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3回目のデートで告白は古い…本命になりたいなら知るべき「恋愛の新常識」 #169

  • 2022.4.28
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楽しみにしていた初デートなのに、完全割り勘にされてテンションが下がった。こんな話をよく聞きます。でもそれ、本当に萎えるべきポイントだったのでしょうか。恋愛の常識は、時代とともに変化しています。表面的な行為(ここでは奢るという行動)にばかり目を向けていると、知らぬ間にあなたは今どきの男女の価値観についていけない、“恋愛弱者”になっているかもしれません。

奢られないのは魅力がないから? 女性が思い込むとドツボにハマる恋愛の古い常識

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 169

恋愛には、昔からいろいろと“セオリー”があると言われています。たとえば、「奢り奢られ問題」とか「デートはどっちから誘うべきか論」とか。でもこうしたセオリーを信じれば信じるほど、実は恋愛はがんじがらめになってやりにくくなります。なぜなら、時代はつねに流れていき、当たり前だった常識は古いものとなっているからです。

今回はそんな、信じていると損をする、恋愛のちょっと古い常識についてご紹介します。

男性が全額奢るべき! が古い理由

冒頭でも少し触れましたが、常に多くの論争を生むのが「奢り・奢られ問題」です。「初デートは全額男性が奢るべきだ」といった主張を女性がしようものなら、今や多くの反論の声が生まれます。

とはいえ、女性の中には、「できれば奢ってもらいたい」「奢ってほしいとまでは言わないけれど、支払時にヤキモキするのが苦痛」といった声があるのも事実です。そもそも、支払にこうした気まずさがつきまとうのはなぜなのでしょう。

理由の1つは、「奢られること=女性にそれだけの価値がある」という常識がひと昔前にはあったからです。つまり、支払を要求されるということは、その女性と過ごした時間にはお金を払われる価値がなかった=その女性に価値がない、ということの置き換えだったのです。

しかし、この理論は男女がフラットに付き合う時代においては、とても古い考え方といえます。だって私たちは今、男性から一方的に価値を判断される恋愛関係を望んでいませんよね。

そもそも対等な恋愛関係を築きたいなら、お互いが楽しかった時間や相手に対して金銭を払っていいはずですし、そう考える男性ほど、奢るという行為にとらわれなくなっているように思います。

こうした常識をアップデートするときは、奢る奢られるといった行為に着目するよりも、「自分の価値=相手に払ってもらった金額」ではないという思い込みの構図を知るところから手放していけたらいいでしょう。

デートの誘いや告白は女性が待つ姿勢は損をする

「デートは男性から誘うべき」
「告白は男性からしてほしい」

こう思うのは自由ですが、女性が受け身すぎる恋愛は古い常識になりつつあります。現在、婚活をしている人たちは、複数人とのデートを並行しながら1人を選ぶというのが一般的な行動パターンになりつつあります。つまり、いい人ほど競争もスピード感も早い状況があるわけです。

そんな中で、女性が「私は自分から誘う女じゃありません」とガンとして受け身姿勢で待っていると、相手はどんどん積極的な女性や出逢いに押されてしまうのです。

なにも全員に対して積極的に動いてほしいわけじゃないんです。ただ「女性は誘われてなんぼ」という昔ながらのセオリーは、現代の恋愛においてはすごく損であることは理解してほしいのです。

そもそも、男性から誘ってほしいという主張は、古い常識なだけでなく、自分から動かなくていいというリスク回避や怠慢の思考でもあります。本当にいいなと思った相手には、勇気を出して自分から相手との距離を縮めていけたほうが、相手にとってもより柔軟で魅力的な女性に映ることでしょう。

デートは3回という神話は性格次第

デートは3回目で告白するものだ。これってある程度理にかなっている話ですが、最近は3回目という数字にとにかく縛られている人も多いように思います。

そもそも、なぜ3回目なのかというと、それぞれのデートに役目があるからです。

1回目:初対面の相性判断
2回目:相手をより知る
3回目:答えを出す

こんなステップを各デートで踏めると、スムーズにいけば3回目に告白ができるわけです。しかし、これを見て多くの人は思うでしょう。「相手を知る場面が少なすぎない?」と。そうなんです! 実はデート3回って、かなりハイスピードで関係が進んだ場合の回数と言えるんです。

たとえば相手とゆっくり距離を縮めたいタイプとか、恋愛に不慣れでコミュニケーションを取るのに労力するタイプは、3回では明らかに足りません。逆に言えば、ひと目惚れから付き合うことが多いタイプは3回も必要なかったりします。

デート3回の根本的な理由を知っていれば、独り歩きした数字の常識にとらわれる必要がないことがわかると思います。

もしご自身がゆっくり相手を知りたいタイプであるならば、2回目のデート時に「私はゆっくり人と距離を縮めたいタイプ」といった気遣いの言葉を伝えてあげればOKです。

男女どちらも3回神話にとらわれているケースもありますから、自分から積極的にほぐしていければ、きっと2人にとって最適なタイミングで次のステップは訪れるでしょう。

3つの古い常識をアップデートできたでしょうか。私たちの中には、恋愛に対する「こうあるべき」と「こうでありたい」が混ざっています。こうでありたいは希望ですから否定しませんが、気づかぬうちにいろんなこうあるべきを抱えていると、恋愛のチャンスは逃しやすくなってしまいます。年齢や時代が変われば、人は変わっていく。それを頭の片隅に置き、ぜひ自分らしい希望を持って、恋愛をスタートできるといいですね。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。

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文・おおしまりえ

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