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【大田原】美しさ日本一の古墳に興奮!黄門様が助さんに掘らせた「下侍塚古墳」

  • 2022.4.24
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みなさんこんにちは!地域特派員のじゃがイモ美です。

さいきん巷で人気の古墳。全国には約16,000基も存在するといわれ、独特な形を愛でたり、出

土品や伝承から想像を膨らませ歴史ロマンを感じて楽しむ“墳活”なんていう言葉もあるそうです!

今回は、私の墳活第一弾として、大田原市にある「下侍塚古墳」をレポートします。

黄門様が助さんに掘らせた古墳
出典:リビング栃木Web

大田原市湯津上地区、国道294号沿いを走っていくと目に飛び込んでくる下侍塚古墳。

開けた水田地帯のなかに、松が茂った丘がポツンとあるので、とっても目立ちます!

出典:リビング栃木Web

西暦400年頃に作られたといわれる前方後方墳(前も後ろも四角のお墓)で、全長114m。

出典:リビング栃木Web

「日本一美しい古墳」といわれる理由は、この外観から。

なだらかなシルエットはひょうたんみたいで可愛らしく、伸び伸びとアカマツが茂っていて、他の古墳とは一味違う気がしますね。

なんとこの古墳、登ってOK!お墓だけど、失礼します!

出典:リビング栃木Web

1,700年頃には、徳川光圀が助さんに命じて発掘調査を行ったそうで、日本考古学発祥の地でもあります。

調査が行われたのは、写真右手の後方。地上高9.4mあり、意外と急傾斜です。

出典:リビング栃木Web

中央奥の少し土が減っているあたりが発掘した箇所だそう。

黄門様は、鏡や壺などの出土品を記録したあと、箱に納めて埋戻し、崩落防止のためにマツを植えて古墳を保護。自分のものにしないで、後世に残す姿勢は、さすが黄門様!

誰のお墓だったのかは記録がなく、謎のまま…。

埋蔵金を一緒に埋めたりはしていないかな…?

周辺にはミニ古墳が8基も!

下侍塚古墳のすぐ近くには、30分ほどで古墳群を周遊できる遊歩道があり、ちょっとしたお散歩にちょうど良いです。

出典:リビング栃木Web

素朴な感じの古墳たち。8基それぞれ調査が行われており、埴輪や土器が出土しています。

出典:リビング栃木Web

古墳群のすぐ東側には那珂川が流れ、対岸の山々から採掘された金は、東大寺の建立の折に、大仏様の台座にも使用されたとか。かつて、金で栄えた有力豪族が古墳に眠っているのかもしれませんね。

古墳を見る前には、なす風土記の丘湯津上資料館へ行くのがおすすめ。駐車場もこちらを利用できます。

出典:リビング栃木Web

黄門様の発掘調査のきっかけとなった国宝・那須国造碑についてや、現在まで続く発掘調査の状況、出土品などが展示されているので、予習するとより妄想が膨らんで面白くなります。

今回お話を伺った加藤館長さんは、地元の歴史に熱〜いお方でした。またお邪魔したいと思います♪

出典:リビング栃木Web
おわりに

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

墳活第一弾、いかがでしたでしょうか?歴史好きな方は、たぶんハマると思われます!

これを機に調べてみたところ、栃木県内にある古墳の数は数千基!身近なところにある

古墳を調べてみるのも面白そうなので、また特徴的な古墳を見つけたら紹介したいと思います。

ここで一句「この景色 黄門様も 見たんだね」

大田原市なす風土記の丘湯津上資料館(下侍塚古墳の南向かい) 住所:〒324-0403 栃木県大田原市湯津上192 電話番号:0287-98-3322 営業時間:9:00~17:00(入館16:30まで) 休館日:月曜日、展示替え休館など 駐車場:有り

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