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亡くなったラッパーの遺体をクラブに搬入、盛大なパーティーが行なわれる

  • 2022.4.9
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銃殺されたラッパーのグーニューの遺体がワシントンD.C.のクラブに運ばれ、盛大なお別れパーティーが開催され、会場を提供したクラブが謝罪。しかし遺族は、本人が望むことだったとコメントした。(フロントロウ編集部)

本物の遺体がクラブに搬入される

人気ラッパーであるリル・ヨッティと「Homicide Boat」でコラボし、DMVエリア出身のニューウェーブの1人として注目を集めていたラッパーのグーニュー(Goonew)は、現地時間3月18日にアメリカ・メリーランド州プリンスジョージズ郡の駐車場で射殺され、数時間後に病院で死亡が確認された。

そんなグーニューの追悼イベントが、地元ワシントンD.C.のクラブで開催されることとなった。

故人を偲ぶために仲が良かった人たちがクラブに集まったのだが、そこには数週間前に亡くなったグーニューの姿が。グーニューはフーディにジーパンといういつものスタイルで、胸元には光り輝くネックレス、そして頭には王冠が。当初、グーニューの姿をしたろう人形か何かだと思われていたが、なんと本物のグーニューの遺体だったことが後に発覚。

クラブ側が謝罪、遺族がコメント

遺体と一緒にパーティーをしたことは死者に無礼だとして炎上。会場を提供したクラブ側が、「このような事が起こることは知らされていませんでした。この件に気分を害された方、不快に思われたすべての人々に心から謝罪します」と緊急声明を出す事態となった。しかし米TMZ のインタビューに答えたグーニューの家族は、グーニュー自身はこのイベントを喜んでいただろうとした。

遺族によると、パーティー好きだったグーニューが地味な葬儀を望むとは思えず、クラブにてパーティー形式で送り出されるというのは、彼が望んでいた形の別れのはずだという。また、アメリカでは一般的にはスーツなどフォーマルな姿で棺桶に入れられて埋葬されることが多いが、グーニューは亡くなる前に、スーツを着て埋葬されたくないと話していたそうで、普段着で埋葬された。頭にかぶせた冠は彼が「メリーランドの王」と呼ばれていたからだそうで、こちらは葬儀会社のアイデアだったという。

また、このクラブでの追悼パーティーが終わったあと、グーニューは馬車に乗って近所の通りを駆け抜け、そのまま埋葬される墓地に行ったことも明らかになった。(フロントロウ編集部)

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