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ダニエル・ラドクリフとトム・フェルトン、再共演の条件は? 『ハリポタ』卒業後の歩み

  • 2022.5.20
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『ハリー・ポッターと秘密の部屋』(写真提供=Everett Collection/アフロ)

J・K・ローリングによる同名ファンタジー小説を映画化した『ハリー・ポッター』シリーズの第1作となる『ハリー・ポッターと賢者の石』が公開されてから、早くも20年もの月日が流れた。

それを記念して、2021年に米HBO Maxにて同窓会番組『ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ』が配信。主要キャストとスタッフが集結し、撮影秘話や思い出話に花を咲かせて大きな盛り上がりを見せていた。ハリー・ポッター役で主演を務めたダニエル・ラドクリフやハーマイオニー役のエマ・ワトソンをはじめ、子役キャストは本シリーズに大抜擢されてスター街道をまっしぐら。子役で有名になったスターは名声に溺れたり、ドラッグやアルコール依存の問題を抱えたりなど道を踏み外しやすい傾向にあるが、『ハリー・ポッター』の子役キャストに関しては、このケースは当てはまらないと言えるだろう。

そんな才能あふれる、まっとうな元子役キャストたちが同窓会番組で久しぶりに再会したわけだが、彼らが他のプロジェクトで再タッグを組むことはあるのだろうか。おそらくファンが答えを知りたいだろう質問に、ハリーを執拗にいじめていた悪役的なキャラクター、ドラコ・マルフォイを演じたトム・フェルトンが、ラドクリフとの再共演には“条件”があるとDigital Spyにて回答している。「僕たちは、まったく違う形で何かをやろうと話をしていて、ダニエルと僕が再び一緒に仕事をするときは彼が悪役で、僕がヒーローになるというアイデアをよく冗談で言っているんです」と答えていた(※)。

どうやら、フェルトンはラドクリフとの再共演を望んではいるものの、『ハリー・ポッター』で彼らが演じたキャラクターと同じ相対関係を繰り返したくはないようだ。

10年間にわたってマルフォイを演じたフェルトンは、タイプキャストを懸念してヴィラン役を避けてもおかしくなさそうだが、意外やすぐに悪役へカムバック。『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(2011年)で施設の霊長類を虐待するドッジ役を演じ、マルフォイ顔負けのヴィランを余裕の演技でこなしていた。そして、本格的にドラマ界へ進出した『MURDER IN THE FIRST/第1級殺人』シーズン1(2014年)では、IT業界のカリスマ起業家だが傲慢で冷徹、ソシオパスのようなエリック・ブラント役を怪演。すっかり悪役が板につきつつあった2016年に、DCドラマ『THE FLASH/フラッシュ』シーズン3で一度はダークサイドに転落しそうになった科学捜査班のメンバー、ジュリアン・アルバートという繊細かつ複雑なキャラクターを好演した。フェルトンは、自分の演技が最も映えるキャラクターを自覚している印象を受けるが、ラドクリフとの再共演が実現するならば、『ハリー・ポッター』の逆をいくキャスティングの方がチャレンジし甲斐があって、観客にもアピールできると思っているのかもしれない。

では、『ハリー・ポッター』シリーズ卒業後のラドクリフの歩みはどうだろうか? すぐに悪役へ戻ったフェルトンに対し、ラドクリフは丸メガネの魔法使い役のイメージを払拭しようと努めていたように見える。『キル・ユア・ダーリン』(2013年)ではメガネ姿に変わりはなかったものの、実在のビートニク詩人であるアレン・ギンズバーグ役で出演。『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』(2016年)では初の悪役に挑戦し、“金がすべて”を体現したようなナルシストのウォルター・メイブリー役を違和感なく演じ切った。また、新作ドラマ『Weird:The Al Yankovic Story(原題)』では“替え歌王”の異名を誇る実在のミュージシャン、アル・ヤンコビックを演じるという驚愕のキャスティングで話題をさらい、意図的に異なるタイプのキャラクターに挑み続けているようだ。

『ハリー・ポッター』シリーズに別れを告げて以来、かなり相反するキャリアを歩んで来たフェルトンとラドクリフ。そんな2人が再タッグを組むとしたら、やはりフェルトンが望むような“逆キャスティング”が、今の彼らにとっては似つかわしいような気がする。彼らの再共演が実現することを期待したい。

・参照
https://www.digitalspy.com/movies/a39956657/harry-potter-tom-felton-daniel-radcliffe-reunion/

(Hollywood)

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