私がハマった「バター最中」を作ってる【栄泉堂 大内本店】は、あの有名パティシエのご実家でした。

こんにちは。地域特派員の もふり です。

今回は、私がハマりにハマっている、バター最中 を紹介したいと思います。 出会いは秋保の某おはぎ有名店・・・丸森町の栄泉堂『ゲランドの塩気が癖になるバター入り最中。リピート率 №１』ってキャッチコピーに、私の美味しいもの探求アンテナがピーン！

ちょっと買ってみるか？と思って、おはぎと一緒にお持ち帰りしたんですけど、これがもう美味しくて美味しくて♡♡ ハマりすぎて、とうとう丸森町まで買いに行っちゃったって話です（笑）

調べてみたら、美味しいのも納得のすごいお店だったんですけどね。では、さっそく紹介したいと思います！

丸森町の栄泉堂は、あの有名パティシエのご実家なんです。

これがその、ゲランド塩入り「バター最中」160円です。

宮城に住んでいるグルメな方々には、当たり前すぎますかね？！ でもごめんなさい。私はつい最近まで知らなくて・・・。

昨年の10月から、例の秋保の有名おはぎ屋さんでも取り扱いを始めたんだそうで、この最中を作ってるのは 丸森町の栄泉堂 さん。そういえば、SNSでもこれが美味しいって話題になってたなぁと思って、とりあえず５つ購入。

中にはあんこと一緒にたっぷりのバターが入っていて、ひとくち食べてあまりの美味しさに目が輝きました。バターの塩気とあんこの甘さってなんでこんなに合うんでしょう！！ カロリーが気になるところですけどね・・・ 背徳感を感じつつ、手が止まらず3つペロっと食べてしまいました（汗）ヤバイ！やっちまったってやつですね。ははは・・・

それで、「こんなに美味しいならもっと買いたい！！」となったのですが、秋保に買いに行くのは結構遠いですよね（汗）で、買える場所を探して検索してたら気になるワードを発見！！

「バター最中はメゾンシーラカンスでも買えるよ。作ってるのは【パパいけだ】のお店です」って。パパいけだ？？

そうです！ 仙台市民ならみんな知ってる、あの有名パティシエ カズノリイケダさんのご実家で作ってるっていうんです！！ この事実、初めて聞いた私は「おぉー！！」となりました。これは凄い！そして、メゾンシーラカンス（カズノリイケダさんのお店です）でもバター最中が買えるっていうなら、買いに行かなくちゃ♪

※栄泉堂の、カズノリイケダさんのお母様より掲載許可いただきました。

はい。こちら、メゾンシーラカンスさんの シーラカンスモナカ です。さっそく買いに走りました～笑

お値段 230円で、丸森のお店のより少し高めなのは、中に入ってるバターが違くてフランス産なんだそう。パッケージもメゾンシーラカンス仕様になってますけど、

開けたらしっかり、栄泉堂 ってなってました。お味はもちろん、めちゃくちゃ美味しい♡

残念ながらこの時は食べ比べてないので、味の違いは私にはわかりませんでした。でも丸森のお店の最中は国産のバターを使ってるそうなので、次は２つを食べ比べてみるのも面白いかもです。

にしても、こんなに美味しいものを今まで知らずに仙台で暮らしていたなんて、人生損してた気分・・・カズノリイケダさんのスイーツはどれも美味しくて大好きなんですけど、俄然私は、そのご実家だという栄泉堂さんに興味が湧いてきました。

というわけで、美味しいものの為ならフットワークが軽い私。遠くても行っちゃいましたよ～～ いざ丸森町へ！！

明治26年から続く丸森町の老舗菓子店 栄泉堂大内本店

こちらが、丸森町の 栄泉堂大内本店 です。駐車場は店舗の直ぐ横（写真右側のスペース）に１台分ありますが、ひっきりなしにお客さんが来るので停められない時はお店の方に一声かけて、どこに停めたら良いか聞いた方が良いと思います。

ビックリしたのが、その品数の多さ！！ ショーケース手前には洋風スイーツ、奥には和菓子と、たくさんの美味しそうなお菓子が所狭しと並んでます。

お店の中の写真を撮らせていただいてたら、あれ？ 奥から猫ちゃん登場！！

にゃーんて可愛いんでしょう♡ 「マロンちゃん」だそうで、お客さんが来ると必ずご挨拶しに出てくるんだそうですよ。まさに招き猫ちゃんです♡♡

そうそう！『丸森町といえば猫神様』ってことで最近有名ですけど、栄泉堂のおかみさんに この時良い事教えてもらったんですよね。それも後でちょっと触れたいと思います♪

にしても、美味しそうなお菓子がずらーり。こちらは和菓子。

バター最中はもちろん一番人気のお品だそうですが、他のお菓子もどれもこれも美味しそうで食べてみたくなるものばかり。

洋菓子のショーケース。このモンブラン、１つ300円って安すぎませんか？しかも色とりどりで6種類もあるんですか！？ うわぁ～～全部食べてみたいです。

宮城と福島の県境にある小さなお菓子屋さん・・・という勝手なイメージを抱いてお邪魔したのですが、このラインナップ！ このお店、思ってたよりも凄い店だぞ。

たしかに、特に周りが商店街になってるわけでもないのに、ほんとにお客さんが途切れずにひっきりなしに訪れていました。 めちゃくちゃ人気なのがわかります。

私がバター最中が大好きで最近ハマってること、あまりにも好きすぎて丸森の栄泉堂さんに行ってみたくなって、今回来ちゃったこと。なんて話をおかみさん（お母様）とお話させていただいてたら、なんとそこに、【パパいけだ】こと、カズノリイケダさんのお父様が登場！残念ながらお顔掲載はＮＧでしたけど、とってもお優しくて笑顔の素敵なご主人でした。聞けば今でもこちらの奥の工場でお菓子を作られているとか。

丸森の栄泉堂さんは、こちらの大内本店でお菓子屋さんを始めたのが明治26年から。最初は飴屋さんだったそうですが、こちらのご主人で４代目だそうで。

現在は、栄泉堂 丸森支店は次男の方が継いでいらっしゃっていて「息子たちで５代目なんです」と。そしてご長男は、仙台で有名なパティシエ、あの「カズノリイケダ」さんですからね。

ご自身が守り受け継いできた家業を息子さんたちが引き継いで、しかも息子さんたちのお店がこんなに仙台の人たちに愛されている・・・。なんか素敵すぎますよね。

そして【パパいけだ】こと４代目ご主人は「これからも息子共々よろしくお願いします！」と笑顔で作業場へ消えていかれました。なんかもうお会いできてすごく嬉しかったです。

猫の聖地 丸森の猫神様

ところで少しだけ、丸森町の猫神様の話を。

かつて、養蚕が盛んだった丸森町には、蚕をネズミから守ってくれる猫を崇めた「猫神様」と呼ばれる石像や石碑が街のいたるところに点在しているのだそうです。

栄泉堂のおかみさんからお聞きした話だと、2022年4月現在で猫神様の石碑が84個あるとのこと。 おかみさんも小さい頃から「猫神様の石碑は神聖なものだから、上に乗ったり踏んではいけないよ～」なんて言われて育ったんだそうです。

そして、栄泉堂さんでもこの猫神様にちなんだお菓子を作られていて、それがこちら。

生どらやき 猫神様が通る 180円 通称「ねこどら」なんて呼ばれてるみたいですけど、猫の足跡がとっても可愛いですよね。 こちらも最近すごく人気のお菓子なんだそうです。

そして「猫神様の石碑を見つけるといいことがあるかも！？」ってことで、おかみさんに場所を教えてもらって帰りに行ってきました。

瑞雲寺の猫神様です。猫が振り向いてるように見えるかな？と思うのですが。

場所は、栄泉堂大内本店からだともう少し仙台寄り。丸森町の金山地区にあります。 瑞雲寺の看板が出てますし、赤い橋を渡って右に曲がったらすぐです。

猫神様の石碑はお寺の階段の下、左側の松の木の根元にあるので見つけやすいと思います。

今回は１ヶ所しか探しに行けなかったですが、猫神様の石碑はいろんな形があるんだそうです。あと83個もあるそうですし、丸森町に探しに行くってのも楽しそうですよね。

栄泉堂大内本店で美味しいお菓子を買って、人懐っこくてキュートな看板猫のマロンちゃんにほっこり癒され、そのあと猫神様の石碑を探しに行くって日帰りプラン。なかなか良いと思うんですけど・・・。猫好きな方、いかがでしょうか？

仙台でもバター最中が買える！とっておき情報

さてさて、甘いもの好きな私。いつものことながら栄泉堂さんで大量購入してしまいました（汗） 万年ダイエッターの私ですが、痩せれないのはこのせいですね（汗汗）

ぜーんぶ間違いなく美味しかったのですが、私が特にお薦めなのは

こちらの右下の、ラムボール 150円

なんと言っても安い！150円でなんて普通買えないですよ～ バレンタインとかに、1年に1回だけ自分へのご褒美に～って高級トリュフチョコレート買うことあると思うんですけど、これだったら1年に20回は買えちゃいます(笑) 想像以上に大きいから食べごたえがあって満足感がすごいです。賞味期限も５日間と長めなのもいいです。

味も甘すぎないし、ラム酒がしっかり香って大人向け。もうバレンタインのチョコレートは 毎年これでいいんじゃね？って思ってしまったくらいです。

そして言わずもがなの、バター最中 160円 と 鹿狼まんじゅう 100円

栄泉堂のバター最中は、国産バターを使っていますが、フランス産ゲランドの塩を加えて仕上げられてるそうで、最初のひとくちで私はトリコになりました♡ しょっぱいと甘いの絶妙なマリアージュ♡♡バター柔らかめの常温で食べるのがお薦めだそうですが、オーブンで４０秒ほど焼いて食べると最中の皮がパリパリでバターも程よく溶けて、それも絶品なんだそう。

そして、下のは 鹿狼（かろう）まんじゅう。

鹿狼ってなんだろう？って思いましたが、丸森町近く、福島県との県境にある鹿狼山って山の名前だそうです。こちらのお饅頭は、黒糖の味がする皮が厚めで、中はさらし餡だそうで、私の好きな宮城の郷土菓子「がんずき」に美味しいアンコが入ってるような、そんなホッとする味でした。

他にもたくさん買って食べたのですが、多すぎて紹介しきれないですね(笑) 柏餅も桜餅もいちご大福も、どれ食べてもハズレなし。丸森町で長年愛され続けてきた老舗のお店の凄さを感じた、今回の訪問でした。

では、最後にとっておき情報を！！

栄泉堂のバター最中ですが、丸森町に行かなくても買うことができるそうです。私が最初に出会った、秋保のさいちさん もそうですが、下記の ミニストップ でも買えるんです！！ ・ミニストップ 薬師堂駅前店 ・ミニストップ 富沢駅東口店 ・ミニストップ 長町４丁目店 ・ミニストップ 船岡中央店 ・ミニストップ 柴田剣崎店 ・ミニストップ 柴田東船迫店

人気の品なので売り切れてる可能性もありますが、こちらのミニストップでは事前に予約をすれば大量注文も可能とのこと。これは良いことをお聞きしました♪

もちろん、メゾンシーラカンスさんの「シーラカンスモナカ」も丸森の栄泉堂の工場で作ってるそうなので、使ってるバターはフランス産で高級路線ですが、そちらもお薦め♡

ということで、今回はちょっと遠出をして丸森町の栄泉堂大内本店 を紹介しました。 丸森町って宮城県の一番南の町で遠いよねって思ってたけど、実際行ったら意外と近かったです。仙台市内から車で１時間くらいで行けますし、ドライブにも丁度良い距離だと思います。今年のゴールデンウィークの手土産は、バター最中で決まり！！ってわけで、さっそく私も近所のミニストップへ注文しに行こうかと思います。

栄泉堂のバター最中、まだ食べたことない人はぜひ食べてみてくださいね。でも、ハマっちゃっても私は責任取れませんので、ご了承くださいね～～(笑)

DATA

栄泉堂大内本店 住所：宮城県伊具郡丸森町大内字町53 電話：0224-79-2031 FAX:0224-73-3311 営業時間：９時-18時 休業日：不定休