パニック状態は防げる? 家庭に“消火器”を置くメリット&使用方法

【ママからのご相談】

小学生の子どもを持つママです。先日、子どもの学校で防災訓練が行なわれました。訓練に参加してくれた消防士の方から、家庭用消火器の必要性についてお話があったようで、子どもがしきりに購入をすすめてきます。 ただ、そこまで必要かなぁ……という気持ちです。うまく使えるのかどうかという不安もあります。念のために備えたほうがいいのでしょうか?

●A. 初期消火に必須! 消火器設置で防災意識も高まります!

ご相談をどうもありがとうございます。ママライターの山上れいこです。

「家庭用消火器、いざというとき本当に使えるの? 水をかければ火は消せるし……」なんて思うママが多いようです。

そこで今回は、埼玉県で活躍する現役消防士の方に伺ったお話をまとめてみましたのでご覧ください。

●初期消火には消火器です!

・水をかける

・ぬれたバスタオルをかぶせる

“消火方法”として思いつくのはこのような手段ではないでしょうか。

しかし、天ぷら油による出火や、感電の危険性のある電子機器からの出火時には、水による消火はかえって危険。燃え盛る炎と煙でパニック状態の中、ぬれタオルを覆いかぶせる消火方法は、非常に困難・危険です。

やはり、自力での消火活動には消火器が最適であり、安全なのです。

●消火器の使い方

消火器の使い方は至って簡単です。

(1)火災現場に運び、安全栓を上に引き抜く

(2)ホースを火元に向ける

(3)レバーを握り、放射する

たったこれだけです。実際に使えるのかを心配する必要はないかと思います。注意点は以下の通りです。

・炎から3~5m離れた場所から放射する

・“火元(燃えているもの)”を目がけて、手前からホウキではくように放射する

・必ず消火失敗に備え、退路を背にして消火活動する。自力消火は“天井に炎がまわる”までが限界

これらを念頭に置き、とにかく落ち着いて行動してください。

●家庭に消火器を置くべき理由

立ち上る炎を眼前にすると、ほぼ100%の方がパニックになります。平常時には考えられない、以下のような行動をしてしまう方もいるのです。

・寝タバコの火を消そうと、うちわで扇ぐ(もちろん逆効果です)

・火を噴いているオーブントースターを素手でシンクに運び、負傷

・消火しようと、とっさにポットの熱湯をかける。熱湯が手にかかり負傷

誰もが、まさか自分が火事を出すとは思っていません。あまりにも“非日常的な出来事”ゆえに無防備であり、パニックを引き起こすのです。

ご家庭に消火器を設置し、毎日それを目にすることで、火災が“起こりうること”となり自然と防災意識が高まるのです。そして火災発生時、「消火器がある」という安心感により、過剰なパニックの抑制にもつながります。

もちろん、使用しないで済むのが一番です。けれども、万が一の場合に家を、自分を、そして家族を守る術となる消火器を、ぜひご家庭に設置いただきたいと思います。

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上記は、2回の消防署見学の際に伺ったお話を1つにまとめさせていただいております。

消火器設置、検討してみてはいかがでしょうか。

【参考リンク】

・消火器の種類と使い方 | セコム

●ライター/山上れいこ(ママライター)

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