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ノスタルジックな長浜・黒壁スクエアへ。レトロ建築でガラスや滋賀のとっておきに出会う旅

  • 2022.5.9
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琵琶湖の北東に位置する長浜は、滋賀県でも指折りの人気観光地。安土桃山時代、織田信長から領地を与えられた羽柴(豊臣)秀吉が、初めて自分のためのお城・長浜城を築いて繁栄をもたらした町です。城下町の面影が残る長浜を旅するなら、ぜひ訪れたいのが「黒壁スクエア」。元銀行の建物を生かした黒壁ガラス館を中心とする一帯です。キラキラ輝くガラス細工や、長浜&滋賀ならではのとっておきの逸品を探しにでかけませんか。

ノスタルジックな長浜・黒壁スクエアへ。レトロ建築でガラスや滋賀のとっておきに出会う旅
ノスタルジックな長浜・黒壁スクエアへ。レトロ建築でガラスや滋賀のとっておきに出会う旅
JR長浜駅から近いアクセス抜群のまち
ノスタルジックな長浜・黒壁スクエアへ。レトロ建築でガラスや滋賀のとっておきに出会う旅
北国街道を北上。写真奥の瓦屋根の建物が黒壁ガラス館

最寄り駅はJR長浜駅。駅の東口に出ると、滋賀県一の霊峰・伊吹山の雄大な姿が正面に見えます。黒壁スクエアへは徒歩5分。道中に流れる小川は長浜城のお堀跡で、一帯には城下町の名残がそこかしこに見られます。駅前通りから北国街道に入ると、昔ながらの建物が軒を連ねていて風情たっぷりです。

長浜のシンボル、黒壁ガラス館
ノスタルジックな長浜・黒壁スクエアへ。レトロ建築でガラスや滋賀のとっておきに出会う旅
国の登録有形文化財。教会時代は白壁だったとか

最初に現れる十字路が黒壁スクエアの中心地です。クラシカルなたたずまいが印象的な黒壁一號館「黒壁ガラス館」の建物は、1900(明治33)年、第百三十国立銀行長浜支店として建てられたもの。後に他の銀行やカトリック教会などへと受け継がれ、1989(平成元)年、第三セクターがまちの象徴として黒壁ガラス館を開き、ガラスの魅力を織り交ぜたまちを創り上げていったのです。

国内外のバラエティ豊かなガラス製品
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銀行時代の窓口も残る1階のフロア

館内にはおよそ3万点を超えるガラス製品が集います。1階には、ガラスのアクセサリーや小さなガラス細工、昭和の復刻レトログラスなど多彩にそろいます。八角形と四角形の木を亀甲柄に組み上げた瀟洒な天井には、イタリアから取り寄せたというガラス製のシャンデリアが煌めいています。

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チェコの香水瓶2200円~

2階には、オーストリアやヴェネツィア、ボヘミア、ドイツなど世界中から買い付けたガラス製品が並びます。人気は、チェコの村で手作りされた希少な香水瓶や、デザイン性と機能性を併せ持つガラスペンです。

ガラススタジオとオルゴール館
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ピラミッド型の噴水とベンチもガラス製

ガラス館の北隣は二號館「黒壁ガラススタジオ」。ガラス職人や作家ものの器が並びます。1階の工房では職人による吹きガラスの製作実演を窓越しに見学することもできます。

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蔦がからまる黒壁オルゴール館

まるで絵本の世界にでてきそうな三號館「黒壁オルゴール館」は、曲や飾りを組み合わせて世界にひとつだけのオルゴールが作れる「デコレーションオルゴール体験教室」が人気。館内には日本製の大きなディスクオルゴールがあり、ワンコインで全12曲のなかから好きな曲を選んで試聴できます。うっとりするほど美しい音色なので、時間があればぜひお試しを。

滋賀のいいものをセレクト「黒壁AMISU」
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黒壁AMISUは黒壁ガラス館の斜め向かい

五號館は、長浜や滋賀県の逸品を扱うセレクトショップ「黒壁AMISU(アミス)」です。AMISUとは「見たて」の意味を込めた独自の表現。老舗の銘菓や1200年の伝統をもつ朝宮茶、近江牛を使ったカレーやごはんのおとも、湖魚の佃煮や鮒寿司、蔵元の日本酒など滋賀が誇る名産品が多彩にそろいます。パッケージデザインも素敵なので、おみやげにおすすめです。

周辺には、趣のある建物を生かしたカフェやレストラン、アンティークショップ、焼鯖そうめんやビワマス寿司などご当地グルメが楽しめるお店も。また、駅の反対側を西へ5分歩けばそこは琵琶湖。観光船が往来する長浜港や長浜城(現在は歴史博物館)、城跡に作られた緑豊かな豊公園(ほうこうえん)も近くにあるので、一日たっぷり楽しめますよ。

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