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なぜスイミングスクール?なぜ穴3つ?「セブンティーンアイス」の謎を探る

  • 2022.4.11
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セブンティーンアイスの自動販売機はどんな場所に?(江崎グリコのホームページより)
セブンティーンアイスの自動販売機はどんな場所に?(江崎グリコのホームページより)

江崎グリコ(大阪市西淀川区)が販売する、自動販売機専用のアイス商品「セブンティーンアイス」。駅や遊園地などで、この商品の自販機をよく見掛けますが、ネット上では、「セブンティーンアイスの自販機を見ると、スイミングスクールの帰りを思い出す」「(スイミングスクールの)進級テストで合格すると、親が買ってくれた」といった意見が多く、なぜかスイミングスクールに設置されている印象が強いようです。セブンティーンアイスは、スイミングスクールで本当に人気のある商品なのでしょうか。

また、スティックにある3つの穴は何なのでしょうか。同社アイスクリームマーケティング部の井上朋美さんに聞きました。

練習後のご褒美アイスの定番に

Q.「セブンティーンアイス」の発売時期や名前の由来について、教えてください。

井上さん「セブンティーンアイスは1983年に、(小売店の)ショーケースで販売を開始しました。商品名は、当時、子ども向けの印象が強かったアイスクリームを、少し上の世代である17歳の人にも外で手軽に食べていただけるよう、17種類のワンハンドアイス(片手で食べられるアイス)を開発したことに由来しています。その後、1985年から自動販売機での販売を開始し、今では、全国に約2万台の自動販売機を設置しています」

Q.自動販売機はどのような場所に設置することが多いのでしょうか。

井上さん「ショッピングセンターや駅、公園、温浴施設、アミューズメント施設、レジャー施設、スポーツ施設、学校など、利用人数が多く、なおかつアイスクリームの需要が高いと見込まれる場所に多く設置しています」

Q.ネット上では、「自動販売機を見ると、スイミングスクールを思い出す」などの声が多くありますが、以前からスイミングスクールにも多く設置していたのでしょうか。人気の理由について、教えてください。

井上さん「1985年に自動販売機での販売を展開後、スイミングスクールに設置いただく機会が増えました。現在も多くの施設で設置されています。水泳は活動量が多いので、消耗した体力を取り戻す上で、アイスクリームはぴったりの食べ物だと思います。また、練習を頑張った後や、進級テストに合格した後の『ご褒美アイス』として食べていただくお客さまも非常に多く、担当者として大変うれしいです」

Q.セブンティーンアイスのスティックには3つの穴が開いていますが、なぜなのでしょうか。

井上さん「3つの穴を通してアイスがつながり合うことで、アイスが落ちにくくなるように工夫しているからです」

Q.セブンティーンアイスで売れている商品について、教えてください。

井上さん「セブンティーンアイスには、ソーダフロートやチョコミントなどのロングセラー商品もたくさんありますが、最も売れている商品は、濃厚な味わいが特徴の『クッキー&クリーム』、その次に売れているのは、ミルクアイスに色とりどりのチョコが入った『カラフルチョコ<ミルク>』です。おいしさはもちろんですが、味わいの変化や見た目の華やかさも、セブンティーンアイスの人気の理由だと思います。

なお、3月に発売した『カラフルゼリー<みかんジェラート>』は、みかんアイスにオレンジ色やピンク色のゼリーが入った商品で、味わいも食感も楽しくおすすめです」

オトナンサー編集部

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