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LGBTQ+カラーを荒らした男、ゲイクラブ襲撃事件について25ページの作文を書くよう命じられる

  • 2022.4.28
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プライド月間にレインボーカラーの通りを車で荒らしたトランプ支持者の男。裁判官は判決を言い渡すのにまだ時間が必要だとして、その間に、フロリダ州のゲイクラブで49人が殺害された2016年のパルス襲撃事件についての作文を書くよう命じた。(フロントロウ編集部)

※写真はイメージです

オーランドのPulse銃乱射事件のリサーチを命じる

LGBTQ+コミュニティのプライドを祝うレインボーカラーの交差点は、2021年のプライド月間(6月)にフロリダ州のデルレイビーチの通りに登場したもの。しかしお披露目から数日後、レインボーカラーが車のタイヤ痕で汚されているのを警察が確認。映像で、白いトラックに乗った男がレインボーカラーの上でドリフト風の無謀運転を繰り返していたことを発見。トラックにはドナルド・トランプ元米大統領の旗が掲げられていたという。

その後、映像から割り出された犯人は自首。事件のあった日はトランプ元大統領の誕生日を祝うラリーに出席していたという男は罪を認めて、壁画の修復費用として約25万円を支払うことに同意した。米Palm Beach Postによると、先週の公聴会で、男は頭を垂れて泣きながら自分の行為について謝罪したそうで、一緒にいたトランプ支持者たちに「受け入れられたかった」と犯行理由について語ったという。

米AP通信によると、検察側は犯人に対し、30日間の実刑と社会奉仕活動への参加、そして少なくとも5年間の保護観察処分を求めているそうだが、今週、裁判官はまだ判決が出せないと明言。判断を保留する間に、2016年にフロリダ州のゲイクラブ「パルス(Pulse)」で49人が殺害された銃乱射事件について45ページ分の作文を書いてくるよう指示した。

裁判官は男に、被害者とその遺族のストーリーを細かくリサーチするよう命じ、「なぜ人々はこれほどまでに憎悪に満ちているのか、なぜ人々はゲイコミュニティに怒りをぶつけるのか、あなたの言葉で簡潔にまとめなさい」としたという。判決は6月8日に言い渡される。(フロントロウ編集部)

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