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『ゲーム・オブ・スローンズ』撮影地で親ロシアの落書き、地元教会がウクライナ避難民を受け入れた週に

  • 2022.4.26
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『ゲーム・オブ・スローンズ』の撮影地としても有名な北アイルランドの観光地であるダーク・ヘッジズで、ロシアのウクライナ侵攻を賛美する落書きが発見された。(フロントロウ編集部)

ダーク・ヘッジズにロシア賛美の落書き

HBOによる世界的大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の撮影地として有名な北アイルランドのアントリム県にあるダーク・ヘッジズは、太い幹の木々が力強く並ぶ幻想的な通り。その荘厳な景色を見ようと、『ゲーム・オブ・スローンズ』ファンだけでなく、多くの観光客が世界中から足を運ぶ場所となっている。

そんなエリアで、卑劣な落書きが確認された。綺麗に整えられた地面に白色で書かれていた文字は、「ロシアに栄光を!」というもの。さらにその上には、巨大な「Z」の文字も。

これは明らかに、現在も続くロシアによるウクライナの侵略行為に関するもの。「Z」はロシアの行為を賛美する人々の間で使用されており、その始まりには諸説あるが、ロシア戦車に書かれていたり、現在ではロシアの街中でも目撃されていたり、2022年3月にカタールで開催されたワールドカップでロシアの男子体操選手イワン・クリアクがレオタードにテープでZと貼り、表彰台に立ったりしてきた。銅メダルとなったクリアク選手の隣に立った金メダル選手は、ウクライナのイリア・コフトゥン選手だった。

北アイルランドの議員であるマーヴィン・ストーリーは、ダーク・ヘッジズの通りにこのような落書きがされたことについて、英Sky Newsに対してこうコメントしている。

「北アイルランドの最もアイコニックな場所の1つで、理不尽な破壊行為があったと言えます。ダーク・ヘッジズやノース・コーストを見にきた世界中の観光客を温かく迎えようとする地域コミュニティの姿勢とは完全に対立するものです」

さらに彼は、今週、ウクライナからの避難民が地域に避難してきたことを明かし、警察とともに犯人を捜査するとしている。

「今週、ウクライナからの避難民を私の教会コミュニティに迎え入れることができて感激していました。その方々の故郷を侵略するロシアのキャンペーンを賛美するような行為を避難民が見なければいけないというのは、卑劣なことです。私たちの支援はウクライナの人々とともになくてはなりません。地元警察と北アイルランド警察と連携し、この落書きがすぐに消され、これを行なった人物が責任を果たすよう動きます」

(フロントロウ編集部)

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