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ママ基準になりがち? “夫婦ゲンカ”をなくす収納の心得

  • 2015.9.25
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【ママからのご相談】

30代主婦です。私は整理収納の本を読んだり、収納ボックス、収納アイテムなどを使うのが好きで、いろいろ駆使して一生懸命片付けや掃除をしています。部屋をキレイにしていたほうが主人も子どもも快適な生活を送れる と思います。しかし、主人もキレイ好きなはずなのですが、使ったモノを元に戻さず、違うところに入れてしまうことが多々あります。たまにそれが原因で言い争いになったりして……どうしたらいいのでしょうか。

●A. 誰のための収納か考えましょう。

ご相談ありがとうございます。片づけパーソナリティあさがみちこです。

一生懸命ご家族のためにお部屋の片付けや掃除をして、いろいろ収納本をご覧になっているとのこと。きっとすごくお部屋も整っているんでしょうね。

ご存じの通り、整理収納は“必要なもの、不必要なものを分けること”から始まります。そして不必要なものを取り除き、使うものを収納していく。奥様の場合、その収納に問題があるのかもしれません。

『夫婦げんかの仲直り方法』というサイトによると、男女400名に聞いた夫婦げんかの原因ランキング第2位に、“片づけや掃除などの生活態度に関すること”がランクインしています。実は、「主人によく怒られる」「うちの嫁は片づけが苦手」「主人がだらしない」などの相談は日常茶飯事です。それが発端となり、けんかが絶えず、別居した方も。

きっと相談者さんはそこまで重症ではないですよね。今のうちに改善しましょう!

●理想の収納場所にズレがある!?

ご主人がキレイ好きなはずなのに、使ったモノをいつも違うところに入れてしまう。それは相談者さんが良かれと思い収納している場所と、ご主人がここにあってほしいと思う場所にズレがあるから。

例えば、毎日1階のリビングで耳かきをするのに、2階の寝室に耳かきがあったら、どうでしょう。もしフライパンがリビングのテレビボードに収納されていたら?

「そんなことあるわけないじゃない!」と思うでしょう。ちょっと大げさに言ってしまいましたが、ご主人の立場に立ってみると、“自分の使いたいモノが不便なところにあるから、自分が使いやすい場所にそのモノを収納している”だけなんだと思います。

家の中に一番いるのは奥様だろうし、片づけや掃除の中心を担うのも奥様だと思うんです。だからこそ、ついつい自分の、「ここにあったらいいな」「ここに入っていたらすっきり見える!」なんて自分中心の整理収納を行ってしまいがち。

でも家族が過ごしやすい環境を作るには、自分の考えだけではうまく収まりません。

●トイレに本棚を設置して本を置くのは正しい収納?

正直私は衛生面などを考えたら反対派です。でも、理にかなった収納ですよね。毎日トイレで本を読むんだから、そこにおいておけばいいわけです。アクション数も最小限で済むし、使うところに使うモノが置かれている。

家族がどこでどんなモノを使って、どこだったら片付けやすいのか、便利なのかをちょっと検証してみることが大切です。もしかしたら、「そんなところにそれを置くなんて嫌だ~!」って思うこともあるかもしれないけど、そこは少し我慢。それこそご自身の収納アイデアを駆使して、違和感ないよう収納したり、置いてみてください。

最終的にはその行為が、夫婦での言い争いを減らすこと、ご自身の片づける時間などを短縮することになりますよ。整理収納で肝心なのはよく使うところに、取り出しやすくしまいやすく収納することです!

●ライター/あさがみちこ(片付けパーソナリティ)

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