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一本に絞った方がイイ? 起業の前に考えたい「現職」との付き合い方

  • 2015.9.23
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【女性からのご相談】

30代の女性です。現在は会社員ですが、自分自身が心のことで悩んだこともあり、これまでの経験と勉強を生かしてカウンセラーとしての起業も考えています。しかし、会社の仕事も好きなので辞めたくはありません。 どちらかに絞るべきでしょうか?

●A. 最初から一本に絞る必要はありません。

ご相談ありがとうございます。書評ブロガーの馬場じむこです。

ビジネス書などで経営者の方の書かれた本を読むと、起業されるときについてはさまざまですよね。“退路を断つために退職する”“あえて自分を追い込む”といったことが書かれているのもあり、ご相談者さんも迷われるかと感じます。

●まずは二足のわらじがおすすめ

ワークライフスタイリストの宮本佳実さんは著書『可愛いままで年収1000万円』でこのようにおっしゃっています。

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今の会社を続けながら、できる範囲で少しずつ始めていき、軌道に乗り始めたら辞めればいいと思うのです。私にも、たとえばパーソナルスタイリストのサロンの仕事をしながら、今のワークライフスタイリストの仕事に転向したいと思っていた時期がありました。でも数年は二足のわらじを履いての活動でした。そういった中で、サロンの方のスタッフが増え、ワークライフスタイリストの仕事が軌道に乗ってきたところで、思い切ってワークライフスタイリストの仕事一本に絞ったのです。女性は可愛く賢く フェードイン&フェードアウトがおすすめです

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できる範囲で少しずつといった状態で始めると、心にも余裕ができて、どちらもいい仕事ができるのではないでしょうか。

●そのまま並行でもゆくゆくは絞ってもいい

私は執筆の仕事を始めてから、ずっと事務の仕事と並行しています。インタビューを受けることや執筆は休日や夜などにやっています。事務の仕事が基盤としてあることで、執筆の仕事が自分のペースを保ってできているように感じます。

相談者さんもまずは休日や夜などから少しずつやってみて、どちらを主に置きたいのか、どういった配分でやってみたいのかは後から考えても遅くはありません。

●安定を選ぶことが幸せの場合もある

宮本佳実さんの著書にはこのようにも書かれています。

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「安定」があったほうが安心するし楽しいという方もいるでしょう。そういう方は「安定」を選ぶことが自分の幸せなのです。しっかりと基準を「自分自身」において、常に自分が何を求めているのかを確認してください

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私はまさにこの“安定があるから安心で楽しい”というタイプです。そのため、どっちを主にするかと言われたら“事務仕事”と今はきっぱり言えます。

今まで、「執筆活動にもっと力を入れるべきだ」「どちらか一方にするべきだ」という声が周りからあり、かなり揺れ動いたことも多くありました。それは、安定を安心と感じる自分を格好悪いと感じていたから揺れていたのだなと思います。

2つの異なる仕事を楽しめることはとってもステキなことだと思います。ぜひ、両方やってみて、自分の気持ちを大事にしてみてください。

【参考文献】

・『可愛いままで年収1000万円』宮本佳実・著

●ライター/馬場じむこ(書評ブロガー)

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