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推しがいる暮らし、はじめました(仮)【10】ビックカメラの店員さんに聞いた!双眼鏡の選び方

  • 2022.4.9
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【毎週土曜日20:00連載】私たちが生きている理由? それは推しがいるから! この連載では、推し活って何? というところから、実際に推し活をしている人たちの生の声やお役立ち情報などを毎週お届けします! 推しがいる人もまだいない人もぜひ、甘美な「推し」の世界をご一緒に! 今回は、ライブの必需品、双眼鏡について。双眼鏡の選び方からおすすめまで、ビックカメラの販売員さんに教えてもらいました!

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ライブの相棒、双眼鏡を選ぼう!

ライブやファンミーティング、イベントには必須の双眼鏡。推しの姿をより近く、はっきりと見るために忘れてはならないアイテムですよね。一口に双眼鏡と言ってもなんだか難しい数字が並んでいてわからない……。そんな人のためにビックカメラで双眼鏡の選び方を教えてもらいました。

今回お話を聞きに行ったのはビックカメラ有楽町店。東京国際フォーラムの目の前で、東京宝塚劇場にも近い立地であることから双眼鏡を買いに来るお客さんも多く、たくさんの種類の双眼鏡がそろっている店舗です。

双眼鏡の倍率は大きいほうがいい?

双眼鏡を選ぶときに「なんとなく、倍率が大きいほうがいいのではないか」と思ったことはありませんか? 筆者はとりあえず倍率のいい双眼鏡を購入し、ライブに参戦。双眼鏡をのぞくと推しが大きく見えすぎて(眼福ではありますが)全身を見ることができず、パフォーマンスを見逃すという失敗をしたことがあります。

ライブやコンサートなどで使われる双眼鏡の倍率は主に6倍・8倍・10倍の3つ。会場や座席によって適正な倍率が違ってきます。広い会場や舞台から離れた席の場合は倍率の高いもの、比較的近くの席の場合は倍率が低いものを選ぶとよいのだそう。

おすすめの倍率 黄色:〜6倍/赤:6〜8倍/緑:8〜10倍以上

上段左より 帝国劇場/東京国際フォーラム/東京宝塚劇場/東京ドーム

下段左より 日本武道館/代々木第一体育館/さいたまスーパーアリーナ/神宮球場

おすすめの倍率 黄色:〜6倍/赤:6〜8倍/緑:8〜10倍以上

上段左より 国立競技場/横浜アリーナ/日産スタジアム/ZOZOマリンスタジアム

下段 IHIステージアラウンド東京

ビックカメラ有楽町店には、東京周辺のライブ会場や劇場などの座席による、倍率の目安がわかるイラストが吊り下げられています。これはわかりやすくて助かりますよね。

おすすめの倍率 黄色:〜6倍/赤:6〜8倍/緑:8〜10倍以上

上段左より 日本武道館/東京ドーム/横浜アリーナ/日産スタジアム/さいたまスーパーアリーナ

中段左より メットライフドーム/ZOZOマリンスタジアム/札幌ドーム/ナゴヤドーム/京セラドーム

下段左より 福岡PayPayドーム/東京国際フォーラム/代々木第一体育館

ビックカメラ.comには、東京以外の会場のイラストもあるので参考にしてみてくださいね。

倍率が高いほど見える範囲(実視界)が狭く、倍率が低いほど見える範囲(実視界)が広くなるのだとか。8倍の双眼鏡であれば、実視界が6度以上あると見やすいのだそうです。双眼鏡を購入するときには「実視界は6度以上」ですよ。こちらは覚えておいてくださいね!

双眼鏡選びのポイントは明るさ

そして一番大事なポイントが、暗いライブ会場で重要になってくる明るさ。入ってくる光の量は、双眼鏡によって違いがあります。基本的に倍率が低いほど明るさが高いのだそう。倍率が高いと対象が近くに見える代わりに、暗くて見えにくくなってしまうというデメリットがあるということです。なるべく明るさが高いものを選びましょう。明るさは8倍のものでいうと、6〜7が大体標準。これより高ければ明るくて見やすい双眼鏡ということになります。

高倍率、低倍率のメリット・デメリット

倍率の高いものと、低いもののメリットデメリットを比較して見ます。自分の使い方にぴったりのものを探しましょう。

倍率の高いもの

倍率の高いものは暗いけど大きく見える

※画像はイメージです

メリット

  • 対象が近く大きく見える

デメリット

  • 見える範囲(実視界)が狭い
  • 一部しか見えないので対象を見つけづらい
  • 明るさが下がるため、暗いライブ会場では比較的見えづらい
  • 手ブレしやすい

こんなときにおすすめ

  • 広い会場でのイベント
  • 野外フェスなど明るい場所でのイベント
  • とにかく何がなんでも推しのアップや表情が見たい!

倍率の低いものは遠いけど明るい

※画像はイメージです

倍率の低いもの

メリット

  • 見える範囲(実視界)が広い
  • 全体が見えるので対象を見つけやすい
  • 明るさが高いので、暗いライブ会場でも比較的見やすい
  • 手ブレが少ない

デメリット

  • 対象物が大きく見えない

こんなときにおすすめ

  • 狭い会場でのイベント
  • 演劇など舞台全体を見たい
  • 箱推し(グループ全体を応援していること)なので全員を見たい!

メガネをしている人はアイレリーフも注目ポイント

メガネを装着したまま双眼鏡を使う人は、アイレリーフという項目も要チェックポイント! アイレリーフとは目から接眼レンズまでの距離のことです。メガネをしていると接眼レンズと目の距離が離れてしまうので、アイレリーフは14〜15mm以上のものを選ぶことをおすすめします。

1台だけ購入するならどんなものを選ぶ?

倍率や明るさ、見える範囲などチェックしたいポイントは分かったけれど、毎回会場も座席も違うイベントごとに双眼鏡をそろえるのはお金がかかる……。ましてや、現地に行かないと座席の分からないイベントでは、あらゆる倍率の双眼鏡を持っていかなければならないことになってしまいます。

そこで、1台だけ選ぶならどんなものを選んだらいいのかを教えてもらいました。チェックポイントのバランスを考えて、いろんな場面に一番対応しやすいのは8倍の双眼鏡。そのうえで、8倍の双眼鏡の明るさの標準である6〜7より高いものを選ぶと◎!

おすすめの双眼鏡はコレ

双眼鏡を選ぶときは目的をはっきりさせることが大事! 目的別におすすめの双眼鏡を教えてもらいました!

バランスのいい1台が欲しい

8倍双眼鏡 ジオマHR8x25WP [8倍]【ビクセン|Vixen】

広い会場も狭い会場も1台の双眼鏡で済ませたいという人におすすめなのが、ビクセンの『8倍双眼鏡 ジオマHR8x25WP [8倍]』。ビクセンは天体望遠鏡で有名な日本のメーカーです。こちらの双眼鏡は、ビックカメラオリジナルモデル。8倍の双眼鏡の明るさの標準が6〜7であるのに対し、9.6とかなり数値の高いところがポイントです。バランスのいい双眼鏡は、いろんなイベントで活躍してくれそうですね。

8倍双眼鏡 ジオマHR8x25WP [8倍]

9,980円 (税込)

倍率:8倍

明るさ:9.6

実視界:6.3度

アイレリーフ:16mm

重さ:300g

やっぱり推しを近くで見たい

10倍双眼鏡 アトレックII HR10×25WP【ビクセン|Vixen】

どんな会場でも、やっぱりできる限り推しを近くに見たい! そんな人には、ビクセンの『10倍双眼鏡 アトレックII HR10×25WP』がおすすめです。暗さが気になる10倍の双眼鏡の中では、明るさが高いところがポイント!

10倍双眼鏡 アトレックII HR10×25WP

20,240円 (税込)

倍率:10倍

明るさ:6.3

実視界:6度

アイレリーフ:15mm

重さ:360g

メンバー全員のパフォーマンスが見たい

ウルトラビューH 6X21DH FMC-GR LTD [6倍]【ケンコー・トキナー|KenkoTokina】

視界の広さと明るさで選ぶなら6倍の双眼鏡『ウルトラビューH 6X21DH FMC-GR LTD [6倍]』。小さい会場なら全体を快適に見ることができます。見たいところがたくさんありすぎて、どこを見たらいいかわからない箱推しの人に! ブルー・グリーン・ホワイトの3色展開です。

ウルトラビューH 6X21DH FMC-GR LTD [6倍]

6,350円 (税込)

倍率:6倍

明るさ:12.3

実視界:8.5度

アイレリーフ:13.2mm

重さ:200g

推しのメンバーカラーでそろえたい

8倍双眼鏡 「アキュロン T02(ACULON T02)」8×21 [8倍]【ニコン|Nikon】

やっぱり双眼鏡も推しのカラーでそろえたいという人には『8倍双眼鏡 「アキュロン T02(ACULON T02)」8×21 [8倍]」』がおすすめ。レッド・ブルー・グリーン・イエロー・パープル・ホワイトの6色がラインナップ。

8倍双眼鏡 「アキュロン T02(ACULON T02)」8×21 ブルー [8倍]

6,860円 (税込)

倍率:8倍

明るさ:6.8

実視界:6.3度

アイレリーフ:10.3mm

重さ:195g

野外フェスなら防水タイプ

8倍双眼鏡「アリーナ」(ピンク)HD8x21WP【ビクセン|Vixen】

野外フェスなら突然の雨に対応できる防水タイプがおすすめ。8倍双眼鏡「アリーナ」(ピンク)HD8x21WPは、200gを切る軽さと防水設計が特徴です。これなら屋外の会場でもアクティブに参戦できそうですね。

8倍双眼鏡「アリーナ」(ピンク)HD8x21WP

7,010円 (税込)

倍率:8倍

明るさ:6.8

実視界:6度

アイレリーフ:11mm

重さ:190g

結論!双眼鏡を買うときはまずはこれだけ覚えていきましょう

ビックカメラ有楽町店の双眼鏡売り場の販売員さんにお話を伺ったところ、もちろん用途にもよりますが、初めて望遠鏡を買うなら「8倍・明るさは6~7より上。実視界6度以上、メガネをしている人はアイレリーフ14〜15mm以上」を選べば、まずは安心のようです。

そこから少しずつ、いつも行く会場の状況や推しをどのように見たいのかがわかってくれば、これだ! という双眼鏡がきっと見つかります。

知れば知るほど奥が深い双眼鏡の世界。快適な推し活のため、自分にぴったりの双眼鏡を見つけてみてくださいね!

取材協力:ビックカメラ

[All photos by ビックカメラ & Mayumi.W]

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