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ヴィーガンである必要はなし! サステナブルな食生活を送るコツ

  • 2022.4.5
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ここ数年は、エシカルな食生活が前代未聞の大ブーム。ネットフリックスのドキュメンタリー『ゲームチェンジャー:スポーツ栄養学の真実』を観て突然ヴィーガンになった人もいれば、とりあえずフレキシタリアンになる人もいる。

でも、栄養を取りこぼすことなくエシカルに食べるには? 英ロンドン大学衛生熱帯医学大学院の栄養学&サステナビリティ助教授、ローズマリー・グリーン博士が教えてくれた。イギリス版ウィメンズヘルスから詳しく見ていこう。

ヴィーガン以外のサステナブルな食べ方は?

肉と乳製品の摂取量を控えるのは、地球環境を守る上で大切なこと。でも、動物性食品を完全に排除して、ヴィーガンになることだけがサステナブルというわけじゃない。

グリーン博士によると、生態ピラミッドの底辺にあるもの、つまり“自然界の生産者”を中心に食べるのもサステナブル。代表例が植物なのは変わらないけれど、この食べ方はヴィーガンよりも少し自由。

“自然界の生産者”とは具体的に?

「植物はもちろん、二枚貝の軟体動物(ザル貝やムール貝)も自然界の生産者です」とグリーン博士。

「虫も生態ピラミッドの底辺に近いですね」。コオロギを丸ごと食べる勇気がないなら、コオロギ由来のパウダーやプロテインパウダーを試してみよう。

「生態ピラミッドの下のほうにいる動物は完全にヴィーガンではありませんが、上のほうにいる動物(牛や羊)よりもエネルギー変換効率が高いため、二酸化炭素の排出量が少なくなります」

本当にサステナブルかどうかが不安?

私の食生活は本当にサステナブルと言えるのだろうか? もしそんな不安が生じても、自分自身を責めないで。「何もかも完璧に選ぼうとしていると、何も選べなくなってきます」とグリーン博士。

「私たちにできるのは、ダメージを極力減らして、チャンスを最大限に生かすことだけです」

あとは目の利く消費者になり、残りものを賢く使い、考えすぎないようにして。

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Editor of Women's Health Translation: Ai Igamoto

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