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南海・山ちゃんの心理テク 【ムギ子のまじぽん使える英会話 vol.5】

  • 2015.9.29
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ハロージャパン! ライターの尾崎ムギ子です。

「ハロージャパン」というのは、マイケル・ジャクソンの物まねをしているマイコーりょうさんの決めゼリフです。わたしが突然、言い出したわけではありません。念のため。

南海・山ちゃんの心理テク 【ムギ子のまじぽん使える英会話 vol.5】

イラスト/尾崎ムギ子

先日、とってもエクセレントなことがありました。

南海キャンディーズ・山里亮太さんの著書『天才になりたい (朝日新書)』のブックレビューを書いたところ、なんと山里さんご本人がTwitterで記事をリツイートしてくださったのです…! ありがたき幸せ…!

種明かしをしますと、トークライブのアンケートに「記事読んでください!!!!!!!!」と書きまして、そりゃあ、読まないわけにもいかないよね、ということでした。

■第5回:共犯関係を築く

このライブのタイトルは、「山里亮太の140」。年に数回、不定期で開催されています。

140というのはTwitterの文字数のことで、山里さんが自身のTwitterを振り返るという趣旨です。「え…そんなことまで言っちゃって…大丈夫なの!?」と、思わず心配してしまう発言もあるのですが、これが大丈夫なんです。

なぜならお客さんは、「ドアを開けるとライブで聞いたことは“すべて忘れる”魔法」にかかるからです。

ドアを開けると“すべて忘れる”…

すべて忘れ…

…るはずはなく、バッチリ覚えています。なんなら抱腹絶倒な一言一句、忘れまいと脳の海馬に刻みこんでいます。

このダブルクォーテーションマーク(“……”)は、「こうは言うけど、実際は違う」ということを暗に示しています。英語圏では、「air quotes(エアークォーツ)」といって、該当箇所を指で「ちょんちょん」とジェスチャーします。

You'll be under a spell of "forgetting everything” once you open the door, right?

(ドアを開けたら、“すべて忘れる”魔法にかかりますよね?)

南海・山ちゃんの心理テク 【ムギ子のまじぽん使える英会話 vol.5】

イラスト/尾崎ムギ子

日本語でも、「言わないでください」より、「“忘れ”ますよね?」のほうが、威圧感があって効果的です。

実際にこのライブ、2011年6月のスタート以来、一度も内容が外に漏れたことはないそうです。ひとえに、山里さんとお客さんとの間に「共犯関係」が成立しているからだと思います。あの空間で一緒に笑ったからには共犯者、という。

そうなると、「次も見届けたい」という心理が働きまして、わたしは今年の大みそかも「山里亮太の140~カウントダウン~」に行く予定です。ひとりで行きますが、全然さみしくなんかありません。ほんとうです。

今年も残すところ、あと三か月。

早いんだか遅いんだか、判断しかねる微妙な時期ですね。

【本日のまとめ】

言外の意味を込めるには、“……”を、指でちょんちょん、とジェスチャー。

(尾崎ムギ子)

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