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恋の苦痛は心の便秘! 上手な終わらせ方って?

  • 2015.9.19
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恋の苦痛は心の便秘! 上手な終わらせ方って?

仕事に美容に恋愛に、女の人生ってけっこー大変! 私はこのままでいいのかな? 幸せになれるかな? そんなモヤっとした悩みを浄化し、毎日がもっと楽しくなる痛快エッセイを、毎週土曜日お届けします。

恋は始めるのも大変だけど別れるのも大変。辛くて痛くて悲しくて、どうしたらその苦しみを和らげることができるのか悩むもの。そんなあなたにどこにも書いていない、元気の出る別れ方、教えます。


【恋愛はしたいけれど1mmも傷つかずに生きたい】vol.9

別れたあとの彼の荷物、本当はどうするべきなのだろう。

先日ひょんなキッカケで、当時付き合っていた彼と半同棲をしていたマンションをたずねた。数年ぶりに住んでいた思い出の地を歩きながら、私は自分がした鬼のような冷たい行いを振り返ってみたが、あの時の振る舞いは正しかったのだろうか…

仕事を通じて知り合った実家住まいの彼とは、週に半分私の家に泊りにくるスタイルで半同棲生活を楽しんでいた。足立区の中でも比較的綺麗なその駅への道のりは、電車の中からソワソワで、荒川を越えながら団地郡を眺めていたら、懐かしさに思わず呼吸がおかしくなる。乗り換えに使っていた北千住駅を歩けば、いるはずのない元カレとの再会を期待し、駅ナカをムダに散策し、万がイチ会ったら少しでもイイ女に見えるよう、とりあえずグロスだけ塗り直してみる。

別れの地へ降り立つ女

ドキドキしながら降りたその駅は、当時となにも変わっていなかった。唯一常連だったカフェの店員さんがいなくて寂しくなったけど、すんなり記憶が蘇ってくる。出会って4年、付き合って1年半で別れた恋愛。最後の数ヶ月は、別れる別れないの喧嘩を繰り返し、どんどん安定感を欠き、お互いマイナスの感情を募らせてのブレイクハート。本当にこれで終わりと決めたそのとき、今思い出しても、結構ひどいやりかたで彼の荷物整理をした。美しく別れるのが大人の女なのはわかっていたけど、思い通りにならない悔しさともどかしさがドス黒い怒りとなり、最後にギャフンと言わせたい欲求が止まらなくなっていた。

彼氏に鬼のようなお願い…

物理的な変化は未練を断ち切る。そう知っていた私はまず、別れ話の前に彼の荷物を全て袋に入れて、持ち帰れる状態にセットした。そして別れ話をし終わった後、彼自身に荷物の選別をさせ、別れの挨拶をしながら、先ほど不要になった彼の荷物を、そいつの目の前でゴミ捨て場にボーンと投げ捨てた。

背中を丸めて荷物整理をおこなう彼氏の姿と言ったら…パジャマやくたびれた仕事着、ゲーム類を力なく自らの手でゴミ袋に入れる様は、熱い想いを冷ます効果大。もちろんゴミ袋を構えるのは私の手。部屋にはかなり重たい空気が流れていた。

ひととおり持ち帰るものを決める頃には、お互い合意して別れると決めたはずなのに、彼からはどんどん元気がなくなり、比例するように私のテンションはどんどん上がっていった。

ひどい女と思うだろうが、彼氏が去った部屋で一人泣きながら荷物を選別したり、残った荷物をどう引き取ってもらうかモヤモヤしたり、連絡するかしないか迷ったりするなんてまっぴらだ。半同棲中の家賃と思って、最後にジャブのようにジワジワ効くであろう手みやげを押し付けたのだ。

決別宣言は前へ進む力になる

荷物を彼の目の前で捨てる際、もはや苦笑しかできない彼が一言つぶやく。

「荷物、分別してないんじゃない?」

別れ際にふさわしい動揺が感じられた。

「大丈夫だとおもう♪ じゃあ元気でね!」

笑顔で手を振りながら、元恋人の去り姿を見送る。

目の前で投げ捨てられた荷物の中には、彼からもらったアクセサリーやオモチャ、ツーショット写真も一緒に入っていた。完全決別宣言をすると同時に、こんな嫌がらせをしたら復縁はできないぞというプレッシャーが、前に進む原動力になる。

と、キレイにまとめたものの、その後新しい恋を探しつつも、実は未練で悶絶する日もけっこうあった。ゲームをつければ一緒に遊んだ思い出が蘇り、駅前を歩けば二人生活のエピソードが香る。そもそもこの家全体に付き合った記憶が染み付いており、ここまでぶった切ったならば、いっそ引越しもすることにした。

恋愛の怒りは便秘である

どんな形であれ別れはツライ。別れてしまった後もツライけれど、迷いながらも別れた後にちゃんと独りで生活できるか不安になり、もう自分に彼氏はできないんじゃないかと想像すると絶望さえ感じる。そうしてぐるぐる正解のない悩みを考えて考えて、いざ決別を決めて動き出すと、意外と憑き物が落ちるような爽快感があったりするものだ。

今までためまくって自分の中で内部爆発を繰り返した男への怒りと不満を綺麗に放出できた日の爽快感といったらもう、便秘に苦しんだ後、宿便まで綺麗さっぱり体外に1発で排出できた時の爽快感と例えられよう。そう思ったら、恋愛の不調は所詮便秘なのだ。

出せば爽快かつもれなくお肌もツヤツヤ。そう考えたら少しだけ、明日からの恋の道にも挑む元気が出てくる。

おおしま りえ/雑食系恋愛ジャーナリスト・イラストレーター

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。20代で結婚と離婚を経験後、アップダウンの激しい人生経験を生かし、現在恋愛コラムを年間100本以上執筆中。そろそろ幸せな結婚がしたいと願うアラサーのリターン独女。

HP:http://oshimarie.com

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