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隠れた美食の街ワルシャワで秋の味覚ポルチーニを満喫。

  • 2015.9.25
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ワルシャワ歴史地区の中心にある旧市街広場。

美食の秋旅、最後は 、きのこの王様と称される香り高いポルチーニの名産地・ポーランドへ。中世の面影を残す美しい街・ワルシャワで知られざるグルメを探訪する。

本場ポーランドで味わう香り高いポルチーニ。

ポーランドの首都であり、国内最大の街・ワルシャワは、戦後、中世の街並みを再建した「ワルシャワ歴史地区」を中心に、カラフルな建物が並ぶ美しい都市。作曲家・ショパンが青年時代を過ごした街には、ワジェンキ公園の銅像やショパン博物館など彼のルーツをたどるスポットも多い。そんなワルシャワの人々の食生活を支えているのが市場。中でもワルシャワ中央駅に近い「ハラ・ミロフスカ」は“首都の胃袋”と呼ばれ、新鮮な野菜や果物、精肉、パンなどの露店がひしめきあう。特にこの季節は、摘みたての大小さまざまな形のきのこが、かごに盛られて売られている。あまり知られていないが、国中を森に囲まれたポーランドはきのこ天国。秋のレジャーの代表格はきのこ狩りらしい。味わい深いポルチーニは、ヨーロッパで流通しているものの約90%を占めるともいわれる。本場ポーランドで、香り豊かで肉厚なポルチーニを伝統料理と共に味わいたい。

邸宅の中で伝統料理が味わえる人気レストラン。

ショパンの銅像が立つワルシャワ市民の憩いの場・ワジェンキ公園のそばに、人気のレストラン「ロザーナ」がある。入口のアーチをくぐるとセンスよく整えられた庭園が広がり、邸宅に招かれたような居心地のよい雰囲気の中で、伝統的なポーランド料理が味わえる。窓辺に飾られた花、レースのテーブルクロス、温かみのあるライティング。そこには、ピアノの生演奏が控えめに流れる。建物の奥には緑の美しいパティオがあり、昼間はテラス席で、小鳥のさえずりや噴水の水の音、そしてギターの音楽をBGMに食事ができる。日が暮れれば、キャンドルと、ロマンティックなトーチに灯がともり、ファンタジックな気分の中でディナーを楽しめる。

ロザーナ (Restauracja Polska Różana)

Chocimska 7 Street, 00-791 Warsaw, Poland

TEL/+22 848 12 25FAX/+22 848 15 90

E-mail/rozana@restauracjarozana.com.pl
http://restauracjarozana.com.pl/

ポーランドの伝統料理の味の決め手はきのこ。

伝統的な郷土料理と聞くと、地元の食材に素朴な味付けをした料理を想像しがちだけど、ロザーナの上質で洗練された一皿は、そのイメージとはかなり異なる。厳選された素材、繊細な味付け、盛り付けの美しさ、どれをとってもとにかくセンスがよく満足度は高い。ポルチーニとソーセージの入った白いスープ「ジュレック」は、濃厚でクリーミー。発酵したライ麦を使った少し酸味のあるスープで、ポーランド国民に広く愛されている。「ピエロギ」は、ロシア経由で中国から伝わった餃子をポーランド風にアレンジした郷土料理。ロザーナでは生地の中にきのこと子牛の挽肉をたっぷり詰めるのが特徴。乾燥きのこのエキスがたっぷりと入ったソースと共に味わう豪快なテンダーロインステーキもぜひ試したい。

暮らすように“泊まる”アパートメントホテル。

「レジデンス セント アンドリュース パレス」は、ワルシャワの中心部、中央駅から徒歩で7、8分の距離にあるアパートメントホテル。白く美しい外観に緑が彩りを添え、ヨーロッパの邸宅らしい中庭を持つ。広々とした客室のインテリアは、いたってシンプル。キッチンや冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機などが備え付けられ、暮らすような滞在が可能だ。「ワルシャワ歴史地区」へは、美しい街並みを眺めながらの30分ほどのウォーキングコース。目と鼻の先にはハラ・ミロフスカ市場もあり、新鮮な旬の食材をゲットして、ちょっとしたパーティも楽しそう。もちろん、そこは美食の街、近くにレストランやカフェも多く、食べ歩きスポットにも事欠かない。ルームメイクは丁寧で清潔。平日8時から17時まではフロントにスタッフが常駐しているので安心。何よりコストパフォーマンスのよさも魅力だ。

レジデンス セント アンドリュース パレス (Residence St Andrew’s Palace)

30 Chmielna, Warsaw 00020, Poland

TEL/+48 22 826-46-40

FAX/+48 22 826-96-35

E-mail/info@residencestandrews.pl

http://residencestandrews.pl/

料金/1室1泊76ユーロ~(2015年9月現在)

参照元:VOGUE JAPAN

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