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ファミレスが最適!? 子どもの学習効率をUPさせる「勉強スポット」4選

  • 2015.9.21
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【ママからのご相談】

2歳の娘の母です。勉強する習慣は早いうちにつけたほうがいいと聞き、幼児教室に体験に行きました。しかし、終始落ち着きがなく、あまり興味も示していないようだったので、入会を見送りました。 家でDVDを見せたり、ドリルをさせたりしていますが、集中力が続きません。母親でもできる、オススメの教育法があったら教えてください。

●A. まずは、勉強を好きにさせること、楽しいと思わせることが大事です。

こんにちは。ご相談ありがとうございます。ママライターのamuです。

わかります! 私の娘も落ち着きがなくて大変でした。バレエの体験に行けば走り回る、英会話教室では上の空……。子どもの集中力は3歳で15分、2歳以下は10分弱程度と言われていますが、見ていてヒヤヒヤするし、イライラしてしまうので、私は自分が娘の先生になると決めました。

その少し変わった勉強場所と経験談を4つ、紹介したいと思います。

●子どもの集中力を持続させる“学習場所”4つ

●(1)自転車のチャイルドシート

娘を前かごのチャイルドシートに座らせて、映画『ゴースト』のろくろシーンのように背後からたくさんのことを教えました。歌、草木や空や花の色、「木漏れ日がキラキラしているね」などのオノマトペ、それから呪文のように唱える九九、英単語。

「今日はいくつか先の駅のパン屋さんに行ってみよう」「いつも電車で行く実家まで自転車で行ってみよう」などと、目的地を決めての自転車旅は、とても有意義でした。

日本最大のオーディオブックサイト“FeBe”を運営するオトバンク社長、上田渉さんの著書『脳が良くなる耳勉強法』によると、リスニングは脳の処理プロセスが少なく、耳から聞くほうが文字を読むより、言葉をすぐに理解できるそうです。

リスニングは生まれながらに人間が持っている機能なので、小さな子どもに向いている学習法と言えるでしょう。

●(2)ファミレス

図書館と違ってほどよくうるさくて、ドリンクバーがあって、勉強するのに最適な環境。ご褒美のデザートまであります。テーブルがあるので、ドリル、ぬりえ、お絵描き、読書、そんな読み書きの勉強をしました。

メニューと小銭でお金の勉強をしたり、メニューで何の調味料が入っているか当てるクイズもしました。家だと家事をしたくなったり、テレビが見たくなったり、ママの方も気が散りがち。

ファミレスだと他にやることがないので、勉強を教えることに集中できるし、人の目もあるので冷静でいられます。

『所さんの目がテン』というテレビ番組で、効果的な勉強法について、紹介・検証実験がなされていました。女子高校生に自分の部屋、リビング、図書館、ファミリーレストランのでそれぞれ30分勉強してもらい、テストの点数を比較したところ、ファミレスで勉強したときが断トツで高得点でした。

ファミレスのような適度な雑音がある環境は集中しやすく、逆に静か過ぎる環境というのは非日常で、集中には適していないのだそうです。

●(3)お風呂

魚釣りゲームやおはじきでの足し算練習や、百円均一で買ったお風呂に貼れる日本地図を見ながら地理の勉強もしました。ついでに顔をつけて水に慣れる練習も。

微温浴(34度~38度)では副交感神経が働き、リラックスできるそうです。脳がリラックスしている状態では独創的なアイデアが生まれやすく、また学習効率も上がります。

●(4)バス&電車

「あの漢字なんて読む?」と、車内広告や注意書、窓から見える看板を指しては教えていました。娘が名前の次に読めるようになったのは、“下さい”でした。

幼稚園の先生をしている知人女性も、「子どもはクイズが大好きだから、なるべく質問するようにしている」と言っていました。

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いかがでしたか?

移動時間も上手に利用して、効率的に楽しく。日々の暮らしのなかで、繰り返し学習することで、気がつけば頭に入っていた……と、のちのち子どもから感謝されることうけあいです。

【参考文献】

・『頭がよくなる記憶術―この脳細胞刺激法で頭が驚くほど鋭くなる!』松本幸夫・著

●ライター/amu(ママライター)

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