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映画『バブル』主役声優・志尊淳「難しかったのは、やっぱり声だけで表現すること」キャラクターと同じ姿勢になって声を録る?!収録の裏話を披露♡

  • 2022.5.16
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ar's Cinema Paradise

スクリーンの中で輝きを放つあの俳優から目が離せない。

今回は、映画『バブル』にて、主役・ヒビキの声優を務めた志尊淳さんにインタビュー♡

志尊淳。ar6月号より

志尊淳
1995年3月5日生まれ、東京都出身 。2014年、ドラマ『烈車戦隊トッキュ ウジャー』で主演を務め注目を集める 。近年の主な出演作にNHK大河ドラマ『青天を衝け』、日本テレビ『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』、主演映画『さんかく窓の外側は夜』などがある。映画『極主夫道 ザ・シネマ』が6/3公開。

「世界の人がどう感じていただけるか楽しみです」

このお話をいただいた時は、バブルが降り、東京が隔離される物語は究極のフィクションだと捉えていました。
それから数年経った今、描かれた内容がすべてリアルではないけれど、偶然にもいろんな出来事に置き換えられる。
この映画を観ると、この世界にあり得ないことはないのかもしれないと思いました。

難しかったのは、やっぱり声だけで表現すること。
身体に負荷がかかっていない状態でも負荷を感じている声を出さないといけないので、身体と声がかみ合っていない状態なんです。
そのテクニックが未熟な僕にできることは、同じ状況を作り出して演じることでした。
例えば泣くシーンでは、同じ姿勢になって身体に負荷を感じながら声を録らせてもらったんですよ。
友人の(神木)隆之介は声優業の経験も豊富なので、前にやり方を聞いてみたことがありました。
たしか、普段の会話口調でアニメーションにあてるとにごってしまうから、はっきりしゃべるようなアドバイスをもらった記憶があります。
今回もいっぱいいっぱいだったけど、それでも、一瞬一瞬の描写に命を吹き込むという作業はやりがいがありました。

今回、アニメーションの制作に膨大な時間が費やされていることを目の当たりにしました。
日本を代表するクリエイターたちが本気を出して、1秒のカットに長い月日をかけて作り上げています。
その熱量が伝わってくるし、ウタを演じるりりあ。ちゃんをはじめ、キャストの皆さんの演技も本当に素晴らしい作品です。

物語はフィクションでも、その中で精一杯生きているキャラクターたちの気持ちは普遍的なんですよね。
恋愛の不器用な気持ちや、過去への葛藤は共感できる部分があります。
配信もあるので、日本はもちろん世界の人がどう感じていただけるか楽しみです。

映画『バブル』
世界に降り注いだ泡〈バブル〉により重力が壊れた東京。そこは人々が生活できる場所ではなくなり、家族を失った若者たちがパルクールで遊ぶ廃墟となった。ある日、プレイ中に海へ落下したヒビキの命を、不思議な力を持つ少女・ウタが救う。なぜウタはヒビキの前に現れたのか…。二人の出会いが、世界を変える真実へとつながる。声の出演/志尊淳、りりあ。他 配給/ワーナー・ブラザース映画 5/13劇場公開、NETFLIX全世界配信中

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