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正社員以外の、アラサー女子の働き方【起業のきっかけになった、幼い頃のエピソードとは】

  • 2022.4.6
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アラサーになると「このままの働き方でいいのかな?私にしたいことは?」と疑問を持つ人も多くないはず。そんな気持ちに正直に、しなやかに働き方を変化させている同世代4人を取材しました。メリハリのある時間割にも注目!

「起業」の働き方

WORLD ROAD Inc.共同代表・平原依文さん

境界線を溶かし、フラットに学び合える社会の実現が目標

いろんな人との出会いで見つけた夢を起業で叶える

両親が事実婚だったこともあり、小学生の頃にいじめに遭っていた私。でも中国人の女のコが転校してきたタイミングで、いじめの対象が彼女に移りました。私はとにかく存在を消すのに必死でしたが、彼女は周りに積極的に話しかけていて。どんな状況でも自分の言葉で意思を表明する彼女の強さに惹かれ、中国で暮らしたいと思うようになり、親に直談判し、8歳で単身中国に渡りました。
ところが、現地で通い始めた学校のホームルームで南京大虐殺のドラマを観たことで転校当初はいじめられ…。そんな私を担任の先生が気にかけてくれて、アメリカの教科書を元に同じ歴史でも国によって綴られ方が違うことを教えてくれたんです。「歴史は権力を持っている人が塗り替えてしまうし、国によって伝え方も異なるもの。だから、歴史や人種に振り回されず、目の前にいる人を個人として捉えて自分たちの新しい歴史を作って欲しい」と。その先生の言葉がきっかけで、教育によって差別や偏見が生まれることもあるし、なくすこともできると実感。それから教育に興味を持つようになりました。

この出来事が原点にあり、2019年には〝地球をひとつの学校にする〞をミッションに掲げ、WORLD ROADを設立。企業や自治体に向けたSDGs関連のコンサルティング事業と、昨年発売した書籍『WE HAVE A DREAM201カ国202人の夢×SDGs』を元にした教育機関向けの事業に取り組んでいます。今は誰もが、生徒にも先生にもなれる時代。あらゆる境界線を溶かしフラットに学び合える社会の実現を目指しています。

一日のスケジュール

05:30 (家事担当の夫が前日にセットした洗濯が回り始める)
06:00 起床、夫は洗濯、自分はシャワー
07:00 朝ごはんを食べてゆっくり過ごす、愛犬の散歩
09:00 メールチェック、返信(前日に受け取って、少し考えてから返したいメールを中心に返信)
11:00 ミーティング、取材
13:00 ランチ(在宅ワークの日は基本Uber Eats)
14:00 コンサルを担当している企業とのやり取り、ミーティング、資料作成など
19:00 帰宅(会食が入ることも)
20:00 夕食
21:00 お風呂
22:00 倍速で韓国ドラマ鑑賞、読書
24:00 就寝

平原さんの仕事モチベが上がる4つ

リモートワークの日はナチュラルメークにローズ系のリップが基本。ブルーライトカットのメガネも必需品。

気分転換に欠かせない香りもの。コスメはブランドの背景やストーリーまでチェックして共感するブランドで買うことが多いです。

前職の社長の著書『ニューエリート』は、これからの生き方や経営術を教えてくれた一冊。

間食はマンゴーとオレンジのチョコクランチが定番。友人が手掛けたコーヒー豆を使ったお茶・CASCARAも最近のお気に入り。

平原 依文さん
1993年生まれ。中国、カナダ、メキシコ、スペインでの留学を経て、早稲田大学に入学。卒業後はジョンソン・エンド・ジョンソンに入社。その後、プロノイア・グループへ転職し、広報・コンサルタントの経験を積み、26歳で市川太一氏とWORLD ROADを設立。

撮影/杉本大希 取材/坂本結香 再構成/Bravoworks.Inc

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