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=LOVE・野口衣織のアニメ連載!何周も見るほど大好きな「夏目友人帳」を語る【連載:いおはにほへと。#8】

  • 2022.5.20
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=LOVEの野口衣織が「夏目友人帳」を語る!
=LOVEの野口衣織が「夏目友人帳」を語る!

【写真を見る】まるでロボット!?のような=LOVEの野口衣織

指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ・=LOVE(イコールラブ)のメンバーであり、アニメ好きの野口衣織が「神セリフ」からアニメの魅力をひもといていく連載企画。第8回では、TVアニメシリーズ6作に加えてOVA、劇場版も公開されているロングシリーズ「夏目友人帳」について語る!※この記事には、作品のネタバレが含まれています。

「夏目友人帳」ってどんな作品?

小さい頃から妖怪を見ることができた少年・夏目貴志(CV.神谷浩史)は、祖母レイコの遺産「友人帳」を受け継ぎ、自称用心棒のニャンコ先生と共に、そこに名を縛られた妖怪たちに名を返す日々を送ることに。

妖と、そこに関わる人との触れ合いを通して、自分の進むべき道を模索し始めた夏目は、想いを共有できる友人たちにも助けられながら、大切な日々を守る術を見つけていこうとする。人と妖、交わらないはずの両者の素朴で繊細な心の機微を描く物語。

見れば見るほど、面白い作品です!

「夏目友人帳」は名前だけずっと知っていて、多くの人に愛されてることも知ってたんですけど、最近まで見たことがなかったんです。なんとなく、入るきっかけが無くて…。でも、1周まわって「今こそ見るタイミングかも!」って思う日が唐突に来たんですよ(笑)。それが去年くらいだったと思うんですけど、それで見始めた途端、すっごい好きな世界観だとわかって一気にハマっちゃいました。

多分、映画も含めて、全話を通して10周くらいは見てるんじゃないかな? 夏目の人としての深みや、妖に対して情が移っていく様子が感じ取れますし、ストーリーの感慨深いところも見えてくるので、見れば見るほど面白い作品だなぁと思います。

そして「夏目友人帳」はシリーズが長いこともあって、クールを重ねることにより映像が美しくなっているような気がして、そういうところからも「こんなに長く続いている作品なんだ」って感じられます。

単純なセリフに、すごく考えさせられます

「人とは大抵 何かしら捜しているものだと思っていた」モコ

(「夏目友人帳 OVA いつかゆきのひに」より)

これは、ある雪の日に夏目が出会った、「何かあったかいもの」を捜していたモコモコの妖のセリフ。このモコが何を捜していたのかは、是非本編を見ていただきたいのですが…このセリフも含めて、夏目の周りにいる妖たちの考えの単純さって、人間にはないものだなぁと思います。単純すぎて複雑というか…確かに言われてみればそうなんだけど、私の中にその考えなかった!って気付かされるみたいな。

こういう単純なセリフの中に意味を見出すのは、多分何回も見ているからだと思います。モコは夏目に「お前だって何か捜しているだろう?」って言うんですけど、最初は特に深く考えず「妖だからそう言ってるのかな」と受け止めていたんです。でも繰り返し見ていくうちに、夏目の生き様や過去とかもインプットされていくじゃないですか。そういうのも相まって、「妖は、夏目が何を捜していると思ったんだろう?」「妖と関わることによって奪われてしまった、普通の日常みたいなものを捜しているように見えたのかな?」って考えるのが楽しくなってきて、そのキッカケをくれたのがこのセリフでした。

生きていく上で私たちに付きまとう現実だと思います

「優しいものは好きです。あたたかいものも好きです。だから人が好きです」燕

(「夏目友人帳」第6話より)

これは、ある人を捜すために夏目に取り憑いた燕のエピソードです。妖になる前、その燕が巣から落ちたときに人間が助けてくれたんですけど、人間の匂いがついたことで兄弟と一緒に親鳥に捨てられちゃうんですよね。だから「なんで私を助けたんだ」という恨みから鬼になってしまう。でも、そんな燕を助けてくれたのも、やっぱり人間だったんです。

一度は恨んだ人間を、また好きになるキッカケとなったその人を捜していた燕。そんな燕に協力した夏目が「人を嫌いにならないでいてくれてありがとう」と言ったときに、燕が返したのがこのセリフです。

この言葉を聞いたときに、すごく難しいなと思って…。人間側の考えとしては、最初に燕を助けた人も、2番目に燕を助けた人も同じ気持ちだったはず。でも、燕側の状況で結果が変わってしまった。こんな風にちょっとした違いで未来が変わってしまうのも、生きていく上で私たちに付きまとう現実だなって考えさせられましたし、最終的に「人はあたたかいから好きだ」と言えた燕の心の優しさにも感動しました。

不器用な夏目の成長も愛おしいんです

夏目は、この世で一番性格が良いんじゃないかなと思ってます(笑)。本当にいい子なんですよ! たとえば、「自分は妖が見える」ということを、相手に話すか話さないかを決める基準。もちろん、ベースとしてはできるだけ話さないようにしたいと思っている。でも、その話さない理由が「どうせ信じてくれないから」とかじゃなくて、「心配させたくないから」なんですよね(泣)。

生き方がすごく不器用なんだけど、不器用なりの優しさがずっとあって、人間らしくて。本当に良い子だなぁ、もっと周りを頼って良いのになぁって思うけど、そういう生き方が身についちゃってる。でも、回をかさねるごとに笑顔が増えていったりとか、自分の弱みを仲間に見せられるようになっていく夏目が愛おしくて、成長が見られるのも素敵だなって思います!

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