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新しい暮らしから生まれる美。【板谷由夏編】

  • 2022.4.23
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家を建て直して、よりシンプルでミニマルに。

ニット¥30,800/イロット(ザ・ウォール ショールーム) サロペット¥38,280/サージ、ピアス¥28,600/モダン ウィーヴィング(ともにショールーム セッション) メイク使用色:ルージュ アリュール インク 232 ¥4,950(限定発売)/シャネル  ミューティドグロー リクイドチークス 01 ¥3,850(限定発売)、ネイルラッカー 20 ¥2,200/ともにRMK Division

板谷由夏|YUKA ITAYAドラマや映画、舞台、CM、雑誌などで幅広く活躍。2015年よりファッションブランド、SINMEもプロデュース。2023年にNetflixにて全世界配信予定のドラマ「離婚しようよ」に出演が決定。

東京を離れ、郊外の高台にある中古の一戸建てをリフォームしながら暮らして12年。板谷由夏は、意を決して家を建て替え、新しい生活をスタートさせたばかり。

「それまでの家も十分に住めるし、思い出もたくさん詰まっていたから、愛しい家を潰す必要があるの?と悩みに悩みました。ただ、息子たちと一緒に暮らせるのは、もしかしたら10年ないかもしれない。そう思い直し、家族の希望の家を頑張って建てようと決心したんです。実際出来上がったら……うん、皆、気持ちよさそう!新しい空間に住むことは、精神的にいい気がします」

新築を機に、住まいはよりシンプルに、よりミニマルになった。

「建て直す間、1年ほど家具や荷物を倉庫に預け、必要最低限のものだけで家族4人、小さなビーチハウスで暮らしたんです。そこで気付いたのは『なくても生きていける』ってこと。家が完成したらさらにものを減らそうと、洋書から家具までたくさん手放しました」

新しい家で最もこだわったのは、風通しのよさとスムースな動線。キッチンを中心に設計し、ダイニングテーブルを新調した。命を育む場所、絆を養う場所だからというのが、その理由だ。

「玄関を開けたらいきなりキッチン!家族や友だちの顔を見ながら料理ができるように、アイランドスタイルにこだわりました。家具で唯一買い替えたダイニングテーブルは、たくさんの人が集えるようフリッツ・ハンセンのエッセイテーブルを探して……10人は余裕で座れるサイズです。新たに作った子ども部屋にふたりが閉じこもったらどうしようと恐れていたんだけど、いやいや、お腹が空いたら出てくる、集まってくる(笑)」

一層広くなった庭には大事に育てた椿や欅などを移植。新たな株を加えた大好きなミモザが咲き誇る。念願だった野菜作りも始めた。

「以前はハーブ止まりだったんだけど、いまはレタスやホウレン草がひしめき合ってる!ソラマメも伸びてきました。ゆくゆくは、ジャガイモやダイコンもできたらいいなあ、って」

笑顔が見える、笑い声が聞こえる空間。キレイでいるために心がけていることは?との問いには「笑顔でいること」と笑う。

「そうなれない時は決してごまかさずに、機嫌が悪いのか、それとも体調が悪いのか、自分にとことん向き合います。あっ、または、酔っぱらうか(笑)。だって無理してたら、しわ寄せがくるもの」

●問い合わせ先:ザ・ウォール ショールームtel: 03-5774-4001ショールーム セッションtel: 03-5464-9975シャネル カスタマーケア0120-525-519(フリーダイヤル)RMK Division0120-988-271(フリーダイヤル)

*「フィガロジャポン」2022年5月号より抜粋

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