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『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』には6つのユニバースが登場!?パート2のタイトルも明らかに

  • 2022.4.30
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4月28日まで米ラスベガスで行われていた映画館興行主向けのコンベンション、シネマコンのソニー・ピクチャーズのパネルに『スパイダーマン:スパイダーバース』(18)の続編を準備中のフィル・ロードとクリス・ミラーが登壇し、2023年6月2日に全米公開予定の『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』から15分間の最新フッテージのお披露目を行った。さらに、2部構成のパート2のタイトルが『スパイダーマン:ビハインド・ザ・スパイダーバース』となり、2024年3月29日の公開予定も発表された。

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『スパイダーバース』の脚本・プロデュースを手掛けた2人、フィル・ロードとクリス・ミラーは、漫才のような息の合った掛け合いで、「(ソニー・ピクチャーズ会長の)トム(・ロスマン)からこの場にオスカー像を持ってくるように言われたけれど忘れてしまった、あれは実はカカオ73%のチョコレートでできていてもう食べてしまった」といったジョークに交えて、新作の進行具合や内容などを「絶対にトムには内緒だよ!」を合言葉に明かして行った。

前作でオスカーを受賞した、脚本・プロデュ―スを手掛ける名コンビ、フィル・ロード(写真左)&クリス・ミラー(右) [c]EVERETT/アフロ
前作でオスカーを受賞した、脚本・プロデュ―スを手掛ける名コンビ、フィル・ロード(写真左)&クリス・ミラー(右) [c]EVERETT/アフロ

フィル・ロードが、続編は「前作よりもさらに規模が大きくなる、トムには言わないでほしいんだけど(笑)」と言うと、クリス・ミラーは、「トムが続編にGOサインを出した時、前作と同じくらいの規模でやると約束させられたんだ。でも、あの独特で画期的な映画と同じ映画をもう一度作るだけなんて無理だよ。だから、また新しい挑戦をしたくて、映画史上最大のアニメーターやスタッフを召集して作ることにしたんだ。『スパイダーバース』の時にすでに記録破りで800名ほどのスタッフが関わっていたのを、今作では1000名にまで増やした。トムには言わないでね!」と付け加える。さらにフィル・ロードは、キャラクターの数も40から240まで増やしたと明かした。クリス・ミラーによると、『スパイダーバース』はひとつのユニバースで物語が進んだが、『アクロス・ザ・スパイダーバース』では6つのユニバースになるという。

『アクロス・ザ・スパイダーバース』から最初にお披露目されたのは、グウェン・ステイシー/スパイダー・グウェン(ヘイリー・スタインフェルド)のシーン。グウェンの部屋はマイルス・モラレス(シャメイク・ムーア)のものと異なり、アート色が強い彼女らしいものになっている。警察署長の父親とグウェンのシーンに続き、マイルスが学校で教師と対話を持つシーンが描かれる。そして、マイルスとグウェンが新しいバースに入り、冒険が始まる。映像のなかにはまだストーリーボードのままのカットや、CGや彩色が完成していないカットもあり、「この映像を見せちゃったことはトムには内緒だよ!」と言い、会場を埋める5000人の劇場関係者や映画関係者、記者たちに「トムには言いません!」とカジュアルなNDA(秘密保持条約)を口頭で述べさせるというユニークなプレゼンテーションだった。最後に、パート2のタイトル『スパイダーマン:ビハインド・ザ・スパイダーバース』を発表し、フィル・ロードとクリス・ミラーは舞台から去って行った。

『スパイダーマン:スパイダーバース』はアカデミー賞ほか、ゴールデン・グローブ賞に輝いた [c]EVERETT/アフロ
『スパイダーマン:スパイダーバース』はアカデミー賞ほか、ゴールデン・グローブ賞に輝いた [c]EVERETT/アフロ

本来ならば今年10月に公開される予定だったのが約半年延期となってしまったが、その分量も質も格段に向上していることがはっきりとわかるアップデートだった。15分のフッテージからも、来年6月にはアップグレードした『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』が観られることを確信した。公開延期は残念だが、フィルとクリスの言葉を信じて、さらに画期的で斬新な作品を心待ちにしよう。

取材・文/平井伊都子

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