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鎌倉の海を眺めながら体に優しいランチを♪ 古民家カフェ「サイラム」

  • 2015.9.20
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目の前が海という絶好のロケーションで、厳選した食材から作るおいしいヴィーガン料理が食べられる鎌倉の「SAIRAM(サイラム)」。人気ドラマ『続・最後から二番目の恋』の舞台になったお店です。

多彩な味わいが楽しめる

海沿いに建つ築70年の古民家で、波音を聞き、潮風を感じながら食事ができる「サイラム」。肉類はもちろん、卵や乳製品、動物性由来の油脂などを一切使用しないヴィーガン料理のお店です。

人気のランチメニュー「生命のめぐみランチ」(2800円)は、スープと前菜三種の盛り合わせ、メインにごはんとお味噌汁が付いたボリューム満点の定食スタイル。スープ、前菜、メインはいずれも季節によってラインナップが変わります。

この日のスープはズッキーニの冷製ポタージュ。やさしい緑色のポタージュに豆腐と塩麹のソースがアクセントを添えています。三種の盛り合わせは、エリンギとキュウリの棒々鶏風、テンペの照り焼き、豆腐とトマトのカプレーゼ風。スープ同様、こちらも盛りつけがすてきで目でも楽しめます。

ヴィーガン向けの料理というと、あっさりした淡泊な味を想像しがちですが、こちらのお料理はしっかりした味付けで、物足りなさはまったく感じません。特に塩麹に漬け込んだ豆腐は味わい深く、トマトとバジルソースとの相性がとてもいいのに驚きます。インドネシアの大豆発酵食品「テンペ」の照り焼きは、鶏の胸肉のような味と食感でした。

「見た目はもちろん、香りや舌触りも、食事をおいしく食べていだたく大切な要素です。ヴィーガン料理は体にいいだけでなく、おいしいんだということも知ってもらいたいと工夫を凝らしています」とスタッフから聞き、ヴィーガン料理の認識を新たにしました。

もちもちの酵素玄米はおかわり自由

この日のメインは、コーンとカボチャのライスコロッケ。カラリと揚がったコロッケは、添えられたトマトソースでいただきます。トマトと味噌を合わせたソースは、酸味とコクが合わさってとってもまろやか。家でもまねしたくなる味わいです。

付け合わせのサラダにかけられた自家製玄米甘酒のドレッシングは、味が濃い自然栽培の野菜との相性が抜群。生野菜だけでなく、おひたしと和えてもおいしそうです。

小豆と玄米を専用の圧力鍋で炊きあげた酵素玄米はもちもちして、噛めば噛むほど甘みを感じます。消化がいいので子どもや年配の方にもおすすめ。しかもデトックス作用が期待できるのだとか。「酵素玄米はおかわり自由。しっかり食べるほどお腹がすっきりするので、ぜひおかわりしてください」と、笑顔でスタッフが教えてくれます。

ランチメニューはこのほか、パスタやココナッツクリームのカレーライスなどもあります。9月からは「めぐみランチ」のメインが高キビの食感を活かしたハンバーグに変わります。こちらはリピーターに好評につき再登場するメニューなのだそう。お肉と遜色ないというハンバーグ、気になりますね。

生チョコのような口溶けのローケーキ

「サイラム」で提供されるお料理はすべてヴィーガン料理で、スイーツも例外ではありません。ショーケースに並んだケーキは、いずれも乳製品や卵、白砂糖を使わず、48度以下で調理されたローケーキのみ。豆乳や豆腐を使うことで糖分やカロリーを抑えながら、滑らかな舌触りとコクのある味わいを実現しています。

中でもファンが多いのが、生チョコのような口溶けの「チョコレートケーキ」(900円)と、玄米と米麹を合わせたふるふる食感の「自家製甘酒のプリン」(500円)。余計なものを一切加えない100%ジュースも、果物や野菜本来の味が楽しめます。

体にいいものをゆったりくつろぎながら食べてもらいたい、と2012年10月にオープンした「サイラム」。ベジタリアンでなくても、たまにはデトックス効果も期待できるこちらのお店に足を運ぶのもいいのでは? 目の前の海を眺めながらヘルシーな食事をいただけば、身も心も癒されますよ。

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