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ボールが曲がるときは、クラブを短く握るか左足ツマ先を真っすぐに!

  • 2022.5.13
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セカンドショットの成功率を高めるには、フェアウェイからボールを打つことが一番です。ドライバーの飛距離も大切ですが、確実にフェアウェイをとらえる方向性を高めることもスコアアップにつながります。TPI(タイトリスト・パフォーマンス・インスティテュート)の資格を持つ秋山真凜さんによれば、ボールが右に飛んでしまいがちな人は体の硬さに問題があると指摘します。それを解決する方法を今回はレッスンしましょう!

秋山真凜さん

飛ばないと悩む人に朗報!上体が起き上がらなければ飛距離は伸びるんです!

Q:ドライバーが真っすぐ飛んでくれません。多少飛距離が落ちてもいいので、フェアウェイをキープする方法は?

A:左足のツマ先をボール半個分だけ閉じてみましょう!

もしもコースに出てボールが曲がってどうしようもない状況に陥っているなら、クラブを短く握ってみませんか? ボールの曲がりを多少なりとも抑えられますよ。通常、グリップエンドから指1本分ほど余らせて握っている人なら、指3本分余らせて握りましょう。あえてスイングを変えずに、今までと同じスイングを心がけてください。ボールを曲げたくないとか、飛距離を稼ごうとか、余計なことは一切考えずにボールを打つのがポイントです。

クラブを短く握った分、遠心力が小さくなるので飛距離は多少落ちるかもしれませんが、ボールが曲がらない分、グリーンまでの残り距離は大きく変わりません。むしろ、ミート率が上がる分、飛距離が伸びる可能性すらあります。

また、右にばかり曲がる人は体の柔軟性に問題があるかも……。バックスイングでは右足股関節の上に上体を乗せ、ダウンスイングからフォローにかけては左足股関節の上に上体を乗せながら体を回すのが正しい動きです。ところが、体が硬い人は、バックスイングでは問題なくても、インパクト以降の動きが辛くなります。その結果、腰を開いて逃げようとする動きが生まれ、クラブフェースが開いたままインパクトを迎えるので、ボールは右に曲がります。

その動きを防ぐためにお勧めしたいのが、左足ツマ先の向きです。通常はやや開いていますが、それを真っすぐにしてみましょう。左足股関節の動きをカバーしてくれるので、上体を乗せながら体をターンできるようになります。

極端な腰の開きを防げる分、インパクトでフェースの開きも抑えられるので、右への曲がりも抑えられます。

通常、グリップエンドから指1本分余らせて握っているなら、指3本分余らせて握りましょう

股関節が硬い人は、インパクトからフォローにかけて腰を逃がしてしまうので、スライスが出やすくなります

スライスが出る人は、開き気味だった左足ツマ先を真っすぐにしてみましょう

◆このドリルで飛距離アップ!練習場では狙いをしっかりと定めましょう!

ドライバーショットに限らず、アイアンショットにも言えることですが、方向性をアップしたいなら、練習場で自分がどこを狙っているのかを明確にするべきです。

単に目の前のボールを打つだけでは、自分の打球がどれだけ曲がっているのか分かりません。練習マットに対して体のラインやスタンスをスクエアに合わせても構いませんが、その場合は練習マットがどこを向いているのかチェックしましょう。

目標が決まったら、そこへ向かって打つことを意識します。ボールを打ち終えたら、その目標よりも右へ飛んだのか、左へ飛んだのかを認識します。目標を大きく外しているなら、もう一度アドレスの向きをチェックしましょう。足元にスティックやクラブを置いて、それがどこを指しているのか確かめてもいいでしょう。意外と、目標ではなく、自分が打った方向を指していることも少なくありません。その場合は、アドレスの向きを修正するだけで、方向性はアップします。

アドレスの向きが正しければ、ボールの曲がり幅を把握すること。仮に右へ大きく曲がるなら、本番ではその分、右を向けばボールは目標付近に落ちます。方向性をアップするには、自分のクセを知っておくのも大切なのです。

練習場ではもちろん、自分がどこを狙っているのか、そこに対して体のラインやスタンスが向いているのかを必ずチェックしましょう

◆秋山真凜プロフィール

秋山真凜(あきやま まりん)/1996年10月12日生まれ、福岡県出身。158cm。プロ野球「ソフトバンク」前監督で野球解説者の秋山幸二氏の娘。ベストスコア69を記録した中学時代からプロゴルファーを目指し、数々のジュニア大会で好成績をおさめる。TPI Golf Lv.2 Junior Lv.2を取得。現在は、リポーター、スポーツキャスターとして、ゴルフ番組をはじめ多数のメディアに出演。特技は英語、韓国語で、2021年のZOZO CHAMPIONSHIPでは、タイガーウッズ氏のラウンド後のインタビューも担当。『秋山真凜のYouTubeチャンネル』/インスタグラム(@marin_akiyama)

◆取材協力/南総カントリークラブ

撮影/村上悦子 取材・文/山西英希 衣装提供/テーラーメイドゴルフ

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