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エキゾチックな香りが食欲を刺激する"仔羊のスパイシーロースト"

  • 2022.5.9
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塊で焼いて切り分けるからこその、絶妙なロゼ色のラム肉が楽しめます。タイムやローズマリー、クミンなどのエキゾチックな香りも食欲を刺激!開放感たっぷりの外で飲むお酒、味わうごはんは気持ちいいし、美味しいですよね。そんな「外ごはん」のために、東京・新富町のフレンチ「ビストロシンバ」の菊地佑自さんが本気で考えた、オープンエアな美味レシピをご紹介します!

エキゾチックな香りが食欲を刺激する"仔羊のスパイシーロースト"

■“仔羊のスパイシーロースト”のつくり方

ラム肉は冷えていると火が通りにくいので、冷蔵庫やク ーラーボックスから出して室温にもどしてから焼くこと。スパイスは最初から入れてしまうと焦げるので、肉に火が通ってから加えて香りを立たせるのがコツだ。


◇材料 (4人分)

ラム肉:500g(フレンチラムラック)
にんにく:4片(皮付き)
じゃがいも:1個分(6~8等分のくし形切りにして蒸す)
タイム:2~3枝
ローズマリー:2~3枝
塩:適量
黒胡椒:適量
オリーブオイル:大さじ2
★ [ミックススパイス]:
・ 赤唐辛子:2本(種を除く)
・ パプリカパウダー:7g
・ クミンシード:4g
・ コリアンダーシード:2g
・ 黒粒胡椒:1g
・ ジンジャーパウダー:1g
・ ガラムマサラ:1g


(1)スパイスをつぶす
[ミックススパイス]の材料をすり鉢に入れ、すりこ木で細かくつぶす。

スパイスをつぶす
スパイスをつぶす

(2)下味をつける
ラム肉は室温にもどし、焼き縮みを防ぐために、脂身に格子状に包丁を入れる。全体に塩、黒胡椒をふって下味をつける。

(3)焼く
フライパンにオリーブオイルをひいてにんにくを入れ、中火にかける。2の肉を脂身の面を下にして入れ、焼く。向きを変えてすべての面に焼き色をつける。骨が曲がっている部分や厚みのある部分は、フライパンに出た脂をトングの窪みですくってかける。

焼く
焼く

(4)やすませる
すべての面が焼けたら、蓋をして火を通す。ときどき蓋をはずして向きを変えたり、さらに脂をかけたりしてじっくり火を通す。焼き始めから20分ほどたったら、数ヶ所に金串を刺し、しっかり中まで熱くなっていることを確かめたら、取り出してやすませる。

(5)じゃがいもを焼く
肉をやすませている間、フライパンに残った脂が熱いうちにじゃがいもを入れ、中火でこんがり色づくまで焼く。

じゃがいもを焼く
じゃがいもを焼く

(6)スパイスを加える
4の肉をフライパンに戻し入れ、タイムとローズマリーを加えて、香りをまとわせる。肉に1のスパイスをかけ、全体になじませる。香りが立ったら火を止める。

スパイスを加える
スパイスを加える

(7)仕上げ
肉を取り出して骨に沿って切り分け、じゃがいも、にんにく、ハーブ類とともに器に盛る。にんにくはやわらかくなっているので、肉につけながら味わう。

完成
完成

――教える人

「菊地佑自 「ビストロシンバ」オーナーシェフ」

フランスでは三ツ星店からビストロまで、幅広い経験を積み腕を磨く。2015年、新富町に同店を開業。今の季節、開放感のある窓際の席はオープンエア気分も楽しめる。



◇店舗情報

「ビストロシンバ」
【住所】東京都中央区銀座1‐27‐8
【電話番号】03‐6264‐4218
【営業時間】17:30~24:00(L.O.23:00)
【定休日】月曜・第3火曜日
【アクセス】東京メトロ「新富町駅」より3分


※この記事は「dancyu アウトドアクッキング 外でもおいしく!」に掲載したものです。

写真:中垣美沙 構成:編集部

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