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元銀行員が教える!知らないと損する会社員の「企業年金制度」とは?

  • 2022.5.8
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老後2,000万円問題に代表されるように公的年金が不安視されています。 そうした中、企業年金がある会社を羨ましく思っている方は多いのではないでしょうか。

企業年金を採用している企業はまだ少ないですが、企業側からみてもさまざまなメリットがある制度です 。今回は企業年金について説明します。

■企業年金制度を利用しないと損!

企業年金の代表的な制度である企業型確定拠出年金は利用しないと損と言っても過言ではない制度です。企業型確定拠出年金は企業と従業員どちらにも大きなメリットがあります。

企業のメリットは掛け金を全額損金扱いできることです。運用自体は従業員個人が何に運用するかを選びます。確定給付型年金のように企業にとって財源が不足してしまう心配がありません。

退職金制度を用意していない会社にとっては退職金代わりにもなるでしょう。

従業員にとってのメリットは、企業型確定拠出年金の運用益は課税されないということ。企業が掛け金を拠出してくれるのも大きなメリットですね。

■銀行員は見た!優秀な経営者ほど企業年金を導入している!

企業年金と聞くと一部の大企業の専売特許であると思われている方もいるかもしれません。しかし、中小企業でも優秀な経営者ほど企業年金を導入しています。

先程のようなメリットがあるのと同時に従業員の意識が飛躍的に高まるからです。企業年金がある企業に勤めていると企業への愛着心が増し、定着率が高まる傾向にあります。

また企業にとっては新卒採用においても大きなメリットになるでしょう。 実際に私が銀行員時代に担当していた企業でも優秀な経営者ほど企業年金を導入していました。企業にとって、企業年金の導入は手数料も決して高くないため有用な制度と言えます。

働く側にとっても大きなメリットがある企業年金。ぜひとも普及してほしい制度ですね。

文・渡辺智(1級FP技能士)

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