1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 汚れをためないプロの習慣。スキマ3分でできる家事ルーティン

汚れをためないプロの習慣。スキマ3分でできる家事ルーティン

  • 2022.5.8
  • 21527 views

掃除が苦手で億劫に感じてしまったり、忙しいからと掃除を先延ばしにしてしまうと、汚れが溜まってますます掃除は大変に。忙しい日々の中ではなるべく時間をかけずに簡単にキレイを保ちたいもの。毎日少しの時間で簡単にすませられる水回り掃除ルーティンでキレイをキープするコツをご紹介します。

「ついで」掃除のルーティン化

食器を洗う、顔を洗う、お風呂に入るなど、毎日の行為の「ついで」にサッとできる掃除なら、「掃除をやろう」という意識をあまりしないで毎日続けられそうに思えませんか。コツはなるべくやることをシンプルにすること。しばらく続けてみて慣れてくると、食後に歯磨きをするような感じで無意識にできるようになってきます。

1.キッチン

毎日使うキッチンは「ついで」のタイミングがたくさん。一度にやろうと思うと大変になるので、1日のうちのどこかで1回できればOKといった感じで、まずは自分のタイミングを見つけてみるとよいでしょう。

・夕食後の食器洗いのついでにシンク掃除
・キッチンを使い終わったらキッチンまわりをダスターで拭く
・コンロを使った後にペーパータオルやダスターで拭く
・排水口の水切りネットを交換する時に排水口にクエン酸・重曹を振りかける

我が家では夕食後の食器洗いの後、シンクを洗うようにしています。排水口の水切りネットも最後に交換しているので、水切りネットを手にはめてシンク洗いにも活用しています。油汚れが気になる時以外は特に洗剤も使わず水だけで充分キレイになります。専用のスポンジも準備することなく、まさに「ついで」掃除。3分あればシンク洗いも完了してしまいます。コンロやキッチン作業台も朝か夜のどちらかのタイミングで使った後にダスターで拭くようにしたり、その時の状況に合わせてゴールを決めて、1日1回「ついで」に掃除を続けていると、水アカも油汚れも溜まりにくくなります。

2.洗面台

洗面台も1日何度も使う場所。

・洗濯物の前に手拭きタオルでミラーや洗面台まわりを拭く
・洗面台を使い終わったら、洗面シンク内を手で軽く洗う
・ヘアセットなど、ブラシを使った後にフロアワイパーをかける

無理なくできそうな「ついで」掃除のタイミングを見つけてみましょう。特に、洗面スペースはミラーや蛇口まわりの水アカ汚れが気になる場所です。我が家では専用のダスターではなく、洗濯時に手拭きタオルを変えるタイミングで、ミラーの汚れや蛇口まわりを手拭きタオルで拭いています。1日1回拭くようにすると本当に汚れも溜まりにくくなります。

また、洗面ボウルも歯磨き粉や石鹸カスなど、意外と汚れが溜まり、いつの間にか黒ずんできたりします。我が家でも以前は汚れが気になった時にスポンジで掃除をしていましたが、朝に洗面台を使い終わったタイミングで洗面ボウルをついでに洗うようにしたら、汚れも溜まらず掃除と意識しないでキレイを保てるようになりました。落ちにくい汚れ以外なら直接手で洗面ボウルを洗うのでも十分キレイになります。シンク内を手で洗うのも、ミラーや蛇口をタオルで拭くのもどちらも3分もあればお掃除完了です。

3.お風呂

掃除が苦手だとお風呂掃除は特に「掃除しないと」と億劫に感じてしまうかと思います。我が家でも以前は汚れが目立ってから大掃除をなんとか頑張ってやっていましたが、お風呂から出る「ついで」の掃除をするようになってとてもラクになりました。

・お風呂を出る前にミラーの水滴をスクイージーで取る
・浴槽の中を掃除
・気になった時に床を軽くブラシで掃除
・シャンプーなど置いている場所を掃除
・必ず換気扇を回す

浴室内はカビや水アカなどの原因になる水滴を残さないようにすることが何よりですが、水アカが目立ちやすいミラーだけはスクイージーで取り除き、あとは換気扇を回す。これだけでも充分キレイを保てています。浴槽の掃除も出るついでにしてしまえば、お風呂を入れる時は軽く水で流すだけでラクに感じます。

ついで掃除は、すぐ取れる場所に掃除用具を置いておくのがコツ

「ついで」の掃除を無意識に続けられるコツは、簡単にすぐにできること。なので、必要な掃除用具はサッとすぐに手に取れるようにしておくことがポイントです。
写真は、浴室内にお風呂洗剤やスクイージー、ミニブラシなど、サッと取れるようにタオル掛け用のレールに引っ掛けています。サッと手に取れて、そしてすぐに戻せることで面倒に感じることなく自然と続けられるようになるのではないかと思います。

洗面所は排水口まわりの掃除道具(ミニブラシ、スポンジセット)を空き瓶に入れてミラー収納内にセットしておくことで、時々気になった時に排水口内や細かいところの掃除もついでにできるようになります。
気になったときにすぐに掃除に取り掛かれる状態にしておくことが何よりキレイを保つポイントではないかと思います。

掃除や家事はやろうと思うとエンドレスで、やることをいっぺんに詰め込んでしまうと続かず、ますます億劫になってしまいます。私自身も実は掃除は苦手で、以前は汚れが溜まってから大掃除となり、さらに掃除が億劫になる悪循環でした。その時にできる最低限のことができればOKと、無理のない「ついで」掃除ができるようになってからは気持ちもラクになり、さらにキレイも保てるように変わりました。ぜひ自分で「ここまででOK」という線引きを決められるように、まずはついで掃除のタイミングを見つけてみていただけたらと思います。

writer / 伊藤美佳代 photo / 伊藤美佳代

取材協力

住宅収納スペシャリスト/整理収納・照明アドバイザー
伊藤美佳代

ハウスキーピング協会認定
整理収納アドバイザー2級認定講師
住宅収納スペシャリスト認定講師
インテリアコーディネーター

instagram @ito_mikayo

ブログ「笑顔あふれる住まいづくり」
http://mikayo-ito.jugem.jp

元記事で読む
の記事をもっとみる