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芳しい香りにビールが進む"きゅうりの香り炒め"と"たけのこのスパイスソテー"

  • 2022.5.23
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涼やかなきゅうりは炒めても美味しい。たけのこもこんがり香ばしく、コリアンダーシードとの組み合わせにお酒もすすみます。蒸し暑い初夏も、スパイスの力を借りて爽やかに乗り切りましょう!「酔いどれ料理家」を名乗る、料理研究家の稲葉ゆきえさん(通称:スヌ子先生)に、食べ慣れたお惣菜や、いつもの酒のあてを、スパイスひとふりで、ぐっと新鮮に、パッと輝く一品に変身させるレシピを習いました。

芳しい香りにビールが進む"きゅうりの香り炒め"と"たけのこのスパイスソテー"

■コリアンダーシードで変身!

コリアンダーシード
コリアンダーシード

生の葉には独特の強い香りがあり、好き嫌いが分かれるが、乾燥した種にはクセが少なく、甘くまろやか、柑橘のような香りが持ち味。和名は“コエンドロ”というが、平安時代の延喜式(えんきしき)や和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)に胡荌(こずい)の表記が見られ、朝廷で魚を食べる際に欠かせない薬味だったという。

□きゅうりの香り炒めのつくり方

さっと炒めてもおいしいきゅうり。そこにホールのコリアンダーが加わって、ちょっと芳しい酒のつまみに。


◇材料 (つくりやすい分量)

きゅうり:2本
にんにく:1/2片
コリアンダーシード:小さじ1/2(ホール)
サラダオイル:大さじ1
赤唐辛子:少々(輪切り)
ナムプラー:小さじ2
砂糖:ひとつまみ


(1)下準備
きゅうりは縦半分に切り、スプーンなどで種を取り、乱切りにする。にんにくはみじん切りにする。コリアンダーシードはすりつぶす。

(2)炒める
唐辛子を加えて炒め合わせる。

炒める
炒める
炒める
炒める

(3)仕上げる
全体に油が回ったら、砂糖とナムプラーを回しかけて火を止める。

□たけのこのスパイスソテーのつくり方

たけのことコリアンダーシードとのかけ算もまた、思いがけないリッチな出合い。焼き目や仕上げの醤油も加わり、香ばしい仕上がりに。


◇材料 (つくりやすい分量)

ゆでたけのこ:小1/2本(約150g)
ベーコン:40g(ブロック)
A :
・ 小麦粉:大さじ2
・ コリアンダーシード:小さじ1(パウダー)
・ 一味唐辛子:少々
醤油:少々


(1)下準備
たけのこは縦4つにくし形切りにする。ベーコンは太めの短冊に切る。

(2)混ぜる
Aをポリ袋に入れ振り混ぜる。たけのこの水気を拭いて袋に入れ、粉類をまんべんなくまぶす。

(3)焼く
フライパンにベーコンを並べ、中火にかける。脂が出てきたら端に寄せ、たけのこを並べ入れる。脂が少ない場合は、オリーブオイル少々(材料外)を足し、全面をこんがり焼く。

(4)仕上げる
鍋肌に醤油を垂らし、からめて火を止める。

完成
完成

――教える人

「料理研究家 スヌ子(稲葉ゆきえ)」

酒と料理をこよなく愛する家に育つ。出版社に勤めつつ二児を育て、料理家として独立。東京・日本橋「ギャラリーキッチンKIWI」で料理教室を主宰。手軽なのに華がある盛り上げレシピが得意。噺家・三遊亭遊雀を義兄にもち、定期的に「キウイ寄席」を開催。著書は『夜ふけのおつまみ』(KADOKAWA刊)など。ほかに「スヌ子のへべれけレシピ」(Amazonプライムビデオ)。


※この記事の内容は「技あり!dancyuスパイス」に掲載したものです。

文と構成:風来青 撮影:原田教正

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