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整理収納のプロが教える! やっておくとラクになる【衣替え】の方法4選

  • 2022.4.30
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日差しが強くなり汗ばむ気温になると、いよいよ衣替えの季節。今年着た冬物を来年も気持ちよく着るために、整理収納アドバイザーである筆者が、衣替えのときにチェックしておきたいポイントを4つご紹介します。

1.来年も着るか、よく検討する

衣替えの作業に入る前に、一年間で一度も着ていない洋服を来年も着るかどうか、もう一度考えてみましょう。たとえば、冬に一度も着なかった理由として、こんなことが考えられるでしょう。

・サイズが合わなくなった
・生地の傷み、ヨレ、色褪せが気になった
・着心地が悪いと感じるところがあった
・洋服の好みが変わった
・着るタイミングがなかった

いくつかの理由が重なって着る機会のなかった洋服は、来シーズンも着ない可能性が高いです。どうしても手放すのを迷ってしまう場合は、一旦別の紙袋などに入れて区別して、次の衣替えのタイミングでもう一度考え直してみるのもひとつの手です。

2.衣替え前に、洗濯をする

衣替えを始める前に、しまおうと思っているすべての洋服や小物は、洗濯またはクリーニングに出しましょう。目には見えにくいシミや皮脂汚れが付いたままだと、シミや虫食いの原因になってしまうことがあるからです。

ちなみに、筆者は、新しい洋服を買うとき、なるべく自宅で洗えるものを選ぶようにしています。クリーニングに出すには、お金も手間もかかってしまうからです。コートやジャケットなど、型崩れが気になるもの以外は、自宅で洗えるアイテムを揃えると、お手入れがとてもラクになりますよ。

衣替え前の洗濯は、4つの手順で行っています。

(1)洗濯表示を必ず確認する
※桶に×がついているマークがなければ、自宅で洗濯OK
(2)ニットは裏返して畳み、一枚ずつ洗濯ネットに入れる
(3)おしゃれ着洗い洗剤、ドライコースで洗う
(4)伸びないように、平干しネットか、ハンガー3本を使って干す

洗濯後は、湿気が残らないよう、しっかりと乾燥させることも大切です。湿気が残っているとダニが繁殖しやすくなり、一緒に収納する他の洋服にも影響を与えてしまう可能性があります。

天気の良い日に陰干しして、湿気が飛ぶまできちんと乾燥させておくと安心です。

3.毛玉を取り、ほつれを直しておく

筆者は、冬物をしまう前に、すべてのニットやコートの毛玉取りをしています。着ている間は気づきにくいですが、袖の内側や脇の部分など、小さな毛玉がついていることもよくあるからです。

筆者はよくリュックを背負うので、リュックが当たる肩、背中、腰の部分もチェックします。専用の毛玉取り器があると便利です。

また、収納する前には、毛玉取りと一緒に以下の3つも確認しておきましょう。

・スカートやパンツの裾がほつれていないか
・ボタンが取れかかっていないか
・ポケットの中に入れっぱなしのものはないか

毛玉やほつれがある洋服は、だらしのない印象を与えてしまうかもしれません。寒くなったタイミングですぐに着ようと思っても、お手入れができていないと、がっかりした気持ちになってしまいますよね。

気持ちよく着られるよう、衣装ケースにしまう前に、丁寧にお手入れしておくことがおすすめです。

4.衣装ケースにしまう

衣装ケースの選び方は、クローゼットの上にしまう場合は、不織布などの軽いケースに。下にしまう場合は、写真のような重ねられるプラスチックの引き出し型ケースで、高さが23cm程度のものが一番使いやすいです。

高さと奥行きが深いものだと、洋服はたくさん入りますが、引き出すためのスペースが必要になり、逆に使いにくく感じてしまうかもしれません。クローゼットの広さに合わせて、選んでみましょう。

衣装ケースにしまうポイントは、開けたときに一目でわかりやすいように収納することです。

筆者は、色や柄、どのアイテムがいくつあるか把握しやすいよう、重ねずに立てて収納しています。ニット、ベスト、トレーナー、パンツなど、アイテムごとにブックスタンドを活用して仕分けると、よりわかりやすいです。

2つ折りよりも、3つに折り畳んで立てておくとより安定しますよ。

きちんと衣替えをしようとすると、たくさんの洋服を洗ったり、毛玉取りをしたり、お手入れには手間もかかってしまいます。

しかし、この時期にしっかりとお手入れをすることで、お気に入りの洋服が長持ちして、来シーズンもとても気持ちよく着られるでしょう。5月の天気の良い日に少しずつ進められるよう、ぜひ参考にしてみてください。

©WorldWide/shutterstock

のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani

文/のぞみ

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