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経営者と不倫…玉の輿を諦められなかった「人妻のエグすぎる悲劇」【後編】

  • 2022.5.21
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20代の頃に経営者の男性からモテた経験から、玉の輿に憧れていたものの、夢を諦めて普通の会社員と結婚した絢さん(当時32)。しかしある時、久々に足を運んだ華やかなパーティーの場で、スペックの高い男性陣からチヤホヤされたことによって、絢さんは今の夫・裕太さんと結婚したことを後悔するようになったのです。

友人に「離婚直前」と嘘をつき、出会いの場へ…

「そもそも私が裕太と結婚したのは、早めに結婚しておかないと一生独身かも…と不安だったから。でも久々のパーティで自分はまだまだモテるんだということを実感して、焦って裕太と結婚したのは間違いだったかもと思うようになりました」

それ以来、絢さんは昔の遊び仲間であり人脈の広い友人に頼み込んで、たまに夜のイベントや飲み会に声をかけてもらうようになったのです。

「その友人には、『最近夫とは離婚前提の別居中だから、気晴らしに時々飲みの場に誘ってほしい。離婚も確定しているし、素敵な男性がいたら紹介して』と頼んであったんです」

それを聞いて同情した友人は、頻繁に絢さんを誘ってくれるようになりました。そしてある時彼女の紹介で、翔さんと出会ったのです。

「翔は、今勢いのあるスタートアップ企業の経営者。年齢は私の3つ下なのに成功していて、見た目もカッコいいんです。翔とは出会ってすぐに深い仲になりました」

夫を騙して、経営者男性と深い仲に

家では良い妻の仮面を被っていたので、夫はまさか絢さんが不倫をしているとは、全く気づいていない様子だったそう。

「デートのたびに、夫には仕事で遅くなると伝えていました。『コロナ禍で規制されていたイベントやパーティが再開してきたから、これからは夜遅くなる日が増えると思う』と説明してあったので、嘘だとは思わなかったようです。

翔と不倫しているとはいえ、すぐに裕太と離婚する勇気はありませんでした。離婚したところで再婚できる保証はないからです。翔が結婚しようと言ってくれるまでは絶対離婚せず、夫婦生活を維持しようと思っていました」

こうして絢さんと翔さんの秘密の関係は、半年以上続きました。

「翔は、まさに理想の男性でした。夫が絶対に連れて行ってくれないようなレストランに連れて行ってくれたり、高級車でドライブしたりと、デートも本当に素敵。やっぱり私はこれくらいレベルの高い男性じゃないと満足できないんだと実感しましたね。でもある時、とんでもないことが起こったんです…」

全てを知っていた夫

その日も仕事のイベントだと嘘をつき、絢さんはデートを楽しんで帰宅。すると、夫の裕太さんが無言で待ち構えていました。そして突然、離婚届を突きつけられたのです。

「なんと裕太は、私の不倫に前から気づいていたんです。きっかけは、私に翔を紹介してくれた友人でした。その友人は裕太のことも知っているのですが、ある時たまたまバッタリ会ったのだとか。その際に『別居中って聞いてるよ!』と友人が裕太にしゃべったらしく…。驚いた裕太が『別居中って何のこと!?』と彼女を問い詰めて、全てを聞いてしまったんです。友人と裕太は今は全く連絡をとっていないと聞いていたので、油断していました…」

こうして不倫が夫にバレてしまい、離婚することになった絢さん。気になる不倫相手の翔さんとの関係はどうなったかというと…。

「翔には私以外に何人も女性がいて、そもそも本気じゃなかったようです…。面倒なことは嫌いだと言われてあっさり捨てられてしまいました。玉の輿に乗るどころか、裕太からは慰謝料も請求されており、本当に馬鹿なことをしたと心から反省しています」

こうして夫と不倫相手の両方から突き放され、独りになってしまった絢さん。人生はうまい話ばかりではありません。欲を出しすぎると、結局は全てを失い、何も手に入れることはできないのかもしれません。

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©Maria Korneeva/Gettyimages

取材・文 小泉幸

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