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ムダ毛処理の後のケアをしないとワキが黒ずむって本当?

  • 2014.8.24
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夏はムダ毛の処理の回数がぐっと増えますね。ムダ毛の処理は永久脱毛を除けば、剃る、抜く(脱毛)、溶かす(クリームなど)という3通りが主流ですが、実はいずれの処理方法も肌にかなりのダメージを与えてしまうことをご存知ですか?

画像:(c)japolia - Fotolia.com

適切な処理をおこなうことはもちろんですが、処理後のケアを怠ると、肌が炎症を起こし黒ずみになってしまう可能性もあります。

■ワキは特に黒ずみやすい場所

特にワキは処理後のケアを忘れがちな部位のためか、黒ずみをつくってしまう方が多くいらっしゃるようです。もともと熱がこもりやすく汗をかきやすいワキこそ、きちんとしたケアが必要ですから、怠らないようにしてくださいね。

さっそく、適したムダ毛処理とおすすめのケア方法を解説しますので、参考にしてください。

■まずは体のコンディションチェックから

意外かもしれませんが、まずは体のコンディションを確認してください。というのは、抵抗力が低下してしまう生理前にムダ毛の処理をするのはおすすめできないからです。抵抗力が万全でないと肌が敏感になっていることが多いため、炎症が起きやすくなっています。もちろん生理前でなくとも体調が優れないときも同様です。

<処理前の事前準備>

ムダ毛の処理時、ぜったいに止めてほしいのが、乾燥した肌に処理を施すことです。これはワキだけでなく脚や腕、お顔のムダ毛処理の際も同様ですが、乾燥している肌というのはわずかな刺激でダメージを受けやすくなっています。

ですから、お風呂にゆっくり浸かって肌をやわらかくしてからの処理がもっともおすすめ。もし時間がないのであれば、蒸しタオルで肌をやわらかくしたり、保湿クリームなどでマッサージをし、肌を整えてからおこなうのがよいでしょう。

■いざ! ムダ毛処理

<剃る>

シェービングによる処理の場合は、肌の滑りをよくするためにシェービング剤を使用しましょう。石けんやボディシャンプーの泡を使われる方がいらっしゃいますが、毛をやわらかくする成分を配合しているシェービング剤の方が、より肌にやさしく剃ることができます。

さらに、ジェルタイプのシェービング剤であれば毛や肌の凹凸が見えますので、肌を傷つける心配が少なく処理することができます。シェービング剤がなじんだら、カミソリを持つ手を(滑って肌を傷つけないよう)きちんと洗い、肌に刃を押し付けないようにして軽いタッチで剃ります。

<抜く>

お肌のことを考えるとムダ毛を抜くことはあまりおすすめできませんが、脱毛処理をおこなう際は、脱毛器、テープ、ワックスいずれを使用する場合でも毛を短くカットしてからにしましょう。皮膚が引っ張られる力を軽減し、肌ダメージを最小限にとどめます。毛抜きで処理する際は、生え際近くの皮膚を押さえながら脱毛してください。

<溶かす>

タンパク質という体毛の成分に着目し、アルカリ性の成分を用いて毛を溶かす脱毛方法。クリームが代表的ですね。パッチテストをかならずにおこない、用法、用量を守って処理をしてください。次のページからは処理後のケア方法をご紹介します。

■ムダ毛処理後のおすすめケア

<剃った後>

カミソリ負けしていないようであれば、アフターローションをたっぷり塗布します。アフターローションがなじんだら、黒ずみを防ぐために化粧水、乳液でケアします。万が一カミソリ負けをしてしまっていたら、ひやっとする程度の冷たさにした濡れタオルでワキを冷やし、消炎作用のある軟膏などを塗ります。

<抜いた後>

ムダ毛を抜いたあとはすぐに冷やします。氷などではなく、適度に冷やしたひやっとする程度の濡れタオルがいいでしょう。ムダ毛を抜いた後は毛穴が開いている状態ですので、濡れタオルで肌が落ち着いたら消毒液をコットンにしみこませワキにあてます。その後は殺菌効果のある化粧水などでケアします。

<溶かした後>

既定の時間が終了したら、まずはしっかり流します。薬剤が残っていると肌はますますダメージを受けますので、ぬるま湯など刺激の少ない温度の水でやさしく隅々まで流してください。薬剤が塗布された時点でお肌はダメージを負っていますので、ゴシゴシと洗うのは厳禁!

あくまでやさしく流し落としてください。その後は保湿クリームなどでケアしますが、スクラブ入り、フルーツ酸系など刺激のあるものはもちろんNG。肌にやさしいものを使ってください。

■もしも黒ずみができてしまったら…

ムダ毛の生える範囲は実に広範囲。場合によっては黒ずみも広範囲に及びます。ですから外側からだけのケアではなく、体の内側からの同時アプローチをおすすめします。まずはビタミンCを意識して摂取しましょう。加えて保湿効果の高いしっとり系のケアをワキ全体に施します。

そしてしばらくムダ毛処理をお休みしてから、メラニンに対するケアをおこなってください。美白といわれるメラニンケア用品は傷や炎症のある肌にとっては刺激となる場合が多いため、処理による炎症のあるうちは逆効果になってしまうことがあります。タイミングの見極めが重要です。

特にワキは汗や汚れで炎症が治まりづらい部位といえます。肌の状態をきちんと見極めたケアを繰り返すことが、黒ずみ解消に適したケアといえるのです。

夏は電車のつり革につかまるだけでワキも露出してしまいます。適したケアでどんなところもキレイでいてくださいね。

(田中 愛)

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