【福島市】昔から愛されている思い出の味　三宝柑ゼリー

こんにちは！地域特派員のマチコです。

今年度も地域特派員として活動させていただくことになりました。今年も福島を歩き回り面白い福島！楽しい福島！温かい福島！を皆様に伝えていきたいと思いますので、また一年間よろしくお願いします。

ところで、皆さんには「思い出の食べ物」ってありますか？

これを食べるとあの時を思い出す・・・今回はそんな思い出の食べ物を是非とも紹介をして欲しいとリクエストを受けご紹介したいと思います。

福島市に住んでいる方で、30代以上の方々なら耳にしたことがあるお店がこちら

懐かし～と思われる方もいらっしゃると思いますが、廣瀬屋さんです。

以前は福島稲荷神社の近くにお店がありまして、昔からあるお店なのでそこのパーラーでお茶をしたなんて思い出のある方もたくさんいるかと思います。

今は場所を移転され、和菓子の「廣瀬屋」洋菓子の「ルーナラパン」として営業していらっしゃいます。

「ルーナラパン」フランス語で「つきのうさぎ」の意味だそうですが、廣瀬屋とルーナラパン？なんで二つの名前があるのと思いますよね。

これにはちゃんと意味がありまして、廣瀬屋さんのマークは円の中に杵と臼が描かれてれているんです。最初の写真をもう一度見ていただくとわかると思いますが、真ん中に臼、両脇に杵・・・そして円は月を表している。もうわかりましたよね(笑) 月で餅つきと言ったらウサギですよね。それでルーナラパンなんですね。

廣瀬屋さんで長年愛されているのがこちらの三宝柑ゼリー。

「三宝柑（さんぽうかん）」ってあまり聞きなれない名前ですよね。和歌山から取り寄せているそうで、なんとデコポンの元祖と言われているとのこと。しかし和歌山でも作られている農家さんが少なく希少なものになってきているそうなんです。また季節限定の為12月中旬～4月いっぱいまでしか店頭には並ばないそうです。

早速お家で私も三宝柑ゼリーを味わいました。

この三宝柑そのものを容器にしているのが可愛い！可愛すぎる。開けるのが楽しみで宝石箱を開ける気分です(笑)

開けてみるとこんな感じです。ジャーン！！

鮮やかなオレンジ色でビタミンカラー、まさに元気がもらえそうな色です。

写真ではわかりにくく伝わらないと思いますが、プルンプルンなんです(笑)

伝わりますでしょうか、このプルンそしてツヤ感・・・食べたくなるでしょ。

口に入れるとほんのりとした柔らかさで、溶けていく感じが不思議というかなんとも言えない感覚。飲み込んだ後も口の中に残る爽やかな風味、まさに思い出の味。

今回紹介して下さった方は、幼少期にお母さんと廣瀬屋さんのパーラーでお茶をしながらこの三宝柑ゼリーをよく頂いたそうで、時々食べたくなるんだそうです。一口味わうごとに懐かしい思い出が蘇る、家族で食べれば昔話に花が咲くなんて素敵ですよね。

街の方々に長年愛され続けている三宝柑ゼリー、これからも作り続けて欲しい一品です。

【廣瀬屋ルーナ･ラパン】・住所：福島市御山西壁谷沢1-9 ・電話：024-557-4470 ・営業時間：11:00~17:00 ・定休日：水・木・駐車場：あり・テイクアウトのみ