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新幹線車両をリサイクルして内装に!ザボディショップのサステナブルな店舗が楽しすぎた【アースデイ2022】

  • 2022.4.22
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毎年4月22日は、地球のことを考える「アースデイ」。そんなアースデイを記念して、イギリス生まれの自然派化粧品ブランド「ザボディショップ」のサステナブルでエシカルなストアコンセプト「アクティビストワークショップ」の店舗を取材! これまでにない新しい体験ができる店舗をレポート。(フロントロウ編集部)

現在国内に12店舗!サステナブルを極めた「アクティビストワークショップ」

ザボディショップが手掛ける新ストアコンセプトの店舗「アクティビストワークショップ」を知っている?

画像1: 現在国内に12店舗!サステナブルを極めた「アクティビストワークショップ」

「アクティビストワークショップ」は、サステナブルなコンセプトを強化し、楽しみながらエシカル消費が体験できるコンテンツが盛りだくさんの店舗。

ザボディショップは、1976年の創業当時から「企業には世界を良くする力がある」という理念のもと、環境や社会の問題にいち早く取り組んできた、サステナブルでエシカルな企業としてパイオニア的な存在。そんなザボディショップが、今後のよりサステナブルで再生可能なビジネスの実現のために誕生させたのが、新ストアコンセプトの「アクティビストワークショップ」。

画像2: 現在国内に12店舗!サステナブルを極めた「アクティビストワークショップ」

国内に12店舗あるという「アクティビストワークショップ」には、一体どんなこだわりが詰まっているのだろうか? そこで東武百貨店 池袋本店の店舗を取材してきました。

①ボディケアやハンドケア製品を詰め替えできる「リフィルステーション」

「アクティビストワークショップ」でまず注目したいのが、「リフィルステーション」を併設していること※。これは、ボディケアやハンドケア製品の詰め替えができるサービスで、ゴミを出すことなく製品を購入できるというもの。人気のボディシャンプー4種とハンドソープ2種が購入できる。
※ 店舗の広さにより一部設置のない店舗もあり。

画像1: ①ボディケアやハンドケア製品を詰め替えできる「リフィルステーション」

「リフィルステーション」は、専用のアルミボトルとポンプを購入するとボトルを再利用して何度でもリフィル購入ができるので、使い終わった容器を捨てたり、または詰め替え用のパックを捨てたりすることなく、まったくプラスチックごみを出さない買い物が可能に。液体状のものが多い美容製品はただでさえプラスチックごみが出やすくジレンマがあるけれど、そんな思いもすっきりと解消してくれる。

画像2: ①ボディケアやハンドケア製品を詰め替えできる「リフィルステーション」

またザボディショップは、まだ詰め替えが根付いていない45年も前から第1号店でリフィルサービスを展開していたほど、サステナブルな調達方法にこだわりを持ってきたブランド。ちなみにボトルの素材であるアルミには、水に濡れてもヌメリが気になりにくいという意外なメリットもあるそう。

②引退した新幹線車両のアルミを内装にリサイクル!

「アクティビストワークショップ」は、店舗の什器をはじめとした内装にも、サステナブルなこだわりが隠れている。

画像1: ②引退した新幹線車両のアルミを内装にリサイクル!

なかでも驚きなのが、引退した東海道新幹線の車両アルミをリサイクルした素材が、店舗のいたる部分に使用されていること。今回お邪魔した東武百貨店池袋店では、ストアのファサード部分やハンドクリームの什器の背面にこの素材を使用。長い間実際に走行し、役割を終えた新幹線車両の素材に新たな命を吹き込んだ、まさしくサステナブルな取り組み。

ちなみにザボディショップは、新幹線の車両アルミを再利用したスパチュラも販売。クリームタイプのスキンケアやコスメに便利なスパチュラはプラスチック素材の製品が多いけれど、再生アルミなら環境への負荷がぐんと減らせるので、探していた人はぜひチェックしてみて。

画像2: ②引退した新幹線車両のアルミを内装にリサイクル!

③プラスチック什器はゼロ!とことんサステナブルなストア設計

ザボディショップの「アクティビストワークショップ」では、引退した新幹線車両の再生アルミを使用しているだけでなく、内装什器で使われているプラスチックはなんとゼロ。棚などでも、プラスチック以外の素材を使用している。

画像1: ③プラスチック什器はゼロ!とことんサステナブルなストア設計

そしてそれだけでなく、棚板や什器に使われている木材は、持続可能な森林活用と保全のため、FSC認証の木材や間伐材を使用。とくに間伐材は、日本の森林を守るという観点から日本の間伐材が採用されている。店内に多く配置されている木材も、そんなストーリーがあると思うとより温かみが感じられる。

さらに床材には、環境負荷の少ない素材を使った美濃焼のミノアールというタイルが使われている。ミノアールは、従来のタイルよりも高い防汚性と防滑性を兼ね備えた特殊なタイルだそう。

画像2: ③プラスチック什器はゼロ!とことんサステナブルなストア設計

ちなみに「アクティビストワークショップ」は、イギリスのフラッグシップストアを皮切りに2019年以降世界各国の店舗に広がっているのだけれど、新幹線車両の再生アルミを内装に活用する取り組みや、ミノアールの床材採用は日本独自の取り組みだという。

④ブランドのルーツが知れる「ブランドストーリーハブ」も要チェック

「アクティビストワークショップ」の東武百貨店池袋店には、「ブランドストーリーハブ」という展示コーナーも。このコーナーは、実際に店舗を訪れた人が足を止めることも多いそう。

画像1: ④ブランドのルーツが知れる「ブランドストーリーハブ」も要チェック

展示されているのは、実際に製品に使われている原材料をはじめ、原材料ごとの産地がひと目で分かる壁面アートや、ブランドの取り組みやルーツが映像で見られるモニターなど。ちょっとした博物館に行ったかのような気分で楽しく学べる、有意義なコーナーになっている。

画像2: ④ブランドのルーツが知れる「ブランドストーリーハブ」も要チェック

今回取材したザボディショップの「アクティビストワークショップ」。詰め替え購入ができるリフィルステーションをはじめ、内装の素材にまで徹底的にこだわったサステナブルな空間を実現できているのは、長年環境問題に真摯に取り組んできたザボディショップだからこそ。

エシカル消費を体験できるサステナブルな店舗と聞くと、少し難しそう…と思う人もいるかもしれないけれど、その心配は一切なし。いつものショッピングに新しい楽しみ方をプラスしてくれる魅力的な店舗なので、ぜひ足を運んでみて。

【アクティビストワークショップ導入店舗】2022年3月末現在 全12店舗
タカシマヤ ゲートタワーモール店/アミュプラザおおいた店/アミュプラザ小倉店/池袋東武店/アミュプラザ鹿児島店/さんすて岡山店/阪神百貨店/福岡パルコ店/イオンモール沖縄ライカム店/舞浜イクスピアリ店/神戸三田プレミアムアウトレット店/熊本鶴屋店

(フロントロウ編集部)

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