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香りで旅の余韻に浸る―お香専門店「仙台香房 露香」

  • 2015.9.21
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「仙台香房 露香」は、仙台市中心街の小路にある、小さなお香の専門店。仙台七夕まつりをはじめとした、季節のお祭りやイベントにちなんだオリジナルのお香を中心に、上質な香りアイテムを販売しています。

色とりどりの香りアイテム

市営地下鉄南北線の勾当台公園駅から徒歩5分。一番町四丁目商店街のアーケードから「東一市場」の細い道へ入ると、「仙台香房 露香」の看板が目に留まります。居酒屋や玩具店などディープなお店が軒を連ねるなか、一面ガラス張りの洗練されたたたずまいが印象的。カラフルなお香が並ぶ様子に惹かれのれんをくぐると、和の心地よい香りにふわりと包まれます。

5人ほどが入ればいっぱいになってしまう、こぢんまりとした空間。シンプルながらもシックな内装の店内には、お香やお線香のほか、匂い袋、香立てなど、香りに関するグッズ80種類以上を取りそろえています。

残り香までクリアな芳香が続きます

「仙台香房 露香」のお香は、国内生産にこだわり、厳選された天然香料を使用しています。たき始めから残り香まで香りの印象が変わらない、品質の高さが評判です。

「お香の魅力は、気軽に“癒し”を与えてくれること。時間に追われている人が多いと思うので、自分へのごほうびにお香をたいて、お気に入りの香りに癒されてほしい」と話すのは、店長の斉藤さん。お香は未体験という人でも、香りの好みや、「来客前にリビングでたきたい」「香りでリラックスして眠りたい」など使いたいシチュエーションを伝えると、選び方をアドバイスしてくれます。

たとえば、お香はたいたあと1~2時間ほど香りが続くため、就寝1時間前に火を点けると、ほのかな残り香に包まれて心地よく眠りにつけるとのこと。日々の暮らしに香りを取り入れるだけで、ちょっと贅沢な気分になれそうです。

仙台の四季を香りで表現

看板商品は、オリジナルの「仙台四季香」シリーズ。季節の花をイメージした「さくら」「たけ」「はぎ」「うめ」「つばき」に、夏の風物詩「七夕」を加えた6種類です。一番人気は、仙台ならではの「七夕」。グリーンとフローラルのやわらかな香りで、お香初心者にも好まれるそう。「たけ」はスッとした強い印象の香り、「つばき」は女性らしい華やかな香りなど、6種類それぞれに個性が際立っています。

とんぼ玉の香立てがセットになったかわいらしいパッケージは、「仙台四季香」シリーズ限定。とんぼ玉をくす玉に、お香を吹き流しに見立て、まるで仙台七夕まつりで街中を華やかに彩る豪華な七夕飾りのよう。おみやげやギフトにもぴったりです。

お祭りやイベントをイメージしたお香も

七夕のほかにも、仙台のお祭りやイベントにちなんだ、季節限定のお香もあります。秋限定のお香は、9月上旬に開催される音楽イベント「定禅寺ストリートジャズフェスティバルin仙台」を表現した「JAZZの香り」。秋風に揺れる定禅寺通のけやき並木を思わせる、ウッディな香りが印象的です。冬には、イルミネーションイベント「SENDAI光のページェント」をイメージした香りが登場予定。「今の季節はどんなお香があるかな?」と、楽しみに訪れるお客さんも多いそうです。

仙台を旅したら、おみやげ選びにぜひ立ち寄ってもらいたい「仙台香房 露香」。自宅でお気に入りの香りに包まれ、旅の思い出を振り返る、素敵なリラックスタイムを過ごしてみませんか?

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