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【メイクアップアーティスト・GYUTAE(ギュテ)】エクセルのパウダーは致死量ってくらい使います♡<インタビュー後編>

  • 2022.5.7
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前編に引き続き、YouTubeやTikTokで今話題のメイクアップアーティスト・GYUTAE(ギュテ)さんにインタビュー! 2022年3月30日に発売した初著書『無いならメイクで描けばいい』の撮影裏エピソードや、ギュテさんの私生活、メイクのこだわりなどを教えてもらいました。

<Profile>


GYUTAE(ギュテ)。1994年12月23日生まれ、広島県出身。YouTubeを中心に活動し、性別や国籍、 ジャンルを超えた変身メイクで話題を集めているメイクアップアーティスト。 韓国人の両親を持つ。10代から全身脱毛症を患い、髪やまつ毛、眉毛など全身の毛が生えないというハンデを負いながら、前向きな考えや生き方が同世代を中心に共感を呼び、メイクを通じてコンプレックスと共に生きる方法を発信している。 ABEMATVのメイクバトル番組「韓コス メイクアップ・ショー"Qosmetic8”」では優勝に輝いた。

YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCcwh0T2Fqxo9NHrpqKBrwIw

Instagram:@kimgyutae_official

TikTok:_kimgyutae

Twitter:@_kimgyutae

1日でメイクチェンジを4回したのは初めてでした



―ビジュアル撮影での裏エピソードを教えてください。

表紙にも使っている写真の手元に、ちょっとした事件がありました(笑)。初めてネイルチップを作っていただいたんですけど、実はサイズが少し合わなくて(涙)。接着シールで爪につけるんですけど、親指が浮きがちだったのでグッと押さえつけていたんです。そしたら、はがすときに爪がネイルと一緒に半分くらい剥離しちゃって! 今は治ってきたんですけど、そんなハプニングがありました。でも、ネイルチップはすごく素敵で、超特急で作っていただいたのでとても感謝しています! あとは、すべてのビジュアルを1日で撮ったので、1日で4回もメイクチェンジしました。こんなに変えるのは初めてだったので、なかなか大変でしたね。

―本のなかでは上半身を脱いでいる写真もありますが、体作りはどのように?

いつもは週1回パーソナルジムに通っているんですけど、撮影2ヶ月前から週2回に増やして体を鍛えました。食事は、3日前から食べる量を制限しましたが、それ以外は普通に食べていました。胃下垂なのであんまりお肉がつきにくいんですよね。ちなみに、普段の食事は全く気をつかっていません。このご時世、いつどうなるかわからないじゃないですか(笑)。なので、食べたいものを好きなだけ食べています(笑)。

メイクで隠せるから、実はそんなに美容に気をつかっていないかも?


―美容のルーティンは何かありますか?

むくみをとる漢方を飲んでいます。あと、血管に張りがないって言われたことがあるので、お水をなるべく飲むようにしています。あとは、他力本願なんですけど、毎月クリニックに通っています。リニアっていうハイフよりもタイトニングしてくれる美容施術や、ビタミンCが入っている点滴などですかね。でも、僕って、皆さんが思っているよりも美容に気をつかっていないのかも(笑)。メイクでなんでも隠せちゃうから、肌にトラブルがあってもあまり動じないんです。例えば、赤みはファンデで消せるし、ぷくっとしたニキビができたとしたら、僕ならその凹凸を利用してホクロにしちゃいますね。これ、おすすめのテクニックですよ(笑)。

―本には載っていない、おすすめのコスメはありますか?

3月に発売したばかりの&be(アンドビー)のクッションファンデ。マジでくずれない! 僕的に、韓国コスメのTIRTIR(ティルティル)よりもくずれにくいと思ってます。ツヤ感があるのにベタつかない最高のクッションファンデですね。

―普段メイクでこだわっている部分はどこですか?

ベースメイクです。ベースは絶対くずしたくないし、出先でお直ししたくないんです。くずれちゃうからファンデ塗らないって人もいると思うんですけど、僕はメイクが好きなので、ファンデはもちろん、シャドウやリップも完璧にしたいんです。なので、くずれないメイクを常に研究しています。ベースメイクの中でも一番のポイントは、パウダーです。僕、パウダーを死ぬほど使います。肌作りはいつも10層重ねているんですけど、パウダーも使い分けています。ちなみに10層の内訳は「①日焼け止め兼トーンアップの下地 ②皮脂くずれ用の下地 ③気になる部分にカラーコントロール ④ファンデーション ⑤コンシーラー ⑥パウダーファンデーション ⑦フェイスパウダー ⑧シェーディング ⑨ハイライト ⑩仕上げのパウダー」。仕上げのパウダーは書籍に載せたものですが、途中で使うのはエクセルのエクストラリッチパウダーのピーチグロウ。エクセルのパウダーは致死量ってくらい使います(笑)。僕的に、くずれないメイクの基礎はパウダーだと思ってます。ツヤ感はハイライトやオイルが入ったミストとかでいくらでも簡単に出せますよ!

―何にでも変身できるギュテさん、毎日のメイクはどうやって決めていますか?

髪色や服装によって変えています。TPOをちゃんとわきまえたいので、「ここに行く→じゃあこの服を着よう→この服を着るならこんなメイクにしよう」って感じで決めてますね。ファッションやメイクは、韓国アイドルに影響されていることが多いかもしれないです。メイクするときに、いつもYouTubeでK-POPを聴きながらするので、そのときにハマっているグループのメイクに寄っちゃうんです(笑)。最近は、(G)I-DLE(アイドゥル)の「TOMBOY(トムボーイ)」っていう曲が超好きで。下まぶたのシャドウを広範囲に塗ってみたり、強めのカラーを使ってみたり。リップもヌーディーな粘膜色にして、クールな印象にしてみたり。韓国の様々なグループから新曲が出るたびに「この世界観いいな」とか「このメイクやってみよう」って新しい情報をどんどん吸収しています。

―今後の展開をぜひ教えてください。

自分で作りたい商品がたくさんあるんです。コスメやウィッグ、カラコンやアパレルなど。全て一貫して、「性別は関係ない」ということをテーマにしたいんです。男性も女性も関係なく自由にメイクやファッションを楽しむ、それを、人生をかけて僕が体現していきたいと思ってます。ちょっと重たいんですけど(笑)、そんな風に考えています。

「コメントの重み」をもっと認識してほしい

―SNS上で幅広く活動されているギュテさんだからこそ、何か感じることはありますか?

SNSでコメントを軽はずみに書きすぎだなって感じます。なので、皆さん自分の発言にしっかりと責任を持ってほしいなと思います。SNSって簡単にコメントを消すことができるじゃないですか。僕、TikTokでいただいたコメントに対して動画を作ったりするんですけど、そうすると、僕がとりあげたコメントをみんなすぐ消すんです。でも、コメントを消したらいいって思ってません?って感じるんですよね。コメントを消しても言われた側の気持ちは消せないし、なくなりません。だから、自分が直接口で言えないようなことはコメントに残すべきではないと思うし、そのあたりを考えてから会話してほしいなと思います。ネット社会はこれからもずっと続くし、ツールもどんどん増えていくと思うので、今のうちに「コメントの重み」を改めて認識してほしいですね。

―最後に、エスカワ読者に一言お願いします!

メイクは、誰かからどう思われるとか関係なくて、皆さん自分の好きなメイクをしてほしいです。僕も普段メイクするとき、モテるモテないとかじゃなくて、自分がこれをしている時が好き!と思ってメイクをしているので、皆さんも自分軸を持って、自分が好きなメイクを楽しんでください。

いかがでしたか? エッセイ本ではギュテさんのこれまでの人生がギュッと語られています。巻末のプライベート写真や、ベストコスメの紹介など見応えたっぷりの書籍をぜひご覧ください。



タイトル:『無いならメイクで描けばいい』

著者:GYUTAE(ギュテ)

ISBN:978-4-344-03940-7

発行:株式会社幻冬舎

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