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「独りの寂しさ」を一度きちんと受け入れる 【女30からのシアワセ道 vol.5】

  • 2015.9.20
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近年、晩婚化が進み、年齢を重ねても遊び友だちには困らない人が増え、SNSの浸透も手伝って寂しさを覚える機会が減少しつつある世の中になってきています。

「独りの寂しさ」を一度きちんと受け入れる 【女30からのシアワセ道 vol.5】

(c)fotomaximum - Fotolia.com

ですが、できるだけ早く生涯のパートナーとめぐり逢いたいオーバー30の女性のみなさんには、わたしは「独りの寂しさ」を実感し、一度受け入れることをオススメしています。

いまは、結婚するかしないかを選択できる時代です。世間体、老後、出産などの条件を取り除いてしまえば、一生を独りで過ごすことを心の底から寂しいと思えないと、結婚する動機が生まれづらく、行動に移すパワーの源にもなりづらいからです。

■避けられない現実から独りの寂しさを実感

実際にわたしも、「独りの寂しさ」を痛烈に感じて、結婚したい気持ちに拍車がかかった経験をしました。

最初のパンチが、長年続けているライターという職業の性質と、ひとり暮らしという住環境。ライターにはさまざまなタイプがいますが、わたしは自宅でしか原稿を書きません。また、テレビや音楽などの音は耳障りで集中力を削がれるため、原稿を書いているときの部屋は無音です。

その状態が長時間続いて、気づきました。「もし自分がいま突然死しても、何日も発見されないのではないか」と。生活をともにするパートナーがいれば、その日のうちには発見してもらえるでしょう。ですが、自分が具合が悪くなったとき偶然、友人が遊びに来て発見してくれることなど、ドラマでもない限り、かなり可能性は低いはずです。

「独身とはこういうことなのか」と、孤独を突きつけられた気がしました。

次に手術を要する病気をして、声も出せないほど苦しいのに自分で救急車を呼ぶというハードパンチに見舞われ、「独りは危険」と焦りを感じた次第です。

ただ、こういった状況に遭遇するのはレアケース。「独りの寂しさ」を実感して受け入れ、結婚したい気持ちを加速させられるもっとも手近な方法は、冷静に「結婚していない10年後の自分を取り巻く環境」を想像してみることです。

■10年後の自分を想像して、いま行動する

同年代で独身の女友だちは、人生のパートナーではありません。

「周りに独身が多いし」と横並びであることに安心感を覚える人も多いですが、友だちが何十人いようと、10年後には全員結婚していることも十分に考えられます。

10年経てば、ご両親もいまよりは確実に老いています。その状況に立たされたとき、精神的につながり、支え合えるパートナーがほしいと考えても後悔先に立たずかもしれません。

…と、危機感をあおってしまうような伝え方をしましたが、未来に起こるであろう後悔は、いま行動することによって、しなくてすむことにも変えられるのです。

結婚したいけれど具体的な行動に移すことには腰が重い女性からの恋愛相談がやや増加傾向にあるので、一助になれば幸いです。

(内埜さくら)

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