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ボン・マルシェ食料品館に集合した、ポルトガルの食いしん坊図鑑。

  • 2022.5.18
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ボン・マルシェ食料品館で7月7日まで開催のポルトガル食料品展「Quel Régal」。

カステラに衛生ボーロに鶏卵素麺……日本の甘い味の歴史には“南蛮”渡来の味がある。南蛮とは、卵と砂糖をたっぷりと使ったお菓子の国ポルトガルである。デパートのボン・マルシェの食料品館「La Grande Epicerie(ラ・グランド・エピスリー)」では、7月7日まで甘味だけに限らずポルトガルの新旧の美味220点を集めて「Quel Régal(なんたるご馳走!)」展を開催中だ。スイーツ、調味料、魚の缶詰や瓶詰め、ビールにワイン……幅広い品揃え。各分野、どことなく郷愁をそそる素朴さが魅力のパッケージも見つけられる。このポルトガル食品フェアのポスターも、お菓子のレースペーパーを連想させるチャーミングなものだ。

左から、Paupérioのビスケット詰め合わせ缶(14.90ユーロ)、Ilhopanのマデイラ島のトウキビ砂糖を使ったお菓子(8ユーロ)、Bettina & Niccolò Coralloのひと口チョコレート(23ユーロ)、Feitoria do Cacaoのホワイトチョコレート(6.45ユーロ)。

左から、Piacereのパステル・デ・ナタ味の紅茶(9.50ユーロ)、Familiarの鯖のトマトソース缶(10.20ユーロ)、Can the Canのサーディンの魚醤(16.90ユーロ)、Saloioのオリーブオイル(3.50ユーロ)。

左から、Manteiga Bouaの保存料不使用のバターはフルール・ド・セル、タイム、ガーリック、海藻、チョリソー(写真/4.10ユーロ)の5種の味。La Guildiveのビオのオリーブオイル・サーディン(6ユーロ)。Can the Canのマグロのスライス(14.50ユーロ)。

フロアの一角に設けられた、1982年創業のポルトガル料理のケータリングで有名な「Canelas(カネラス)」のイートイン&テイクアウトのコーナーが人気だ。軽食には、おなじみ干し鱈のコロッケほか、バーのカウンターなどでもおなじみの揚げ物各種。パステル・デ・ナタに始まり、スイーツはこれでもか!といわんばかりの、ポルトガルの伝統的な味のオンパレードである。パリ旅行のついでに、ここに来ればポルトガルの食の旅も満喫できそう。

Canelasによるポルトガルの味をイートインまたはテイクアウトで。パステル・デ・ナタはチョコレートやココナッツ味もある。photos:Mariko Omura

「Quel Régal」展開催中~7月7日La Grande Epicerie  de Paris38, rue de Sèvres75007 Paris営)8:30~21:00(月~土)10:00~21:00(日)無休

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