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銀行員は見た!キャッシュレス決済で貧乏まっしぐらの絶対NG行為4選

  • 2022.4.13
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キャッシュレス決済は非常に便利ですが、利用方法を誤ると貧乏になる恐れがあります。この記事ではそのリスクが高い絶対NG行為を4つご紹介します。

■NG行為1:リボ払いを利用する

キャッシュレス決済で絶対NGな行為の筆頭がリボ払いです。

リボ払いはクレジットカードの利用代金を毎月一定額ずつ返済する方法ですが、多用すると自分の首を締めることになります。その理由を見ていきましょう。

●返済初回から金利手数料が発生する

リボ払いは翌月一括払いと異なり、返済初回から金利手数料が発生します。

リボ払いの金利は利息制限法の上限金利に近い高利率(15%前後)です。そのため、トータルの返済額は利用代金よりはるかに高額となります。

●利用代金が高額になるほど返済額が大きく増える

リボ払いは利用代金が高額になるほど金利手数料も高額になり、毎月の返済額に占める金利手数料の割合が高くなります。

すると利用代金(元金)の返済が進まないまま返済期間が長くなり、毎月利息が加算され続けて返済額が大きく増えます。

その状態で新たにリボ払いを行うと返済期間がまた長くなって返済額がさらに大きく増えます。その結果、終わらない借金返済で確実に生活が苦しくなるため、安易にリボ払いに手を出すのは絶対NGです。

■NG行為2:オートチャージを利用する

オートチャージはチャージ残高が設定金額を下回ると銀行口座やクレジットカードから自動的にお金をチャージできる便利な機能です。しかし、別の角度から見ればその便利さには危険な一面もあります。

オートチャージは口座残高がゼロになる、またはクレジットカードの利用上限金額に達するまで自動チャージが続きます。そのことを意識せずに支払いを続けると、残高ゼロの通帳やクレジットカードの高額な請求額を見てあわてることになります。

■NG行為3: 多くのキャッシュレス決済を併用する

利用するキャッシュレス決済の数が多いと支出額も多くなり、家計が赤字になるリスクが高まります。また、ポイント目当てでキャッシュレス決済を併用すると、逆にポイントがたまりにくくなって損をします。

さらに、クレジットカードをランダムに使用すると延滞のリスクが高まり、信用情報に傷がつくなどの弊害が生じやすくなります。それらのリスクや弊害を考えれば、キャッシュレス決済の利用数は最小限に絞るべきでしょう。

■NG行為4:利用明細を確認しない

キャッシュレス利用明細を確認しない人は、お金にルーズで何にいくら使っているかを把握していません。そのため、支出が増えて貧乏になりがちです。また、不正利用で大金を失うリスクも高まります。

近年はクレジットカードの不正利用が急増しているため、各カード会社は不正利用の被害額を補償するサービスを行っていますが、被害額の補償期間は被害の発生から60日以内。それ以降に被害に気づいてカード会社に申し出ても手遅れです。

そのような事態を回避するためには、利用明細のこまめな確認が必要です。

■4つのNG行為を改めればキャッシュレス貧乏は避けられる

以上で紹介した4つのNG行為を改めれば、高い確率でキャッシュレス貧乏を避けられるでしょう。思い当たるふしがある人は今すぐそれを実行してみましょう。

文・大岩楓
元銀行員ライター。預金・為替業務に長く携わった経験をもとに、節約などの記事を多数執筆。現在はジャンルを広げて教育系の資格を生かした記事まで幅広く執筆。

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