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アクセサリーの秘密

  • 2022.5.16
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ネックレスに、ピアスやイヤリングに、指輪……アクセサリーって、いくつになっても乙女ゴコロをくすぐります☆ 実はそのアクセサリーそのものが、“幸運を運んでくれるアイテム”だった、ってご存知でしたか? いったいどんな幸運なのかというと……

ある朝、出かける準備をしていて、

「そうだ。今日はアクセサリーでもつけていこうかな♪」

なんて、ちょっとウキウキしながらアクセサリーBOXをのぞき込んでいた時に……ふと思ったんです。

「そういえば……いつから、どういういきさつで、人はアクセサリーを身につけるようになったんだろう?」

って。洋服はないと困るけど、ネックレスやピアス、指輪などのアクセサリーは、なくてもそれほど困らないもの。その日の気分やコーディネートに合わせて楽しんだり、結婚式など特別な日にいつもより豪華に見せるためだったりしますよね?

私達人類の歴史の中で、「イチバン最初にアクセサリーというものをつけた人」は、いったいどういういきさつから身につけたんだと思います?

以前「幸せを呼ぶ指輪のはめ方」という記事でご紹介しましたが、どの指にどんな指輪をはめるかで、運気を変えることができるらしいのです。

指輪以外にも、きっとアクセサリーそのものに、何か幸運につながるカギがあるにちがいない!

ということで、天野原みちる先生にお話をうかがってきました!

アクセサリーはどうやって生まれた?

答え:とった獲物の数を見せびらかすために、動物の牙や骨をつなげて首にかけたのがはじまりだった!!

天野原先生:最初のアクセサリーは「首飾り」で、動物の牙とか骨とかをヒモなどでつなげて首にかけたのがはじまり、と言われているの。

なんともダイタンなネックレス……(@o@)

天野原先生:狩りが主流だった原始時代の時は、「たくさん獲れたぞ!」というのを誇らしげにみんなに見せびらかすためと、「次もまた狩りが大成功しますように!」と願うために、そういったものを首にかけていたのよ。首にかけているとイチバン目立つでしょ? あとはウデに巻きつけたり、耳に下げてみたり。もともとは、魔除けやお守りのような、呪術的な意味合いのものだったんですって。メイクや入れ墨なんかも、呪術的なところから発生しているのよ。

メイクや入れ墨も?

天野原先生:そう。古代エジプトなんかでは、目の周りに独特のアイラインをしていたでしょ? 20歳になったら痛みをガマンして入れ墨を入れることでオトナになる、とされるところもあったし。そういった、身体に描いたり刻み付けたりしていた呪術的な模様の代わりに、アクセサリーが発展してきたともいえますね。

アクセサリーにはどんな意味があるの?

答え:人を守る「お守り」的役割をする

天野原先生:動物の牙や骨、貝殻などだったアクセサリーが、やがて翡翠(ひすい)や石英(せきえい)などが発見されて、そういったキレイなものへと変わっていったの。鉄などはサビてしまうけど、金や天然石は、ときがたっても磨けばまた輝きを取り戻すことから、「永遠」とか「手に入れた物や幸せがずっと続いていきますように」といった願いを込めて身につけるようになったのよ。原始時代などは、今よりももっと厳しい生活で、自然災害など、人の命が翻弄(ほんろう)されていた時代。だからなおさら永遠のものに憧れたり、祈りを込めたりしたのかな、って。神社にある、首にかけるお守りや登山者の魔除け・クマ除けの鈴、王冠や賜杖(しゃくじょう)、チャンピオンベルトなんかも「アクセサリー」の仲間に入るわね♪

チャンピオンベルトも!?

天野原先生:チャンピオンベルトは一番強い人に与えられる栄光の印。ギリシャ神話で、アポロンが月桂樹の冠をかぶったことから、王冠やティアラなども、「もっとも素晴らしい者、強い者がかぶることができる」というふうになったの。そして「より美しく貴重な物=高価な物にこそ強いパワーが宿る」という流れから、だんだんゴージャスな宝飾品が作られるようになったみたい。ローマ教皇など質素をモットーとする人達が宝石などを身に着けているのは、決してぜいたくで飾り立てているのではなく、神様につかえ、その声を聞きやすくするためなんですよね。アクセサリーをつけることで、そこに宿るパワーを得ることができるの。

そんな願いや祈りが込められたアクセサリー……つけるアイテムが何か、でそれぞれが与えてくれるパワーは変わってくるのかな?

つけるアクセサリーによって、効果はちがうの?

では、どういう意味があるのかを詳しくご紹介しましょう!

☆アイテム別アクセサリーのもつ意味☆

ネックレス(※ペンダントも含みます)

ネックレスが守っているのは、大事な首。首を守ることで、厄災や魔(悪魔)から身を守ってくれる。脳と顔が近いことから、才能や魅力を引き出す、という意味も。その延長として、恋愛・結婚運の強化に。

天野原先生:ネックレスとピアス(イヤリング)を、たとえば同じパワーストーンで作られたものを身につけるとか、セットになっているものをつけると、より効果的よ。3つをつなぐと三角形になるでしょ? 三角形ってすごく安定した形。それを自分の中に取り入れることでよりいっそうパワーが期待できるの。

イヤリング・ピアス

西洋では昔、「身体の穴から魔(悪魔)が入ってくる」と言われ、それを防ぐために、穴のひとつである耳に、飾りをつけ、魔除けに。つけていることで、耳から入ってくる嫌な情報や、悪いウワサ・知らせ、悪口などを防いでくれる。金運UPの効果も。

天野原先生:ちょっと余談なんだけど、古代エジプトでは、20歳になったら王族は「成人の証」として耳に穴をあけてピアスをすることになっていたの。あの有名なツタンカーメンは、18歳のときに亡くなってしまったから、ピアスをしていないんですって。あの時代、死者の魂は不滅でまたよみがえる、と信じられていたから、ツタンカーメンが20歳になった時にピアスができるように、ちゃんとピアスも一緒に埋葬されていたそうよ。

ブレスレット(※バングルも含みます)

ネックレスと同様に、もともとは狩りの成功・大漁・豊作などを願うもの。また西洋では、「手首を保護する輪飾り」として、 戦場で手首を切られないよう身を守るお守りを兼ねた防具として使用されたことも。大事な手を守る、ということから、才能や創造力、器用さを高める意味をもつ。

天野原先生:「手」って、物をとったり、何かを作ったり、いろいろな能力のもつ大事な部分。だから、才能や創造力とか器用さを高めたいなら、ブレスレットをつけるのがオススメよ。

アンクレット

起源は「奴隷の足輪」。結婚指輪と同じように、これをつけている女性は、恋人or夫の所有物である証明に。束縛を表すと共に、セクシーな魅力を高めてくれることから、恋愛・結婚運UPに効果あり。

天野原先生:右足首につけていると「浮気相手募集中」なんて意味もあるそうよ。

ブローチ

衣服をとめる実用的目的から生まれた装身具。古代の戦士が心臓を守るため左胸につけていた、ということから、ケガや事故から身を守ってくれる効果をもつ。

天野原先生:昔は1枚の布を衣服にしていたから、何かとめる物が必要だったの。それがブローチ。あと、古代の戦士が心臓を守るために左胸につけていたそうの。おまじない的かもしれないけれど、実際にブローチのおかげで助かった、ということもあったかもしれないわね。だから、つけていると、あなたの身を守ってくれるお守りにもなるはず。

指輪

「リング=輪」は「永遠」のシンボル。永遠の命や権力が続くことを願って指に輪をはめたのが始まり。魔除けやお守り、身分や家柄を示す物としても使われた。幸せや愛、健康がずっと続く。

天野原先生:指輪は、輪になっていて、くるくると永遠につながっているものでしょ? だから、そういうものを身につけることで、「いい状態が永遠に続きますように」っていう願いが込められているものなの。指輪は、どの指につけるかでも意味が変わってくるのよ。手はモノをつかむものでしょ? だから、幸せや運、愛をつかむのにも大事なの。よく言うのは、右はパワーを出す手、左はパワーを吸収する手ということ。たとえば幸せは右手の小指から入ってきて、左の小指から逃げていく、といわれることも。だから幸運を呼び込みたい時は右手の小指にピンキーリングを、今ある幸せをずっと手にしていたい時は左手にピンキーリングを。もちろん両方にしていてもOKよ。 (詳しくはコチラ→「幸せを呼ぶ指輪のはめ方」)

有名女優のオードリー・ヘップバーンは、プライベートではアクセサリーをつけるのをあまり好まなかったけれど、左手のピンキーリングだけはいつもしていた、という話もあるのよ。

ちょこっと豆知識コラム

婚約指輪は報酬の証!? 婚約指輪奨励のおふれも出た!

指輪が結婚に用いられるようになったのは、古代ローマ時代から。昔は金品と交換で花嫁を迎えることが一般的で、「婚姻成立後すみやかに報酬を支払います」 という誓約の証=婚約指輪だった。いわば「お金を積んで花嫁を買う」というような売買婚。「ウェディング」の「ウェッド」の語源は、「花嫁の代償として父親に支払われる金品」のことなのだそう。

また、キリスト教では「神様にちゃんとおつかえしますよ」という印、「神への契約の印」として指輪を奨励。ときの教皇「婚姻の時には指輪を用意せよ」というおふれを出してすっかり浸透し、高価な指輪を用意する慣習へとつながることに。

高価な指輪が買えた人ほど美人と結婚できたかも? でも、お金がなくても好きな人と結婚できたほうが幸せかもしれませんね…。

ティアラ

ギリシャ神話の神々ともつながりのある、ステイタスの高い装身具。成功や地位、富の象徴とも言われる。成功・地位・富・玉の輿(たまのこし)を望む人にオススメ。

天野原先生:オススメとはいっても、普段ティアラをすることなんてできないわよね。でも、ヘアクリップやヘアピンなどのヘアアクセで大丈夫。キラキララインストーンがついているものなどをつけてみてね。

天野原先生:これで、頭のてっぺんから足の先まで、網羅できたんじゃないかしら?(笑)アクセサリーは「あなたを守ってくれるもの」と思って、大事に扱ってね。汚れたらキレイにしてあげましょう。そうすればきっとアクセサリーは答えてくれるから。アクセサリーって、そのままで開運グッズなのよね。そのもの自体がお守りだから。

それに、つけているだけで、ウキウキしてきますよね!

天野原先生:そう! 指輪なんかは、時々自分の目に入ってくるでしょ? 自分のお気に入りだったり、好きな人からもらったりした指輪に目が止まって、その度にウキウキ♪ つけているだけで、キモチが変わるはず!

確かにそうですね! かわいいもの、自分の好きなものを見たら、絶対にウキウキしちゃいます♪ そんなウキウキワクワクが、マイナスになるわけがないですよね!

天野原先生:こんなに手軽にプラスの要素が手に入っちゃうんですもの。かわいいものをいっぱいつけて、かわいく、幸せになりましょう! 明るい気持ちになって幸せを感じれば、「もっと頑張ろう!」という気持ちになって、どんどん幸せがもり上がっていくはずよ。

最後にちょこっとアドバイス

つけるアクセサリーは、自分の持っているお気に入りのものでもちろんOK。何か新しいものを買いたいな、という人は、自分の年齢に合ったものを選ぶほうがオススメとのこと。

10代の人は……

「願いに合ったパワーストーンや宝石を選ぶのももちろんいいけれど、10代の子がすごく高価な純金やダイヤモンドのアクセサリーをしていたら、良くないものまで引き寄せてしまいそうに思うのよね。だからあまり高価な素材などにこだわらないで、色や形のパワー、天然石のパワーをいかしたほうが自然でいいんじゃないかな」

逆に20代、30代、40代など大人の人は……

「できれば“本物”をつけてほしいかな。人間って、不思議なもので、身につけているものによって、気持ちや立ち居振る舞いが変わってくるのよね。だから10代とは逆に、ちょっと高価なものをひとつでも持っていると、自分に自信を与えてくれるはずよ」

ひとつひとつに納得。お気に入りのアクセサリーで運気をアップさせつつ、たまには、ちょっぴり背伸びしたものも取り入れて、ステキな女性を目指していきたい、って思いました。

みなさんも、ちょっとためしてみませんか?

お話/天野原みちる先生

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