生姜が爽やかに効いた"牡蠣の生姜バター丼"

バターと生姜は相性抜群。バターに生姜の香りや辛味を移したら、一気に牡蠣目掛け注ぎましょう！熱々バターが牡蠣の濃厚な旨味を引き出してくれます。バター愛あふれる料理研究家・坂田阿希子さんに、魔性の魅力を放つバター丼の美味しいつくり方を教わりました。

ほのかな辛味の生姜バターを仕上げにかけることで、牡蠣特有のクセがマスキングされ、芳しさがプラス。ご飯とがっちりタッグを組んで、濃厚な牡蠣の旨味を堪能できます。

◇材料 (1～2人分)

牡蠣：6個（むき身/加熱用）
★ 生姜バター：
・バター：30g（有塩）
・生姜：大1片分（細いせん切り）
バター：20g（有塩）
粗塩：適量
温かいご飯：茶碗2杯分（300g）
細ねぎ：適量（シブレットなど/小口切り）

（1）生姜バターをつくる
フライパンか小さめの鍋にバター、生姜を入れて弱火にかけ、生姜の水分がとんでチリチリとなるまで加熱する。

（2）牡蠣の下ごしらえ
牡蠣は塩水（分量外）で振り洗いし、キッチンペーパーで挟んで水気を拭く。

（3）牡蠣を焼き、盛り付ける
どんぶりにご飯を盛り、細ねぎを仕上げに散らす分を残して適量散らす。1と別のフライパンにバターを入れて中火にかけ、2の牡蠣を並べ入れる。焼き色がついたら返し、両面が焼けたら粗塩をふって、ご飯にのせる。

（4）生姜バターをかける
3に細ねぎを散らし、熱々にした1をかける。

フランス菓子店やフランス料理店で経験を重ね、独立。料理教室「studioSPOON」を主宰しつつ、昨秋、代官山に「洋食KUCHIBUE」をオープン。フランス料理やエスニック料理などジャンルを飛び越えておいしいものへの探究心が旺盛で、プロの手法と自らの経験を活かした生命力あふれる料理にファン多し。

この記事は「技あり！dancyuどんぶり」に掲載したものです。

文：遠藤綾子写真：原ヒデトシスタイリング：肱岡香子