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玉山鉄二「疲れていたんでしょうね」サウナで整いすぎて外で素っ裸爆睡

  • 2022.4.11
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玉山鉄二「疲れていたんでしょうね」サウナで整いすぎて外で素っ裸爆睡
『今はちょっと、ついてないだけ』公開記念舞台挨拶の様子

俳優の玉山鉄二が4月9日、都内で実施された主演映画『今はちょっと、ついてないだけ』の公開記念舞台挨拶に音尾琢真、深川麻衣、団長安田(安田大サーカス)、柴山健次監督と共に登壇。本作や撮影時のエピソードについて和やかに語った。

玉山鉄二「もしかしたら、この仕事飛んでしまうかな」13年ぶりの映画主演もコロナ禍の不安を吐露

13年ぶりの映画主演を務めた玉山は「今回企画が決まって、オファーを頂いて、実はクランクインが2回くらいズレているんですよね。予定よりも時間がかかった。『もしかしたら、この仕事飛んでしまうかな』とか色んな不安を持って日々過ごしていました」と回顧。「そういうこともあって、コロナの緊急事態宣言も経て、こうやって実際に公開日を迎えられて本当に感動しています」と胸中を吐露した。さらに「団長さんのすごい大ファンなんですよ。すごいピュアだし。でも撮影初日に“おれ、映画やってるぞ感”で現場に来た。『ちょいちょいちょい、それは違いますよ』と(たしなめました)。そういう感じで緊張をほぐしながら、いいシーンを撮りました」と話した。

一方で玉山は「団長さんにはすごく感謝しているんですよ。なぜかと言うと、僕はサウナが好きで、地方でサウナに行った時に、連日連夜の撮影で疲れていたんでしょうね。整っている時、外で素っ裸で寝ちゃってて(笑)。パッと起きたらタオルがかかっていたんですよ。誰かかけたのかなと思って話を聞いたら、それが団長さんでした。疲れている僕の寝ている姿に心配してタオルをかけてくださった。あの日、風邪を引かなかったのは団長さんのおかげです」と感謝。団長安田は「整いすぎて微動だにしないから、死んでると思った(笑)」とジョークを飛ばした。

キャンプシーンがある本作にちなんで、音尾は、撮影前にソロキャンプを敢行したことが明らかに。団長安田が「すごくないですか!? 長野県の撮影の時に、自分の車で来て、ガチキャンプして現場来てるんですよ」と暴露すると、音尾は「そうなんですよ。家族でキャンプをするのにハマっていて、常々ソロキャンプをしたいと思っていたんですよ。(本作の撮影で)長野県にもロケに行く。ちょうどいい。“ソロキャンプ前乗り”をして、次の日に備えました」と話し、「だからもう、(玉山演じる主人公の)立花ですよね。コーヒー大好きだし、写真を撮るのも好き」と笑った。

この日、4月7日に誕生日を迎えた玉山をサプライズでお祝い。ハッピーバースデーの合唱と共にフラワーケーキが運ばれ、登壇者から「玉山鉄二さん、お誕生日おめでとうございます!」と祝福を受け、玉山は「嬉しいですね、本当に。42になりました」と報告。MCに促されて「毎年変わらず健康に、そして炎上しないように(笑)、細々とがんばります」と抱負を語った。

イベント終盤に柴山監督は「この物語について一言思ったのは『こんなはずじゃなかったのに。もっとうまくやれるんじゃないか』というのはいつもある感情でした。この原作を読んだ時に、世の中の皆がどこかしら、そんな思いを持っていると感じました。僕はそれに救われました。この物語を映画にすることで、もっと広く、必要な方に届くのではないかと思いました。たくさんの方に見てもらうのが一番の願いです。必要だと思う方に教えてあげてください」と挨拶。

続けて玉山は「あとは、この映画を見てくださって、閉塞感のある世の中で、セカンドチャンスとか、もう一回がんばろうとか、そういうことが難しかったり否定・批判する人がいたりして、昔に比べてやりづらいなと思っている方もいると思います。でも、ちょっぴり自分を甘やかせてあげて、何か新しいことに挑戦したり新しいスタートを切ったり、セカンドチャンスと捉えてもう一回スイッチを入れたりすることに対して、ちゃんと自分と向き合って、自分のことを優しく包み込んでいいのではないかと思います。ちょっとだけ背中を押してもらえるような作品になっていると思います」と語り、イベントを和やかに締めくくった。

『今はちょっと、ついていないだけ』は、シェアハウスと自然を舞台に、ゆったり流れる時間の中で、日々を丁寧に生きようとする不器用な大人達の輝きを見つめる映画。部屋に差し込む朝の光、コーヒーの香り、湖を渡る風…。かつては人気カメラマンで、表舞台から姿を消した主人公・立花浩樹を演じるのは『カフーを待ちわびて』(09年)以来13年ぶりの映画主演となる玉山。シェアハウスの仲間で家に居場所がない元テレビマン宮川良和に音尾、将来に悩む美容部員の瀬戸寛子に深川、そして落ち目な芸人の会田健に団長安田、他、高橋和也ら個性豊かな面々が顔を揃える。原作は、「四十九日のレシピ」、「ミッドナイト・バス」が映像化されるなどご活躍の作家・伊吹有喜。主題歌は奈良発のロックバンド「AgeFactory」(エイジファクトリー)が、原作にインスパイアされ、本作の主題歌として書き下ろした「Firstdaysong」。各種配信プラットフォームで配信中。「地域連携による映画作り」(千葉県茂原市、長野県千曲市、愛知県幸田町、長崎県島原市)を掲げる本作品は、新型コロナウイルス感染の拡大状況や緊急事態宣言の発出・解除のタイミングが異なり、クランクインの延期を余儀なくされた。慎重に撮影を重ねて完成に至り、今回公開を迎えた。

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