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災害多発時代の今、備えよう! いざというとき心身の健康維持に本気で役立つ、3つの防災アイテム

  • 2022.4.29
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大規模な自然災害が多発する近年、みなさん備えは十分にそろっているでしょうか? 食料や水が必要なことはわかるけれど、具体的にどんなものがどのくらい必要なのか、ということを想像だけで準備するのはむずかしいものですよね。今回は、地震発生後を生き抜くヒントや、本当に使える、備えたいグッズをご紹介します。

近年、地震だけでなく、台風や大雨水害、大雪といった莫大な被害をもたらす、大規模な自然災害が多発しています。そのようななか、いつか来ると予想されている、首都直下地震については、みなさん心のどこかで覚悟を持って日常を過ごしているかと思います。

先日、首都直下地震を想定した、地震災害後の支援が少ない時間を生き抜く知恵を学び、防災体験学習ができる施設「そなエリア東京」で、防災セミナーが開催されました。地震発生後を生き抜くヒントや、本当に使える、備えたいグッズを教えていただきましたので、今回みなさんにご紹介したいと思います。

備えが足りない! 意外なもの

災害時のために、みなさんいろいろなものを備蓄されていると思います。とくにレトルト食品やインスタント食品といった食料や、飲料水はいちばん気をつけているものかもしれませんね。
しかしながら、こういったいちばん気をつけているもののなかでも、備蓄の量がいざというときに圧倒的に足りないのが“トイレ”なのだそうです。
みなさん、1日何回トイレに行きますか?
日本人の平均が、平均1日6回と言われているそうです。これをベースとすると、6回×家族の人数×10日分。これが、地震発生後の支援が少ない時間を生き抜くために、最低限必要なトイレの量なんです。

液状化現象で見たことがある、このようなマンホールの状態。こうなると、水栓トイレはまず使用不能になり、復旧までに多くの時間を要するそうです。
避難施設のトイレはというと、常に混雑し、衛生面やプライバシーなど、さまざまな問題を抱えています。そういったことを踏まえると、トイレの備えを各自で十分に用意しておくというのは、地震発生後を生き抜くためには、とても重要なんですよ。

病気にならないために、備えておきたいもの

防災リュックに必ず入れておきたいもの。それは、オーラルケア用品です。

避難所生活や水不足で、口の中を清潔に保つことができないと、口だけでなく体の健康にも影響します。とくに心配されるのが、肺炎なのだそうです。口は肺への入り口。実際、阪神淡路大震災では、震災に関連した肺炎で、200人以上が亡くなられています。
災害時のオーラルケアに、使いやすいのが液体ハミガキです。水がなくても口の中をさっぱりさせることができ、殺菌成分を含んだものなら、口の中を殺菌することができます。
適量液体ハミガキを口に含み、20秒ほどすすいで口内にいきわたらせたあとに、ハブラシでブラッシングしてください。

復興とは、日常を取り戻すということ

「防災と聞くと、物の備えといったハード面だけにこだわりがちですが、行動の備えであるソフト面も考える必要があるんです」と教えてくれたのは、NPO法人ママプラグ理事・防災事業副代表の宮丸みゆきさん。
災害後の復興とは、日常をとり戻すことなので、災害時もできるだけ日常に近い生活ができるようにすることが大切。そのため「日常と同じく行動面でも“ムリをしない、ガマンをしない”ための備えが大切」と、宮丸さん。

この“日常に近い生活”ができるようにするために、備えておきたい防災アイテム。おすすめはPanasonicから今春発売した「でかランタン」です。

部屋が暗いと心身のストレスを感じやすく、食事や料理、トイレなど、すべての日常生活を送るうえでとても困るため、災害時にはとにかく明るくしてくれる“灯り”がとても重要です。
「でかランタン」は、乾電池式でタッチセンサーで点灯、調光ができ、なんといっても明るいのが特徴。真っ暗な10畳の部屋を、かなり明るくすることができます。

移動時には「LEDネックライト」もおすすめ。
首にかけて両手が自由に使えるハンズフリーライトで、ワイド照射可能なLEDのため、スタイリッシュな見た目ながらかなり明るく照らすことができます。

つい先日、関東地方は大規模停電が起き、復旧まで長時間かかったことは、記憶に新しいかもしれませんね。ふだん何気なく使っているライフラインが突然使えなくなる日は、いつ来るかわからないもの。だからこそ、いざというときの備えというのは、日々していかなければならないことを実感させられます。
ぜひみなさんも、今回ご紹介した防災グッズを早めに備えてみてはいかがでしょうか。

【取材協力】
Panasonic
そなエリア東京

取材・文/高田空人衣

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