多く、暗くなったりすることもある。今回は明るかったし、人々のエネルギーもよかった」と満足げに話した。

キスをすれば未来が見える超能力の持ち主ホン・イェスル役のソ・ジヘは「イェスルは立体的なキャラクターなので、さまざまな姿をお見せできそうだった」と、出演を理由を明かしている。

今回、会社員を演じたことについては「夜勤をして、鼻血を出して、コーヒーや栄養ドリンクを飲みすぎるのを見て、会社員の方々もすごく大変だというのを間接的に経験した。すべての方々を尊敬する」と感想を述べた。

天才映画監督であり、イェスルの元カレであるイ・ピリョ役のキム・ジソクは、「こういうジャンルに対する好奇心が大きかった。ファンタジーロマンスは初めてだ。あと、普段から尊敬していたユン・ゲサン兄さんが出演すると聞いて僕も出演を決めた」と明かし、「僕は俳優なので、監督の役が新鮮に感じられた。いつも現場で一緒にいる存在だったけど、監督の立場になってみると新鮮な気持ちだった」と、感想を語った。

ヒロインの元カレを演じたことについては「元カレって、一歩間違えるとカッコ悪いと思う。だからピリョは大人なイメージになるようにこだわった」としながら、「ふたり（ユン・ゲサン、ソ・ジヘ）のキスシーンがすごく多い。家で、車内で、給湯室で、あらゆるとこでキスする。僕が元カレ役に夢中だったからか、元カノが上司とこんなにキスをするのかと思って…（少し憎たらしかった）」と言って笑いを誘っている。

ナム・キフン監督は作品について「超感覚、超能力、過去が混在している話だ。見どころが満載で、キャラクターも立体感がある。未来だけでなく、過去も非常に重要な要素として働くので、見どころと言えそうだ」と紹介。ソ・ジヘは「ほかの俳優さんたちの演技が光っているし、コミカル要素も多い。そういう部分が見どころだと思う」と語った。

また、「私はわざとコミカル演技をしようというより、気取らないでやろうと思った。今まであまり見られなかったゲサンさんの面白いコミカル演技もポイントになりそうだ」というソ・ジヘのコメントを受け、ユン・ゲサンは「僕はジヘさんに比べればじっとしていたほうだ。彼女がほとんどの分量を占めるし、コミカル要素をうまく生かしている。ドラマの雰囲気を引っ張っていく」と称賛した。

最後に、ナム監督と俳優たちは「最近暗い話が多いが、（この作品は）明るくて楽しく、陽気なエネルギーが盛り込まれている。楽しくご覧いただけると思う」（ユン・ゲサン）、「最近ラブコメが減ってきているようなので、このドラマが日常の活力になれば嬉しい」（ソ・ジヘ）、「過去と現在、未来が興味深く入り混じった素晴らしいドラマだ」（キム・ジソク）、「四季を盛り込んだ。一生懸命作ったので、楽しみにしていただきたい」（ナム・キフン監督）と、視聴を呼びかけた。

『キスシックスセンス（Kiss Sixth Sense）』は、5月25日からDisney+で独占配信スタート。