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主役2人の相性が抜群だから大盛り上がる!『ポッサム』が示したヒットの方程式

  • 2022.4.23
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話題の時代劇『ポッサム~愛と運命を盗んだ男~』を見ていると、しみじみと「ドラマはやっぱり主役男女の魅力が一番」と思えてくる。

もちろん、『ポッサム』の主役コンビといえば、典型的な美男美女のチョン・イルとクォン・ユリのことだ。

チョン・イルが演じるバウ、寡婦を善意で誘拐する仕事をしていて 、間違って誘拐されてしまったのが、クォン・ユリが演じるファイン翁主(オンジュ)である。

こうして2人の奇妙な同居生活が始まるのだが、激しく対立していく関係がやがて麗しき恋愛感情に発展していく様子がドラマでは抒情的に描かれていく。

『ポッサム』(写真= © 2021 MBN. All Rights Reserved)

その際、キーワードになっているのが「禁断の愛」だ。

なにしろ、ファイン翁主は光海君(クァンヘグン)の娘。王女と平民の愛がそう簡単に許されるわけがない。しかも、舞台となる朝鮮王朝は厳しい身分制度を採用していて、王族と庶民では天と地ほど身分が違いすぎる。

たとえ当人同士が愛し合っていても、社会通念上は許されない。身分が違う男女は絶対に結ばれないのだ。

とはいえ、古今東西のラブストーリーは、「禁じられた愛」であればあるほど、物語は烈しく燃え上がる。

それは韓国時代劇も同様で、傑作と評価される『イ・サン』や『赤い袖先』でも「禁断の愛」が丹念に描かれていた。

果たして、バウとファイン翁主の場合は…。ご覧になればかわると思うが、回を重ねていく度に気になるのが2人の関係となっている。

それにしても、チョン・イルとクォン・ユリが演じるラブロマンスは本当に絵になる。

クォン・ユリは高貴な王女を抑えた情感で上品に演じていたし、イケメンのチョン・イルはたとえ髭を生やしていても表情が整っていて見栄えがいい。そんな2人が辛い境遇を乗り越えていく展開は本当に心が洗われるようだ。

数多くの名場面も忘れられない。

川で身投げした王女をバウが助ける場面、2人が共同生活でお互いにいたわりあう場面、2人が協力して欲深い両班(ヤンバン)夫人を懲らしめる場面など。そうしたシーンでチョン・イルとクォン・ユリが魅せたシナジー効果は、演技をより華やかに彩っていた。

『ポッサム』(写真= © 2021 MBN. All Rights Reserved)

そしてドラマの後半。バウが実は庶民でなくて、かつての高官の孫であったことが明らかになる。そんな彼は科挙に合格して両班の身分を回復し、キム・デソクとして再出発する。

こうして主人公2人は両班と王女として立派な夫婦になっていくのだが、物語は最後まで波乱万丈で目が離せない。

さらなる困難をどう乗り越えていくのか。チョン・イルとクォン・ユリが演じる主人公2人の愛と苦悩の物語が本当に興味深い。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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「ポッサム~愛と運命を盗んだ男~<70分特典映像収録>DVD-SET2」&レンタルDVD Vol.7~13  5月11日(水)リリース
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セル各20,900円(税抜19,000円)
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント U-NEXTにて4月6日(水)より独占先行配信開始
(c) 2021 MBN. All Rights Reserved

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