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創業101年、人形町で愛される街のパン屋さん「サンドウィッチパーラーまつむら」

  • 2022.3.24
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東京メトロ半蔵門線・水天宮駅からほど近い、人形町と水天宮エリアの中間に店を構える「サンドウィッチパーラーまつむら」。創業101年以来変わらぬ味を守り続け、定番のパンからこの店ならではのオリジナリティーあるパンまで、どれにしようか迷ってしまいそうなパンを種類豊富に販売しています。長年幅広い層の人々に愛されている街のパン屋さんへ、出かけませんか。

創業101年、人形町で愛される街のパン屋さん「サンドウィッチパーラーまつむら」
創業101年、人形町で愛される街のパン屋さん「サンドウィッチパーラーまつむら」
大正時代から続く老舗パン屋です
創業101年、人形町で愛される街のパン屋さん「サンドウィッチパーラーまつむら」
パンを包装する袋もレトロでかわいい

水天宮駅から徒歩1分。下町情緒を感じる水天宮通りを人形町駅方面へ進み、1本路地を入った角に「サンドウィッチパーラー まつむら」はあります。1921(大正10)年の創業以来、変わらぬ味を届ける水天宮前のパン屋さんとして地元の人々に親しまれています。店内にはイートインスペースもあり、店で購入したパンはこちらですぐに味わうこともできます。

笑顔がすてきな松村さんが出迎えてくれます
創業101年、人形町で愛される街のパン屋さん「サンドウィッチパーラーまつむら」
4代目店主の松村実さん

ニッコリ笑顔がすてきな松村さんは、大正時代から続く「サンドウィッチパーラーまつむら」の4代目店主。“代々受け継いできた作り方や味を守りながら、毎日ちゃんとやる”を大切にしてパン作りを行っているそうです。

ひと昔前にタイムスリップしたかのような懐かしい店内です
創業101年、人形町で愛される街のパン屋さん「サンドウィッチパーラーまつむら」
気軽に入りやすい温かな雰囲気

店へ入ると、ひと昔前にタイムスリップしたかのようなアットホームで温かな空間が広がっています。平日は7時から18時まで営業しているので、朝は出勤前の会社員、夕方には主婦や学校帰りの学生など、幅広い世代の人々でにぎわっています。

創業101年、人形町で愛される街のパン屋さん「サンドウィッチパーラーまつむら」
時代を感じるアイテムも

温かな雰囲気の店内には、歴史の長さを感じさせるアイテムが多くありました。創業当時に使われていた骨董品のレジや色味が懐かしい看板や照明、ノスタルジックな雰囲気を感じさせる提灯など、どれも時代を感じます。

創業101年、人形町で愛される街のパン屋さん「サンドウィッチパーラーまつむら」
丁寧に作られたパンがズラリと並ぶ

陳列棚には「サンドウィッチ」をはじめとする調理パンのほかに、「カレーパン」や「クロワッサン」などの総菜パン、「あんぱん」や「メロンパン」などの菓子パンなどのオーソドックスなものから、クロワッサン生地でカステラを包んで焼き上げた「クロワッサンケーキ」などのユニークなものまで、常時100種類以上のパンが並んでいます。種類が多いのでどれにしようか迷ってしまいます。

創業101年、人形町で愛される街のパン屋さん「サンドウィッチパーラーまつむら」
食パンも販売しています
何度でも食べたくなる、昔懐かしい味わいです
創業101年、人形町で愛される街のパン屋さん「サンドウィッチパーラーまつむら」
「クリームパン」(120円)と「ちくわドック」(165円)

左は創業当時から同じレシピで作り続けているという店の看板メニュー「クリームパン」。パンの中にはやさしい甘さの自家製クリームがたっぷりと入っており、どこか懐かしい味わい。右はインパクトのある見た目の「ちくわドック」。半分にカットしたちくわのドームの中にツナマヨを詰め込んだ、シンプルながらもクセになる一品です。

創業101年、人形町で愛される街のパン屋さん「サンドウィッチパーラーまつむら」
「プチサンド」(360円)

5つの味が楽しめる「プチサンド」。味は左からハム・玉子・きゅうり・のりチーズ・フルーツサンドで、どれもシンプルな味付けでふわふわのパンとよく合います。食べやすくカットされているのもうれしいですね。

イートインスペースでゆったりいただくのもおすすめ
創業101年、人形町で愛される街のパン屋さん「サンドウィッチパーラーまつむら」
カウンターやテーブル席などが約20席ほど

ついつい長居してしまいそうな落ち着いた雰囲気のイートインスペースでは、購入した商品をすぐに味わうことができるんです。イートインの場合には、コーヒーや紅茶などのドリンクを注文することもできますよ。
喫茶店のようにカウンターにマスターが立ち、軽食などを提供する喫茶店スタイルだった時期もあったそうですが、今から約15年前に“誰でも接客ができるように”とオープンスタイルのイートインスペースへと変更したそうです。

写真に収めたくなるようなかわいさです♪
創業101年、人形町で愛される街のパン屋さん「サンドウィッチパーラーまつむら」
「なかよしコンビ」(180円)と「コーヒー(ホット)」(240円)

約50年前に生まれたというこちらは、厚めのパンに自家製のピーナッツクリームとこしあんが塗られた人気商品です。まずはそれぞれの味をじっくりと味わいましょう。

ちなみに「なかよしコンビ」という商品名の由来は、ピーナッツとあんこを合わせて食べたときの相性がよく、「相性がいい=仲がいい=なかよし」ということからだそうですよ。

創業101年、人形町で愛される街のパン屋さん「サンドウィッチパーラーまつむら」
ピーナッツクリームとこしあんを一緒に味わって

それぞれを味わったら、半分に折って一緒に食べるのが人気の食べ方。半分に折りやすいようにと食パンの裏側には切り込みが入れてあり、細やかな気遣いにほっこりします。一緒に食べればピーナッツの風味とあんこの甘さがマッチした、やさしい味わいが口の中に広がります。ふわふわの食パンとも相性抜群です。
また店内でパンをいただく場合には、店名が書かれた紙おしぼりが付いてきます。見た目もおしゃれでかわいいですね。

創業101年、人形町で愛される街のパン屋さん「サンドウィッチパーラーまつむら」
どれもとってもキュートです

「なかよしコンビ」以外にも、かわいい見た目の商品を見つけました。自家製バタークリームとカスタードクリームの上にチョコペンで顔を描いた「ニコニコクリーム」(180円)や、オレンジピールの上に自家製バタークリームとチョコレートを塗った「おしゃれハーモニー」(200円)など、商品名もキュートです。

自宅でも店の味わいを楽しむことができます
創業101年、人形町で愛される街のパン屋さん「サンドウィッチパーラーまつむら」
自家製バタークリームとピーナッツクリーム(各220円)

「なかよしコンビ」などで使われていた自家製のピーナッツクリームやバタークリームは購入することもできます。パンにそのまま塗ったり、バタークリームは好きなジャムを混ぜて食べるのもおすすめとのこと。

創業101年、人形町で愛される街のパン屋さん「サンドウィッチパーラーまつむら」
ピンク色が鮮やかな紙袋もすてき

鮮やかなピンク色が印象的なこちらは、テイクアウト用の紙袋です。7時から営業していることから大きく“7”と描かれているそうで、とってもユニークですね。

創業101年、幅広い世代の人々に愛され続ける街のパン屋さん「サンドウィッチパーラーまつむら」を訪れて、昔懐かしいパンや雰囲気を味わってみませんか。

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