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任天堂の創業地にある旧本社ビルが、ホテル〈丸福樓〉としてリセット

  • 2022.4.4
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丸福樓エントランス
丸福樓外観
任天堂の旧本社社屋をリノベーションしたホテル〈丸福樓〉。

ホテルとなる建物は、1930年に竣工した旧社屋であり、創業家・山内家の住居としても使用されていた既存の3棟に加え、新たに1棟が増築された3階~4階の全4棟。既存棟を含め、全体の設計監修は安藤忠雄が務めている。倉庫から発掘された木箱や調度品などが室内やラウンジなど館内の至るところで再利用され、昭和初期のモダンな和洋折衷の風情を現代に伝える、そんな“古くて新しい”魅惑の空間となっている。

昔使用されていた調度品が並ぶ待合スペース
ゲストラウンジには当時使用されていた調度品も。
館内の廊下にある鷺像
エントランスで目を引く、鴨川でよく見られる鷺像は倉庫に眠っていた当時の台帳などで制作。
ラウンジとアート作品
ラウンジの鷺のタイル絵は創業家・山内家の浴室で飾られていた作品。草間彌生などのアーティスト作品も。

館内は全18室で、東山を見渡せるテラスが付いた〈丸福樓〉スイート、安藤忠雄といえばの「住吉の長屋」を想起させる? 棟間をまたぐ部屋で露天風呂のあるジャパニーズスイート、そしてキッチンと洗濯機を備えたレジデンシャルスイートなど、それぞれ当時の内装を可能な限り活かした瀟洒なつくりとなっている。

〈丸福樓〉スイート
鴨川に向いたテラスが付いた〈丸福樓〉スイート。テラスを含まず79㎡。
ジャパニーズスイートルーム
ハートと名付けられた棟にある露天風呂付きのジャパニーズスイートの畳の間。
スイートルームの安藤忠雄サイン
一部のスイートの部屋の柱には安藤忠雄によるサインも。
古い扉を再利用したクローゼット
スーペリアキングのクローゼットは、当時使用されていた部屋の扉を再利用。

ウェイティングルームやラウンジ、レストラン、バーはもちろん、創業家・山内家がプロデュースし、ゲーム機なども展示され任天堂の歴史に触れられるライブラリーも備えているから館内を散歩してみるのもきっと楽しいはず。ホテル+αのコンテンツが充実しているので、今後、ライブラリーでのイベントなどにも期待したいところ。

古いエレベーター
トランプを作っていた会社だけあって、棟はトランプの柄。クローバー棟は当時、任天堂の倉庫だった場所で、エレベーターも当時のまま。
階段に飾られた花札
館内の階段などにはトランプや花札などが展示されている。
幅允孝選書のライブラリー
〈ライブラリーdNa〉のテーマは“時空を超える”。ゲーム機や京都にまつわる書籍なども並ぶ。選書はBACH幅允孝。

ロケーションは五条の鍵屋町、すぐそばに鴨川が流れる正面橋のそば。京都駅より徒歩約15分の、長屋が残る静かな路地に溶け込む〈丸福樓〉。言ってみれば、扉を開けると日常のリセットボタンが押され、昭和のモダンワールドへとワープ? 任天堂のホテルから京都の知られざる裏面を堪能できるかもしれない。

深緑色のスタッフ制服
花札のベースカラーにちなんで、建物のあしらいやスタッフの制服までカラーを深緑で統一。
細川亜衣監修のレストラン〈カルタ〉
レストラン〈carta.〉(かるた)。メニュー監修は料理家の細川亜衣。旬の食材による無国籍料理が楽しめる。
部屋のキーもクラシック
館内のムードに合わせて、かつ鍵屋町としてのこだわり? カードキーではなく昔ながらの鍵。

Information

任天堂の看板が残る外壁


丸福樓

住所:京都府京都市下京区正面通加茂川西入鍵屋町342番地
TEL:075-353-3355
客室は全18室でスタンダートからスイートまで12タイプ。宿泊料金にはレストランでの朝食、夕食に加え、ラウンジでのドリンクや客室バーでの利用も含まれる。

公式サイト:https://marufukuro.com

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