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「hideって誰?」hideの特別企画展、金山・旧ボストン美術館で開催中

  • 2022.5.20
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外観
出典:リビング名古屋Web

金山・旧ボストン美術館で開催中の『PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000(サイコビジョン ヒデ ミュージアム シンス 2000)』展に行ってきました。

キャッチコピーは、「hideって誰?」。 誰も何も、言わずと知れたロックスターのhideですが、これはご本人が皮肉とユーモアを込めてアートグラフィックや作品タイトルに使っていた"Who's this ugly pinkmachine?"(このピンクの異端児は誰?)という言葉に由来しています。

テーマは、“hideが見据えた未来”
エントランス
出典:リビング名古屋Web

※会場はすべて撮影不可。取材のため特別に許可を得て撮影させていただいています。

X JAPANのギタリスト“HIDE”として、そしてソロアーティスト“hide”(hide with Spread Beaver/zilch)として、今なお日本の音楽シーンに多大な影響を与え続けているhide(ヒデ)。

この企画展は23回忌のメモリアルプロジェクトの一環で、名古屋は2020年の東京に続く2ヶ所目。今回から登場する新しいギターの展示もありますし、フォトスポットではスマホのARアプリでhideの姿が浮かびあがる様子なども体感できます。

企画展は“hideが見据えた未来”をテーマに5つのゾーンで構成され、幼少期からロックへの目覚め、初めて結成したバンド横須賀サーベルタイガー、X JAPAN、そしてソロ活動へと、hideの軌跡とともにゆかりのある品々、約300点が展示されています。

CDのノベルティや手書きの歌詞ノートなどデビュー後の品々も貴重ですが、パスポートや卒業アルバム、美容学校時代の名札などを見ると、ご家族に愛されていたことが察せられます。

フォトグラファー 管野秀夫氏の写真で辿るhide
写真
出典:リビング名古屋Web

hideを撮り続けたフォトグラファー管野秀夫氏の写真たちは、1枚1枚が生き生きとしていて、hideの分身のようです。

撮影風景を映した動画には、カッコつけたhide、少し照れたようなhide、まっすぐに前を見据えるhide…。 カッコいい人だなあ、と、今さらながらに実感します。

最後のゾーンは、亡くなる3日前の撮影風景。ここは、ネタバレは控えますね。 ファンの方は、ぜひ会場に足を運んでください。

衣装とギターに釘付け!
ピンクチェック
出典:リビング名古屋Web

写真と並ぶ展示の目玉は、衣装とギター。ヴィジュアル系という言葉の起源とされるhideなので、それはもう圧巻!※ ヴィジュアル系という言葉が誕生した当初は“派手な化粧をした人たち”といったイメージを持つ人もいましたが、いまや確固たるひとつのスタイルとして認知されていますね。

企画展のメインヴィジュアルにもなっているイエローハートのギターとピンクチェックのスーツを筆頭に、どの衣装もオシャレで、着る人の意思が感じられます。

※ヴィジュアル系という言葉は、X JAPANの『BLUE BLOOD』のキャッチコピーとしてHIDEが考案した「PSYCHEDELIC VIOLENCE CRIME OF VISUAL SHOCK」が起源とされています。

ギター
出典:リビング名古屋Web

そしてギターも、Yoshikiの透明ピアノとお揃いの透明ギターや、急逝前日にテレビの視聴者プレゼント用サインを入れた黄色いギターなど、ひとつひとつが特別な一本です。

hideが亡くなったのは34歳。わたしは当時大学生で、衝撃的ではあったもののその若さがピンと来ていなかったように思います。 でも今この展示を見て、これらがたった34年に詰まっていたのかとその濃さとスピードに驚くばかりです。

hideって誰?
ロックンロール
出典:リビング名古屋Web

「hideはもちろん知ってるけど、ファンとまで言えなかったし…」 「カッコいい展覧会っぽいけど、よく知らないアーティストだし…」

カリスマアーティストだからこそ、「自分なんかが行っていいのかな」と迷ってしまうかもしれません。

でも、この展覧会のキャッチコピーは「hideって誰?」。 hideの魅力に触れるのは、今からだって遅くありません。

ミュージアムショップ
出典:リビング名古屋Web

ミュージアムショップももちろん大充実。こちらもじっくり見たくなりますので、時間に余裕を持っておでかけくださいね!

※会場はすべて撮影不可。取材のため特別に許可を得て撮影させていただいています。

PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000 会場:金山南ビル(旧名古屋ボストン美術館) 会期:2022年4月22日(金)~6 月20日(月) 午前10時〜午後7時まで(最終受付は午後6時30分まで) 公式サイト:PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000

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